アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

「実践的な楽曲分析」とは?(artomrレクチャー)

2020年05月04日 | ピアノ
昨日の自分の記事を読み返したら、見事にレクチャーの中身には一切触れてないんだけど(笑)

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レクチャーのあと、夜7時から日付の変わる直前まで、ずっとzoom宴会でめっちゃ飲んでて、日記書くころには爆睡寸前だったからほとんど意識がなく、
中身に触れるどころではなかった(^^;;

今回のレクチャータイトルは
「「実践的な楽曲分析」と《平均律クラヴィーア》BWV847
〜楽曲分析をどのように演奏に活かすのか」
でした。

「実践的な楽曲分析」とは?

っていうのは、artomr先生が事前に送ってきたレジュメの第一章タイトル。なにしろレジュメってぱらりとしたものを想像しますがこれは28ページ27630文字にも及ぶ長大なもので、論文にしても結構長い。私はこれを見て「ふぁ!?」ってなって、参加者のみなさんもドン引きなのではと心配し、skypeのグループチャットに

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今日の予習をしようという殊勝な心掛けでWordを開いたがあんまり長いので「1.「実践的な楽曲分析」とは?」はざっくり読み飛ばして「まぁそりゃいい演奏するには上から下から詰めていかなならんやろな」と片づけ、
続くartomr先生若き日の体験談(あ、今でも若いよ)のところで出てくるサムイル・フェインベルク
聞いてみてます。とっても素敵(^^) ふんわりゆっくりの一番から、二番プレリュードに入ると突然速っ!!
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と様子見を投げたんだけれども、私以外の人は真面目にきちんと全資料プリントアウト(!)とかしてレクチャーに臨んだらしい。地球にキビシイよ

artomr先生は、資料を見なくてもわかるようにしゃべるということでまぁ、実際のしゃべりはレジュメと違ってソフトでした。

元々、artomr先生はピアノ科じゃなくて楽理科の出身なので、リクツこねるのが本職ではあるんだけど、楽理科にしてはピアノの演奏側に軸足があるというか、
演奏に役立たないリクツこねてもしょうがなかろうと思っているらしい。その、私がすっとばしたw 第一章には、物理的領域と精神的領域の両方が大事ということが縷々語られているようで、そりゃそうだよね当然です。

大バッハの曲を、しかも当時の楽器と違う現代のピアノで弾く場合、「かくあるべき」ということについては、偉い先生方がいろんなことを、しかも必要以上に断言する形で述べられることが多いので、素人は聞けば聞くほど混乱して、いや無理です諦めます、とか、もういいです勝手にやります、とかなってしまいそうなところ、artomr先生としては、こういう道筋で考えて、こういう根拠で、こう弾くのがいいということを誠実に語っていて、前にレッスンで自分の先生には別のことを言われた人も(私も)、なるほどそういう考え方もあるのだなと、そういうふうに聞けたと思います。

昨日の参加者は、私以外、濃いぃバッハ好きが多く、既に相当自力で分析を試みていたりするので、私が案じた(こんなとことんなレクチャーでドン引きされないか?)のよりずっと、熱意と歓迎を持って受け入れられたようです。

私の場合、バッハは昔から好きで、なにしろ楽譜を見ないで弾ける唯一の曲が平均律第一巻第一番プレリュード(ドミソドミソドミ)だったりするのですが、分析しようと思ったことがなく、実は突き詰めて考えるのが苦手…たまにリクツっぽいと思われていることもありますがまったくそんなことはなくて、常にインスピレーションと脊髄反射で世の中渡ってるんすよ…でも、そうやって何も考えないで弾いていても、「ドミソドミソドミ…」は弾いてるだけで和音の変化が心地よく、ドラマチックで、めっちゃ萌えな移り変わりなんですよね。

弾いてると、なんとなく、ほんと「なんとなく」なんだけど強弱や微妙な「間」や揺れも含めて、いろんな表情をつけたくなるような、ニュアンスがあります。

そういう面で、この平均律第一巻第二番プレリュードも、似てますよね。同じ音形がずいぶん続く中に、和音の色彩が次々変わっていって、盛り上がってダーッと解放される、みたいな、もう弾けてないうちからすんごく弾いてて気持ちいい曲。

それが今回のレクチャーで、いろいろ転調の仕掛け(周到な準備をして回り道して目指すところに到達)とか、自由で即興的なプレストとか、フーガへの予感を持った終わり方とか…結局のところ、もろもろ仕組みを聞いてみれば、何も考えないで弾いていて、きゅんきゅんするところとか盛り上がるとか大きくしたり小さくしたりしたくなるところとかそういうところとちゃんと符合している、と思えた。バッハさんの仕掛けはリクツを考えない人にもちゃんと届くのだ。

でも、リクツを知っていればできることも広がり、自信を持って弾くこともでき、それから
たぶん一番違うことには、
全体像を持って弾くことができる。

ま、そんなことを考えながら、わりと聞き流していた(リクツが耳から入りにくい体質)。
けど、レクチャーは録画してあるし、
長すぎるレジュメもあるので、
ここから弾くほうを練習しながらときどき考えてみればイイコトあるような気がする。

artomr先生も、そんなふうに「余韻」あるレクチャーをするように工夫したようなので、それが「生きて」くるといいと思います(←不真面目な生徒)


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artormr先生レクチャーコンサート(skype)

2020年05月04日 | ピアノ
元々、かなり前から、今日は標記イベントの予定(我が家のリビングで)だったものが、このご時世で中止になり、でも初志貫徹…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←事前資料があまりに直前資料だったところは反省点かな

skypeでやろう!! ってことにして、敢行しました。元々の人数からいって参加者7名とかそこいら(なにしろ、我が家のリビングの物理的なキャパがありますからね)だったんですが、仮に同じ人数の参加者だったとして、それをskypeでつないだとしてどんな感じなのか、やったことはない(キリッ)

という感じなんで、すべて手探りでしたが、まぁ結論からいえば、いい感じの人数規模でできましたね。
aromr先生+視聴者9人(アンダンテ含む)でしたが、特に問題なく運営できました。

元々の人数から出入りあったのは、
「あっそうだ!! 東京住みでなくても参加できる」というのとか
「他イベントつぶれちゃった」とか
まぁいろんな都合がありますよね。都合はふだんのイベントだっていろいろあるんですが、それとは違う都合が拾い上げられるのはいいところかもしれないと思います。

zoomでなくskypeにしたのは、無料プランで大人数でも時間制限がないこと、が一番大きくて、
それと、私とartomr先生で通信テストしたときにzoomの音が悪かったことがあるのですが、そのときはzoomの設定がわかってなかったので、
…わかってからの比較はしてません実際。

でも結局、レクチャーコンサートといいつつ、音質的にやっぱりskypeで聞く演奏ってのはキビシイものがあるのでということで、事前に
・演奏録音
・指使いやペダルを書き込みした楽譜、ほか
・レクチャー内容解説
は送っておくという形式にしました。もうこれだけファイルを受け取ればレクチャー聞く必要ないよな、ってぐらいの(笑)
詳細すぎる、論文かよという分量でしたが、とにかくそうやって事前情報をお送りできたという点、

それから、skypeでグループを作ったので事前にもイベント中にも事後にもチャットができるという点は便利で、
けっこうリアルのイベントより濃かったかもしれん。。

ふつう、レクチャー中だったら、参加者は静か~にしてないといけないでしょ??

それが、skypeならチャットできるんで、チャットで質問投げて「拾えるとき拾って」みたいなこともできますし、
先生が挙げた人物が誰ソレ? ってなったところ、主催者が早速ググってウィキペのリンクを貼ることもできますし、
便利ですね。これはこれでいい(レクチャー向き)かも。

今回、10人弱の参加者がてんでんばらばらにしゃべれるとレクチャーとしてはカオスかなってことで、レクチャ中はビデオ/マイクオフをお願いしていたのですが、
そうするとartomr先生が寂しすぎてしゃべりにくい
ということがわかりまして、結局主催者(私)がマイクとビデオをオンにしておいて、視聴者代表として、うなずいたり相槌打ったり質問したりのリアクションを返すことにしました。

誰~もいなくて反応もないところへ高いテンションでスピーチできるかっていうのはね…まぁ人によるけれど
〇進ハイスクールのカリスマ講師みたいにできる人は少ないんじゃないかな。
たいていの人は誰もいないところで講演するのは厳しいと思うよ。

今日は、そんな感じで「視聴者代表」を置いてリアクションすると決めてからはスムーズに進んで、
質問や二次会(お茶会)、イベント後チャットもけっこう濃いぃ話があって
よかったと思います。

レクチャーのところは、録画しておけばみんな再度見ることもできますし、便利ですね。

ただ、どうしてもつながりにくい人がいて(通信状態?)ときどき切れちゃったりとか
接続状態がどうもよくないのでPCとスマホの両方を試そうとしてハウリングさせちゃうとか
まぁそういった問題は多少ありましたが。

ただ、あとから思ったのは、グループチャットが案外便利なのでskypeでイベントやるのはいいんだけど
二次会はskypeよりzoomがよかったかなと。

skypeよりzoomのほうがたぶん、接続に問題ある人が減るんじゃないかなというのと、あと、人数が増えたときにzoomのほうがよしなに並べてくれるんですよね。

ま、そんなところが反省点ですがおおむねよかったと思います。中身の話はまた別に(今酔っ払いなのでw)

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