アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

きれいな音で弾くポピュラー曲

2020年05月10日 | ピアノ
昨日アップした動画、音質チェック用に
米津玄師「海の幽霊」Piano Ver. | かてぃん
の冒頭を使ったけども、最近練習してるんです、これ。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←「海の幽霊」弾きたけれはもっと簡単な編曲あるのに、って次男に言われた。そうじゃないんだよー

最初は聴く専として気に入っていたこの曲だけど
あれっ!? 楽譜があるらしい
弾けるわけないよな(^^;; →けどポチる。応援だからいいの、弾かなくても。

ちょっと冒頭弾いてみる。

いやーこれよくできてるよ。ほんと。

聞いた感じよりだいぶ弾きやすい。手にハマる。しかもきれいに響くようによくできてる。

ピアノの音色がきれいに聞こえるように、とてもうまくできてます。さすが、かてぃんさんの本気編曲。

かてぃんさんは編曲とてもうまいと思うけど、
そもそも、ピティナ特級グランプリが取れるほどのクラシック方面のテクニックがあり、
それでいて青春(?)時代かなりクラシックから遠ざかっていたほどほかのジャンルの音楽に精通していて、
とてもよいピアノ(一千万超のスタインウェイ)を弾いていて、
よい機材で録音されていて、
編集テクニックもお持ちらしい(この場合ちょっとエコーかけすぎだと思うけどね)。

あ、元曲もとてもよいですね。

というわけで、Youtubeでもほかになかなか類を見ないくらいの、きれいな音色で弾かれているポピュラー曲なのだ。

しかも、手元ばっちり映っているので、

なんでこんなふうにきれいに聞こえるんだろう

と思えば、戻して手元ガン見したり、楽譜見たり、弾いて試したりできちゃうわけだ。これはおもしろい

きれいに聞こえる条件の中でたぶん非常に重要なものが、「タテヨコ」音量バランスというのがある。
ヨコ…つまり、大きくなったり小さくなったり、そういう時間的な変化、それがうまくメリハリついてないといけないし、
タテ…つまり、同時に鳴っている音は、同じ強さでいいわけではなくて、それぞれのあるべきキャラクターに合わせてコントロールされていないといけないわけだ。

コントロールされているのは音量だけでなく、音色の使い分けも同じく。

よく見てみると、前へ押し出すようなタッチとか、手前へ引っ張るようなタッチとか、両方使っているのもわかる。

それと、ペダルの調節、これは画面では見えないけれど、これが絶妙で、不必要に濁ったりは決してしないし、踏みすぎず、「間」や乾いた感じをうまく織り交ぜていっている。

まぁ、動画を見ても(聴いても)わかることとわからないことがあるけれど、
いろいろ弾いてみたり、また動画に戻ったりするといろんな発見がある。

この曲自体が仕上がるかどうかはかなり怪しいけれども、きれいに弾けるところ「も」あるので、
別の曲を弾くときに使えるかなと思う。


そういえば、加羽沢美濃さんも、ピアノの音色がきれいに聞こえる優れたアレンジをするよね。
前に弾いたコレ
宇多田ヒカル=加羽沢美濃 First Love

しばらく「海の幽霊」やってみてひと段落したら、また弾いてみようかなと思う。

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