アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

新年会の変遷

2012年01月24日 | 生活
すっかり恒例となった新年会、今年で三回目。

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これがないと年が明けない(?)ということで、受験生を抱えるばっかいず世話係さん・スケルツオさん・ゆかりしょう5ままさんも無理くり日程をやりくりして、日曜昼、ゆるゆると一品持ち寄りでスタート。

思い起こせば初回、中一とかだった子どもたちは親の新年会にくっついて我が家のリビングに集まり、まったり電波をゆんゆんさせながら、将棋・囲碁・その他のゲームに興じていたものだが(あのころはかわいかったわねぇ)、それから二年たち…

もちろん、今となっては誰も親についてはこない。ワインが進んで、どんどん話がディープになり、思春期の子どもたちとのあれこれになってきてからの話の内容は、とてもじゃないがここには書けない(^^;; この宴会、別名を「子育てで人生の幅が広がった親の会」といいますが、はい、まだまだ広がってます。

というわけで、生活全体はとてもじゃないけど「優雅」に落ち着いたものにはなっていかないのだけれども、持ち寄りパーティーはどんどんスムーズになってくる。みんななんとなく持参品の「住み分け」ができて、いい具合に集まる。うちに到着すると、冷蔵庫を開け食器棚を開け、自立して支度をして食卓にものが並ぶ。

今回のびっくりは、Yokoさんの持ってきた「サンドイッチ」。

この丸い物体はっ!?

(けっこうな大きさなのである)


開けるとこうなって↑


中身はサンドイッチがぎっしり↑

どうやって製造するものなのか、このパンの「箱」は底もしっかりついているし、サンドイッチ部分をきれいに(中身を壊さずに?)くりぬく方法がどうにも思いつかない。でもとってもおいしい(^^) タマゴやポテトやツナや、中身はいろいろ。

(このサンドイッチの「箱」部分、ばりばり切り開いて、昨日はスープといっしょに食べ、今日はフレンチトーストにして食べたけどこれまたうまい。しっかりした味のパンです)

それから、aniaさんの娘さんが、このパーティーのために作ってくれた、チョコケーキ。これが、チョコ部分とチョコスポンジ部分がきれいな層状になって、見栄えといい味といい、プロ級。aniaさん曰く、「総カロリー数を計算したら、くらっとしました」だそうですがそんなことは気にしてる場合じゃない!! ちっともしつこくなく、上品で落ち着いた甘さとチョコの風味がふんわりとお口に広がります(^-^) 前からケーキを焼いてるのは知ってたけど、腕を上げたわね~。

女の子だったら子育て簡単というわけにはいかないので、aniaさんにはaniaさんの悩みがあるのだけれども、中学生男子母からすれば、こんな極上のケーキを、それも、母友人たちが集まるパーティーのために焼いてくれるなんて垂涎もの。たぶん悩みの方向が違うんですねぇ。


あと、私的にはワインがめちゃくちゃおいしかったのがポイント高い、とか、こまたろう母さんにはエックレスの伴奏をしてもらい、スケルツオさんには連弾にお付き合いいただき、と、とにかく楽しい幸せなひととき。いや、ひとときというには長いんだけれども、12時から7時くらいまで使っても短すぎる!! あっという間でした。

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暗譜チャレンジ: 問題は和音?

2012年01月21日 | ピアノ
それで、書き込み用にコピーした楽譜を広げ、ほんとは分析ちゅうもんをするらしいが、そんな高尚なやり方は知らないのでまずは見た目で。

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ぱっと見同じ部分に印をつけていくと、ざっくりA-A-B-A-Bとなった。たったこれだけ、なかなか小規模、かつシンプルな曲でナイスである。さらにナイスな点は、それぞれ複数あるAのたぐい、Bのたぐいに差異がほとんどまったくなく、というか今見た範囲ではぜんぜんなく、つなぎ部分しか違わないってこと。

要するに、A(20小節)とB(32小節)だけ覚えればほとんど完成なのだ。なんかちょっとやれそうな気がしてきましたぁ~(^-^)

それで、Aパートをまず何度か弾いてみましたところ、まずメロディーを覚えるのはぜんぜん困らない。今までだって、たとえばバイオリンなら暗譜で弾けるというか、ポピュラーソングの耳コピだってできるし、要は頭の中で流れる曲なら問題ないわけだからね。

細かくいうと、まずテーマ(8小節)が出てきて、そのテーマに似た、でも「ぱららぁ~」と明るくなったテーマダッシュが4小節分出てきて、でも後半4小節はさっきよりもっと華やかな感じ。そしてその4小節は、大事なことなので二度いいました的に繰り返されるのかと思ったら、形が変わっていってすっと終わる感じにまとまった。

というふうになる。あと、ベース音もとてもわかりやすくて、たとえば冒頭の「ファ-ミb-レb(-シb)-ファ」なんて、甘いやさしい感じに音が降りていって、ぼんと下がって最初の音の1オクターブ下にたどりついた、みたいな。

そして華やかなシメの8小節分のベース音は「シb-シb-シb-シb-シb-ミb-シb-ミb」とまことにシンプル。

ということになると…

ほら、真ん中抜かして、メロディーとベース音だけなら、あっちゅう間に譜面見ないで弾けるようになりましたよ。問題は、中身だね。そういえば、私がかろうじて譜面なしで弾けるものって、バッハの平均律の最初のプレリュード(ドミソドミソドミ)と、インベンションの一番。なんでバッハバッハなのかといえば、和音がないからだろう、やっぱり。

試しに、中身も入れて弾こうとすると、あれ? あれ? とたんにあやふやに。最初の4小節はなんとなくオッケーなんだけど、5小節目からうろうろうろうろ。

響きはあいまいながら耳に残っているので、ファ-ソ-レbか?? みたいに、一音ずつ鳴らしながら拾えば拾えたりとか…やっぱり拾えなかったりとか(笑) 聴音かっていう世界になってきたが。

やっぱり、ここは、「チャンク化」が必要なのでしょう。将棋の名人が盤面を記憶できるのは、意味のあるまとまりとして認識してるからであって、決して歩がこことここにあって…香がここにあって…などとデジタルデータの羅列として覚えてるわけじゃない。無意味盤面になるととたんに素人と同じレベルまで記憶力が下がってしまうという有名な話があるよね。

和音を入れると音数が一気に増え、倍増どころの騒ぎではなくなってしまうので、やはりこれは「まとまり」として捉えるのが正しいんだろう。

ところでここから急に声が小さくなるのだが、私程度の音楽キャリアでもある人なら当然、和音のこととかけっこう知ってるんじゃないかと思うのだが、私はきれいさっぱりなんにも知らないのである。私がわかるのは、ハ長調の童謡を弾くのに「ドミソ」(いち)「ドファラ」(よん)「シレソ」(ご)のどれか合いそうなのを弾いてりゃなんとかなるという程度のことである。

ショパンは「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」じゃなかったりするみたいだよねぇ…
というか、そういえば、これほど何も理解してないというのに、ショパンとかラベルとかシャープフラットてんこもりの曲でよく音を並べてるなと我ながら思う。五線譜から脳みそを通過せず(?)手で該当する音を押す回路はわりと高速動作してるらしい。

しかしそれじゃ暗譜はできない。

さて??

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ショパンで暗譜チャレンジ宣言!!

2012年01月19日 | ピアノ
というわけで、若いころできてた暗譜が衰えてきたと嘆く方のことは存じませんが、これまでの生涯でややこしい曲の暗譜ができてたためしはないという私の、大人から始める暗譜チャレンジ宣言。

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今度、二月の発表会で弾こうと思っている、ショパンのワルツはたいへんシンプル、短い曲で、これができなくてどれができる、ってくらいのものです。これを…発表会のときに暗譜で弾こうって話ではありません。まずは、冷静なときに楽譜なしで弾けるようになってみるってのが目標です。

そこからさらに、発表会の心臓バクバクの中でも暗譜でコケないってのはだいぶ別の話(メンタル面含む)だと思いますからとりあえず棚上げ。発表会のときには楽譜置きます。聴く側にスリリングな瞬間を提供するのもアレだしね。

さて、これまでのところの、記憶に関する基礎事項まとめ:(例のブルーバックスより)
・大人になっても記憶が向上する可能性はある。使えば伸びる。
・年齢により、得意な記憶方法は違う。一番遅くなって伸びるのはエピソード記憶。
・関心を持つ、感動をする、深く理解をする、あれこれのものごとを関連付ける、などで記憶が定着しやすくなる。
・繰り返すことが重要。覚えたら寝ることも重要。
って感じかな。これは、別に音楽を想定した話ではないけれども。

数日前、読んだブログ記事で「短期記憶と長期記憶」というのがあったのですが、ここでは、「エアー・ピアノ」について書かれていました。
> 耳や体に染み込ませて覚えこませる・・・のは短期の記憶。
> エアー・ピアノで練習するのは長期の記憶のためなんです。
若いころは、「何度も弾く」で覚えられたけど、大人になってからはそれでは危うくなる(あるいは、すぐ忘れる)。むしろ、ピアノを実際には弾かないで、じっくり頭の中で思い浮かべる。たぶん、そうすると、音を「想起」することで「記憶から取り出す」練習ができますし(手やピアノの力を借りて「思い出せた気になる」事態を避けつつ)、楽譜の中にかかれているもろもろのことを有機的に関連付けたり、理解を深めたりすることができるわけですね。

あるいは、「挑戦するピアニスト(金子一朗著、春秋社)」にはこう書かれています:
「若い頃の覚え方は若い頃の方法でしかないということである。…(略)…暗譜は、分析を交えないと、もはや困難であると考えるべきである。…(略)…分析することは、ミクロ的には、縦の響きと横の流れを両方認識することであり、マクロ的には、似たような部分の類別と、性格の異なる部分の構造的な組み合わせを認識することである。つまり、音の流れは、線ではなく、格子状に認識され、しかも、その格子の形状の違いを把握することになるため忘れにくくなるのである。」

ということで、方針は、そゆことでよかろう。しかしここで問題があって、ここで引用した文章を書いた方々は、若い頃の暗譜がそもそもできていた人であり、人前で難曲を暗譜で演奏できる人なのです。つまりレベルがぜんぜん違うんですね。

そうすると、そのままひっぱってくることは到底できなくて、たとえばだけど金子さんの本で「ピアノがない場所で指使いを考える」とかあるけど、それは無理(^^;; それと、エアー・ピアノのときに頭に浮かぶ音ってのがいまいちあやふや、という根本的な問題もあります。

ということで、覚えるにはタテからヨコから理解すること。

第一歩、いやゼロ歩かもしれませんが、まずはいろいろ書き込めるように楽譜のコピーをとってみました。たった四ページの曲ですから、コピーも手軽です。(つづく)

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またろうスキー: Lesson1 しおりを読もう

2012年01月18日 | 高専生活
またろうは、今日から二泊でスキー。学校では、二年生だけがスキー教室あって、だからまたろうは二度目。ラッキー!?

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今週は、よしぞうが出張で不在だし、これでまたろうまでいなくなると、一気に人口密度が減った感じ。でも、年末の、こじろう・はなひめ不在時と違って、優雅な気分にはならないわねぇ。

はなひめのお迎えはしなきゃいけないのに、代わってくれる人はいないし(-_-;;
朝においしい紅茶をいれてくれる人もいない…

しくしく。かといってここで私が逃亡してこじろうとはなひめを置いていくわけにもいかないし(別に、出張に行きたいんじゃないのよ。行くなら箱根あたりがいいわね♪)。

スキーの荷物の支度は、もういまさら手伝う気もないので、中身は見ないけど、前々日に、「今日、支度してみたほうがいいよ。足りないものがあったら明日買えるように」とだけは声をかけた。また時間たって声かけて…三度くらい声をかけたらようやく動き出した。声をかけなかったらどうなるのかはわからない。実験するのは怖い。

支度は「できた」ってことでまたろうからはなんのコメントもなし。こじろうだったら、「スキー用に(別途)お小遣いがいる」だの「靴下が足りない」「保険証どこ??」だの「お弁当じゃなくて買い弁にしていい??」とかいろいろいってくるところだけど、ほんとーに、何もいわなくていいのか??

「一日目の昼食はどうなってるの?? 持ってくの、買うの、出るの??」
「あ、どうかなぁ~」
「しおりに書いてあったでしょ?」
「そうだね、見てみるよ」

「保険証は持ってくの? コピーでいいの??」
「えー保険証いるのかなぁ?? そんなことは書いてなかったと思う…」

だんだん面倒くさくなって、しおりを奪って自分で見る。「健康保険証、コピー不可」とありますが何か?? しおり読もうね!!

それで、今朝起きてみると、リビングで腹ばいになったまたろうが、まったりパソコンで動画とか見てる。それで、「今日は何時集合なの??」と聞いてみると、「んー、いつも(授業があるとき)と同じくらいじゃない?? 去年そうだったし」とか言う。

いいから今年のしおりを確認しなさい(-_-#

「あ、ちょっと早かった」…そ。見てよかったね。じゃ、いってらっしゃい。

「おっと忘れてた、トランプ入れそこなうところだった」…いいよトランプは。なくても。
「うーん、まだ何か忘れてるような気がするけど、あとは気合でなんとかするから、いってきまーす」はーい、なんとかしてね~

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ロミジュリのバレエ、2バージョンで

2012年01月17日 | ピアノ
体験レッスンのときに、ロミジュリのバレエDVDを見せてもらったら、がぜん、これはもっとじっくり見たいなという気持ちになってしまった。

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それで、アマゾンさんで探して自分でもクリック…先生が持ってたのもあったんだけど、ここはやっぱり、あえて違うのを買って交換コする一手でしょう(^^) 両方見られるから。

先生が持ってたのは「マクミラン版」というのだそうで、なので「ヌレエフ版」というのを買ってみた。バレエはちっとも詳しくないけど、ヌレエフなら聞いたことがある。というか、「マクミラン版」の振り付けで初演したのがヌレエフだとか、要するにものすごい名ダンサーなんですよね。

連弾レッスンのときに「ヌレエフ版」を持参して交換を申し出たら、とても喜んでいただけて♪よかったよかった。

…それで、マクミラン版を通して見ることができました。全体に、マクミラン版は上品な感じで、ヌレエフ版が派手。というのは単純すぎる言い方だけど、ヌレエフさんがあんまりうまい踊り手だったのもあって、男性が踊るパートや、それから群舞とか、殺陣とかも派手になってるのは確か。

それと、ぱっと目につく違いを言うなら、目に見えないはずの部分を、視覚化してくまなく踊っているところね。たとえば、神父さんがジュリエットに薬を渡して、これを飲むと仮死状態になってうんぬんと説明しているところでは、その説明内容を、別の人が演技で示している、とか、ロミオが遠く離れてジュリエットの夢を見てるシーンではちゃんと夢の中のジュリエットが踊っている、とか、ジュリエットが薬を飲むかどうか逡巡しているところでは、ちゃんと幻影が現れて心の葛藤を表す引っ張り合い(?)を演じているといった具合。

まー、わかりやすいっちゃわかりやすい??

でもね、マクミラン版も決してわかりにくくはないんです。というか、ヌレエフ版でそんなこんなに具体化されているもろもろが、とってもクリアに演技で表されていると思うのね。

つまり、単にジュリエット役の人の演技力がすごいってことでもあるのかもしれないけど…

マクミラン版のジュリエットは、ものすごくかわいらしいの。前半ではほんとに子どもっぽくて、まぁそれにしても14歳とかであの表現(乳母や人形にじゃれているシーン)はなかろうと思うけれども、そこから、恋を知り、悩みを経て、どんどん「女」になり、そして決断をして、死に至るまでの変化でぐいぐい見させる感じ。

特に、親の決めた結婚に従う振りをして、その婚約者と「いちおう」踊っている個所の、心がまったくついていっていない様とか、迫力あった。

それで、結局私がどちらを気に入ったかというと、マクミラン版なんだけれども、その決定打になったのは、ラストシーン。マクミラン版だと、二人が死んだらさっと幕が下りるんだけど、ヌレエフ版は、二人が死んでるのを見て突然両家仲直り(^^;; いやそりゃないだろとか、つい思っちゃって。

あ…でも。DVDについてた解説によれば、そもそも、プロコフィエフが作った最初のラストシーンはThey lived happily ever afterだそうで…なんでも、死んだ人じゃ踊れないだろ?? 的な考えだったとか(?)その後、死にゆく人の演技だってできるってことになってちゃんと悲劇として終わるように変更したんだって。よかったよかった。

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