アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

二台ピアノの楽しさ難しさ

2013年11月06日 | ピアノ
二台ピアノを弾いた日は、聞くほうも盛りだくさんで…

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まず、スタジオアデリーでの二台ピアノの会では、shigさん、夜毎屋さん、udurannさんがピアソラ祭りをしていたし、それから、「ジャズ」もあった。

ジャズのほうは、なんとピアノ二台を使って三人が弾き、もう一人サックスがつくという、思いつきもしない四人アンサンブル。

なんでそんな組み合わせになったかというと、ピアノを弾いていた三人は、ジャズピアノレッスン仲間なのだそうだ。三人が交代で「ベース(キーボードで弾く)、ドラム、ピアノ」をぐるぐる担当しながら、レッスンとしてはあくまでピアノを習うんだそうだ。

で、せっかくこの場では二台ピアノがあるので、全員で寄ってたかっていっぺんにピアノを弾くわけだけど、ふだんの習慣からか、ベース的なものを交代で担当しているらしく、二台のピアノの上部分、下部分を入れ替わりながらぐるぐるとピアノも替えている。
(スタインウェイとベーゼンをどっちも弾きたいという意図があったそうだ)

そしてサックスの旋律が乗るとぐっと華やかな感じになる。

すてき~(^-^)

リハのときはややおとなしい感じに聞こえたけど、本番はもっと生き生きしてて、かっこよかった。

譜面は乗せているのだが、手書きのぺらりとしたコード譜。それを見ながら…弾き方は現場合わせというかいろいろ変わっていくのだそうで、楽譜にかじりついて弾くクラシック系の我々からすると不思議としか思えない。

ピアノの三人は、いつも「合わせ」をしているだけあって息ぴったりだった。

shigさんたちは、そりゃもちろんふだんはそれぞれバラで弾いてることが多いだろうけど、なにしろピアノ+ピアノで練習できる環境を持っているから、さすがこなれた感じだった。

二台ピアノで合わせるのって、たとえばバイオリン同士でアンサンブルするのとは、ぜんぜん感じが違う。あれは呼吸と動きで合うものだけれど、二台ピアノはとにかくいっしょによく弾いておいて、互いにタイミングをあらかじめつかんでおけるかどうかが鍵になる。私とこまたろう母さんはたいして練習できなかった分、やさしめの曲にしてなんとかつじつまを合わせたともいえる。

ま、みんな楽しそうだよね。私も、ひとりで弾くよりずっと緊張しないで弾けたよ。

そして夜は大移動してプロの演奏、プロは「楽しきゃ勝ちでしょ」というわけにもいかないだろうけど、でもすごく楽しそうに弾く内藤先生が印象的だった。いやまぁいつも楽しそうに弾いているけれど。

かの有名な(のだめの「二小節で間違えるな!!」)モーツァルトの二台曲は、生で聞くと、かけあいのおもしろさがわかるし、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」では特に坂田さんの多彩な音色が光っていた。金平糖の踊りのときなんて、「これピアノ!?」ってくらいキラキラしてたし、花のワルツのときはもろハープだったし…ということを私が思っていたら、まったく同じことをこまたろう母さんが言ってた。「これは、ピアノがいいの、ウデがいいの!?」…あ、ピアノでしたら、前にイベントで弾いたことがあります(^^;;がそんな…こんないいピアノだとは思いませんでした。

ただしプロでもやはり二台の合わせは難しいらしく(ふだんからDuoユニット結成してるわけじゃないし)、曲の「出」とか、テンポが変化するところとかはそんなにちゃんと合ってなかった。

お二人のソロ演奏の(この日、それぞれソロ演奏もあった)、完璧なコントロール振りに比べれば、いろいろと難しそうだったということだ。ソロのほうはもう…ヘンゼルトなんて作曲家、私は聞いたことなかった。ほんとすばらしかった(私が「ねーねー(o_o)、むちゃくちゃうまい!!」とこまたろう母さんに言ったら「そりゃそうでしょ」と冷静な答えが返ってきた-笑)、二台ピアノはね。shigさんがいってた、「人数の二乗で難しくなるんすよ」ってやつですね。

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コメント (2)
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