アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ウクレレの表現力

2016年02月27日 | バイオリン
今日は、人生初!! ウクレレのライブに行ってまいりました。

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なんでこういうことになったかというと、無伴奏の会で聞いた、da-imaさんのシャコンヌにすっかりやられてしまったからなんですが、今日は特に、da-imaさんが弾くだけじゃなくて、そのシャコンヌとかの編曲をしたお師匠さんが弾くというので、そりゃ聞かなきゃ!! と思ったわけです。

シャコンヌでいえば元々「バイオリン一人分」の曲ですから、まぁそれをウクレレに移し替えてもおかしくはないというか、ちょうど「器の大きさ」としては似たようなところに盛るイメージがあります。

バイオリンで弾くシャコンヌは難曲中の難曲ですが、バイオリンは旋律楽器のようなカオをしていながらその実、とても重層的な響きを作る演奏が求められるところが難しいのかなと(想像で言っています、どのみち一生弾けないので)思うのですが、ウクレレはいくつかの弦でいっぺんに音を出すことはむしろバイオリンより得意だからその分は有利なのかな…とも。

ただし、その「多い音」をただ並べても意味がわかんないというかわけがわかんないので、そこは弾く人がしっかり考えて音のそれぞれに色をつけ、聞く人に伝わるようにしていく必要があります。私にはウクレレの技法のことはわかりませんが、はじき方やはじく場所や、弦の押さえ方を変えることによって驚くほど多彩な音色が出ます。そうやって意味づけされた音楽は、きちんとシャコンヌの世界を構成するということのようです。

今日の演目はシャコンヌではなく、でもバッハの無伴奏チェロ組曲一番とかありました。

ちいさなウクレレに、あのプレリュードですよ!?

ウクレレの音域は中音域、高音域を思ったより広めにカバーしているようでしたが(ハーモニクス含む)、
何をどうやっても低音は出ません。

バイオリンもそれは同じですが…

だから、無伴奏チェロ組曲一番のプレリュードをバイオリンで弾こうって人はいませんよね、すごく「けちょい」ものになりそうです(^^;; でもウクレレだと(チェロとは別物だけど)ちゃんと曲としての広がりを持っていておもしろく聞けるんです。なんか不思議です。

コンサートでは、da-imaさんのソロ、お師匠さんのソロ、お二人のデュオがありました。

曲目の中で、いかにもウクレレ(ギター)というような、ヴィラ・ロボス、ヘンセ、ビジョルド、モンテス(ヴィラ・ロボス以外はいずれも誰ソレだけど)もありましたが、グラナドスのオリエンタル、ベトソナ「悲愴」の二楽章などというピアノソロ曲の編曲もありました。

ピアノもまたずいぶんと音域の広い楽器ですが、ウクレレ+ギターのデュオだとある程度低音パートもカバーでき、なんかピアノ曲がピッタリ収まる「器」としてちゃんと機能しています。

今日の、私的イチオシはグラナドスのオリエンタルでした。いやーよかったよー


大きすぎない音と、やわらかい響き、うるさいライブが苦手な私としては、極安心、癒しのウクレレライブでした。

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