昨日の自分の記事を読み返したら、見事にレクチャーの中身には一切触れてないんだけど(笑)
←バッハさんなんでこんなすごい曲次々書けちゃうんだろね
レクチャーのあと、夜7時から日付の変わる直前まで、ずっとzoom宴会でめっちゃ飲んでて、日記書くころには爆睡寸前だったからほとんど意識がなく、
中身に触れるどころではなかった(^^;;
今回のレクチャータイトルは
「「実践的な楽曲分析」と《平均律クラヴィーア》BWV847
〜楽曲分析をどのように演奏に活かすのか」
でした。
「実践的な楽曲分析」とは?
っていうのは、artomr先生が事前に送ってきたレジュメの第一章タイトル。なにしろレジュメってぱらりとしたものを想像しますがこれは28ページ27630文字にも及ぶ長大なもので、論文にしても結構長い。私はこれを見て「ふぁ!?」ってなって、参加者のみなさんもドン引きなのではと心配し、skypeのグループチャットに
------
今日の予習をしようという殊勝な心掛けでWordを開いたがあんまり長いので「1.「実践的な楽曲分析」とは?」はざっくり読み飛ばして「まぁそりゃいい演奏するには上から下から詰めていかなならんやろな」と片づけ、
続くartomr先生若き日の体験談(あ、今でも若いよ)のところで出てくるサムイル・フェインベルク
聞いてみてます。とっても素敵(^^) ふんわりゆっくりの一番から、二番プレリュードに入ると突然速っ!!
------
と様子見を投げたんだけれども、私以外の人は真面目にきちんと全資料プリントアウト(!)とかしてレクチャーに臨んだらしい。地球にキビシイよ
artomr先生は、資料を見なくてもわかるようにしゃべるということでまぁ、実際のしゃべりはレジュメと違ってソフトでした。
元々、artomr先生はピアノ科じゃなくて楽理科の出身なので、リクツこねるのが本職ではあるんだけど、楽理科にしてはピアノの演奏側に軸足があるというか、
演奏に役立たないリクツこねてもしょうがなかろうと思っているらしい。その、私がすっとばしたw 第一章には、物理的領域と精神的領域の両方が大事ということが縷々語られているようで、そりゃそうだよね当然です。
大バッハの曲を、しかも当時の楽器と違う現代のピアノで弾く場合、「かくあるべき」ということについては、偉い先生方がいろんなことを、しかも必要以上に断言する形で述べられることが多いので、素人は聞けば聞くほど混乱して、いや無理です諦めます、とか、もういいです勝手にやります、とかなってしまいそうなところ、artomr先生としては、こういう道筋で考えて、こういう根拠で、こう弾くのがいいということを誠実に語っていて、前にレッスンで自分の先生には別のことを言われた人も(私も)、なるほどそういう考え方もあるのだなと、そういうふうに聞けたと思います。
昨日の参加者は、私以外、濃いぃバッハ好きが多く、既に相当自力で分析を試みていたりするので、私が案じた(こんなとことんなレクチャーでドン引きされないか?)のよりずっと、熱意と歓迎を持って受け入れられたようです。
私の場合、バッハは昔から好きで、なにしろ楽譜を見ないで弾ける唯一の曲が平均律第一巻第一番プレリュード(ドミソドミソドミ)だったりするのですが、分析しようと思ったことがなく、実は突き詰めて考えるのが苦手…たまにリクツっぽいと思われていることもありますがまったくそんなことはなくて、常にインスピレーションと脊髄反射で世の中渡ってるんすよ…でも、そうやって何も考えないで弾いていても、「ドミソドミソドミ…」は弾いてるだけで和音の変化が心地よく、ドラマチックで、めっちゃ萌えな移り変わりなんですよね。
弾いてると、なんとなく、ほんと「なんとなく」なんだけど強弱や微妙な「間」や揺れも含めて、いろんな表情をつけたくなるような、ニュアンスがあります。
そういう面で、この平均律第一巻第二番プレリュードも、似てますよね。同じ音形がずいぶん続く中に、和音の色彩が次々変わっていって、盛り上がってダーッと解放される、みたいな、もう弾けてないうちからすんごく弾いてて気持ちいい曲。
それが今回のレクチャーで、いろいろ転調の仕掛け(周到な準備をして回り道して目指すところに到達)とか、自由で即興的なプレストとか、フーガへの予感を持った終わり方とか…結局のところ、もろもろ仕組みを聞いてみれば、何も考えないで弾いていて、きゅんきゅんするところとか盛り上がるとか大きくしたり小さくしたりしたくなるところとかそういうところとちゃんと符合している、と思えた。バッハさんの仕掛けはリクツを考えない人にもちゃんと届くのだ。
でも、リクツを知っていればできることも広がり、自信を持って弾くこともでき、それから
たぶん一番違うことには、
全体像を持って弾くことができる。
ま、そんなことを考えながら、わりと聞き流していた(リクツが耳から入りにくい体質)。
けど、レクチャーは録画してあるし、
長すぎるレジュメもあるので、
ここから弾くほうを練習しながらときどき考えてみればイイコトあるような気がする。
artomr先生も、そんなふうに「余韻」あるレクチャーをするように工夫したようなので、それが「生きて」くるといいと思います(←不真面目な生徒)
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レクチャーのあと、夜7時から日付の変わる直前まで、ずっとzoom宴会でめっちゃ飲んでて、日記書くころには爆睡寸前だったからほとんど意識がなく、
中身に触れるどころではなかった(^^;;
今回のレクチャータイトルは
「「実践的な楽曲分析」と《平均律クラヴィーア》BWV847
〜楽曲分析をどのように演奏に活かすのか」
でした。
「実践的な楽曲分析」とは?
っていうのは、artomr先生が事前に送ってきたレジュメの第一章タイトル。なにしろレジュメってぱらりとしたものを想像しますがこれは28ページ27630文字にも及ぶ長大なもので、論文にしても結構長い。私はこれを見て「ふぁ!?」ってなって、参加者のみなさんもドン引きなのではと心配し、skypeのグループチャットに
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今日の予習をしようという殊勝な心掛けでWordを開いたがあんまり長いので「1.「実践的な楽曲分析」とは?」はざっくり読み飛ばして「まぁそりゃいい演奏するには上から下から詰めていかなならんやろな」と片づけ、
続くartomr先生若き日の体験談(あ、今でも若いよ)のところで出てくるサムイル・フェインベルク
聞いてみてます。とっても素敵(^^) ふんわりゆっくりの一番から、二番プレリュードに入ると突然速っ!!
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と様子見を投げたんだけれども、私以外の人は真面目にきちんと全資料プリントアウト(!)とかしてレクチャーに臨んだらしい。地球にキビシイよ
artomr先生は、資料を見なくてもわかるようにしゃべるということでまぁ、実際のしゃべりはレジュメと違ってソフトでした。
元々、artomr先生はピアノ科じゃなくて楽理科の出身なので、リクツこねるのが本職ではあるんだけど、楽理科にしてはピアノの演奏側に軸足があるというか、
演奏に役立たないリクツこねてもしょうがなかろうと思っているらしい。その、私がすっとばしたw 第一章には、物理的領域と精神的領域の両方が大事ということが縷々語られているようで、そりゃそうだよね当然です。
大バッハの曲を、しかも当時の楽器と違う現代のピアノで弾く場合、「かくあるべき」ということについては、偉い先生方がいろんなことを、しかも必要以上に断言する形で述べられることが多いので、素人は聞けば聞くほど混乱して、いや無理です諦めます、とか、もういいです勝手にやります、とかなってしまいそうなところ、artomr先生としては、こういう道筋で考えて、こういう根拠で、こう弾くのがいいということを誠実に語っていて、前にレッスンで自分の先生には別のことを言われた人も(私も)、なるほどそういう考え方もあるのだなと、そういうふうに聞けたと思います。
昨日の参加者は、私以外、濃いぃバッハ好きが多く、既に相当自力で分析を試みていたりするので、私が案じた(こんなとことんなレクチャーでドン引きされないか?)のよりずっと、熱意と歓迎を持って受け入れられたようです。
私の場合、バッハは昔から好きで、なにしろ楽譜を見ないで弾ける唯一の曲が平均律第一巻第一番プレリュード(ドミソドミソドミ)だったりするのですが、分析しようと思ったことがなく、実は突き詰めて考えるのが苦手…たまにリクツっぽいと思われていることもありますがまったくそんなことはなくて、常にインスピレーションと脊髄反射で世の中渡ってるんすよ…でも、そうやって何も考えないで弾いていても、「ドミソドミソドミ…」は弾いてるだけで和音の変化が心地よく、ドラマチックで、めっちゃ萌えな移り変わりなんですよね。
弾いてると、なんとなく、ほんと「なんとなく」なんだけど強弱や微妙な「間」や揺れも含めて、いろんな表情をつけたくなるような、ニュアンスがあります。
そういう面で、この平均律第一巻第二番プレリュードも、似てますよね。同じ音形がずいぶん続く中に、和音の色彩が次々変わっていって、盛り上がってダーッと解放される、みたいな、もう弾けてないうちからすんごく弾いてて気持ちいい曲。
それが今回のレクチャーで、いろいろ転調の仕掛け(周到な準備をして回り道して目指すところに到達)とか、自由で即興的なプレストとか、フーガへの予感を持った終わり方とか…結局のところ、もろもろ仕組みを聞いてみれば、何も考えないで弾いていて、きゅんきゅんするところとか盛り上がるとか大きくしたり小さくしたりしたくなるところとかそういうところとちゃんと符合している、と思えた。バッハさんの仕掛けはリクツを考えない人にもちゃんと届くのだ。
でも、リクツを知っていればできることも広がり、自信を持って弾くこともでき、それから
たぶん一番違うことには、
全体像を持って弾くことができる。
ま、そんなことを考えながら、わりと聞き流していた(リクツが耳から入りにくい体質)。
けど、レクチャーは録画してあるし、
長すぎるレジュメもあるので、
ここから弾くほうを練習しながらときどき考えてみればイイコトあるような気がする。
artomr先生も、そんなふうに「余韻」あるレクチャーをするように工夫したようなので、それが「生きて」くるといいと思います(←不真面目な生徒)
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