artomrレッスン(skypeで)の後半は、ラヴェルのソナチネ二楽章でした。
←不思議の国のラヴェル
前に録音送って長々とコメントもらってましたが、それでいてどうもよく掴めてなかったのが
「『遅く』ってどのくらいやっちゃっていいの??」
とか、程度の問題がどうも…
ややこしさ一番の一楽章、
忙しさ一番の三楽章、
と、いずれも難しいのは難しいんだけど、自分で一番どうも「腑に落ちない」感じがしているのが二楽章で。
極端に弾けてないということもないけど、なんか目鼻立ちがハッキリしないというか、どうしたらいいかわからない感じ。
4/7時点の録音→ラヴェル/ソナチネ第二楽章
でも、文字でのやりとりと違って、skypeレッスンなら実際に弾いてみて「これくらい?」「いやもっと、こんな感じまでやれる」「えぇ??」みたいなやりとりができるので、だいぶわかりやすくなります。(生徒に弾かせながら先生が指揮をするのは無理ですけどね)
ぐぐっと遅くしようというときに、下手にやると不自然になるので(ともかく、わざとらしくなるのはよろしくない)、いいカンジに遅くできるよう自在にコントロールするには、相応に細かく数えていく。
1、2、3
と数えていたのを
1と2と3と
と、細かくしていく。すると調節しやすいんで
1ぃとぉ2ぃとぉ3んとぉ
…ほらね。
そうやって「がっつり」、ラヴェルさんの書いたとおりに伸び縮みさせて弾くと、効果もわかりやすくなってきて、
伸びたところで、クライマックスの(39小節~)重層的な響きが映える。
アクセントのついている、左手の(引き延ばされた)旋律を「思ってたより」ずっと強調して弾くと、
ようやくラヴェルさんの狙いが見えてくる(ような気がする)。
時の流れを自在に操るところが、ラヴェルさんの大きな特徴だと改めて思うんですけど、
振り返ってみると、昔(2010年)、第一回ピアノWeb発表会でラヴェルを弾いたとき、「不思議の国のアリス」がどうしても頭に浮かんでしまってその挿絵を入れた動画を作ったのですが、
ラヴェルを聞いていると、なんかぐにゃりと世界がゆがんで、
時間の感覚が狂ったり、
大きさの感覚が狂ったり、
調性感覚が狂ったり、
ぐるんぐるんと不思議の国に連れていかれて、でもちゃんと戻ってくるというような。
今もそう思うんですけど。
それを、自分で思うだけじゃなくてちゃんと伝わるように弾くにはどうしたらいいのか…
ちょっと、目鼻がついたかも。と感じたレッスンでした。
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ぐぐっと遅くしようというときに、下手にやると不自然になるので(ともかく、わざとらしくなるのはよろしくない)、いいカンジに遅くできるよう自在にコントロールするには、相応に細かく数えていく。
1、2、3
と数えていたのを
1と2と3と
と、細かくしていく。すると調節しやすいんで
1ぃとぉ2ぃとぉ3んとぉ
…ほらね。
そうやって「がっつり」、ラヴェルさんの書いたとおりに伸び縮みさせて弾くと、効果もわかりやすくなってきて、
伸びたところで、クライマックスの(39小節~)重層的な響きが映える。
アクセントのついている、左手の(引き延ばされた)旋律を「思ってたより」ずっと強調して弾くと、
ようやくラヴェルさんの狙いが見えてくる(ような気がする)。
時の流れを自在に操るところが、ラヴェルさんの大きな特徴だと改めて思うんですけど、
振り返ってみると、昔(2010年)、第一回ピアノWeb発表会でラヴェルを弾いたとき、「不思議の国のアリス」がどうしても頭に浮かんでしまってその挿絵を入れた動画を作ったのですが、
ラヴェルを聞いていると、なんかぐにゃりと世界がゆがんで、
時間の感覚が狂ったり、
大きさの感覚が狂ったり、
調性感覚が狂ったり、
ぐるんぐるんと不思議の国に連れていかれて、でもちゃんと戻ってくるというような。
今もそう思うんですけど。
それを、自分で思うだけじゃなくてちゃんと伝わるように弾くにはどうしたらいいのか…
ちょっと、目鼻がついたかも。と感じたレッスンでした。
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