アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

部分暗譜の落とし穴

2017年07月02日 | ピアノ
暗譜したいというモチベーションの中に、さらに目が効かなくなったときのために、というのと、それから鍵盤を見て弾きたいときのために、とか、譜めくりが煩わしいから、というのがある。

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ほとんどの場合、ピアノを弾くときは楽譜から目を離さずにいるけど、
大きく飛ぶときは鍵盤を見たくなる。
そういう箇所が連続するとなると、行ったり来たりではあまりに煩雑だし、不安定だ。
(まぁそういう曲はなるべく選ばないんだけど…っていうか弾けない)

このあたりは楽譜見ないで弾きたい、という箇所は存在する。

おゆき先生も、いきなり全曲暗譜せよなんて無茶な指令は出さないが(出しても無駄)、
「部分的に目を離せるようにして」
とはよく言っている。

それは、鍵盤を見て弾いたほうがいい箇所のことでもあるだろうし、
ややこしいから暗譜するくらい練って/練習しておかないと無理だよという意味でもあるだろう。

納得である。

しかし、これがなかなか言うほど易しくはなくて…

というのも、
部分的に暗譜すること自体はそんなに難しくはない。なにしろ「限定2ページ」なら暗譜できる実力の持ち主なので(笑)、どうしても楽譜から目を離したい1/3ページとかなら見ないで弾けるようにはできる。

でも、その状態で一曲を安定して弾くのって案外難しいのだ。

単純な話、あるところで楽譜を見ないで弾いてて、暗譜が怪しくなったら楽譜に戻ろうと思っていたとする。
しかし、弾いてて「あれ?」となったとき、それは心臓がどきんとした瞬間でもあり(^^;;
焦って楽譜に戻ろうとすると、「今どこ!?」とパニックに拍車をかけるってのが「半端な暗譜あるある」

それと、迷子にはならないにしても、暗譜で弾くのと、見ながら弾くのはどうも脳みその使い方が微妙にモードチェンジするらしくて、混乱を招きやすい。安全のために、一部分を暗譜で弾こうとしているのに、ミスタッチを余計引き起こしたりすることもある。これじゃ本末転倒だ。

それで、原則としてほとんどの場合
  楽譜から目を離さずに
弾いていて、ごく一瞬ちらっと鍵盤に目を走らせるくらいというのを基本スタイルにかなり長いことやってたんだけど、

それだとどうしても弾けなかったのが、こないだのアルカン「ファ」。

あれ、ジャンプが多すぎるし、速いしね。

それでやむなく、部分暗譜に踏み切ったんだけど、このときは迷子対策をしっかり考えた。
楽譜上に、「ここから暗譜」の◎印と、「ここから楽譜に復帰」の★印をでかでかとマーク。

弾いてる途中で、「もう少し先まで覚えてるんだけど」と思っても、ぜったいゆらがず(笑)
厳密に◎マークで離脱して★マークで復帰する。

もうそれで毎回練習する。

この作戦はかなりうまくいった…ような気がする…

けど、かなり不自然な気もする… (えっ、まだ続くの!?)

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コメント (1)
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