アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

レパートリーに加えたい曲

2016年02月23日 | ピアノ
レパートリーといったら「いつでもすぐに自分なりの完成度を持って弾ける曲」のことかもしれないけど、それで何曲もとか、ハードルが高すぎてたぶん一生無理。。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←いい曲との出会いで、人生を豊かに。

つまり、たとえば5~6曲を、発表会で弾ける状態のまま維持できるかっていうと、できないと思うのね。
いっこ練習してるうちに、前の忘れちゃう(弾けなくなっちゃう)。
仮に定年後、本番前の一週間に、今より五倍の練習時間が取れたとするでしょ。
そしたら五曲いっぺんに弾ける状態になるかっていうと、やっぱり弾けないと思う。

頭のキャパが限られてるから…(-_-;;

でも、同じく5~6曲で、その中からならどれでも
「一週間前から準備すれば発表会で弾ける状態にしておく」
というならどうかな? かなり現実味が出てくると思います。

その程度の意味でいいから「レパートリー」を持ちたいなと思ったのは、去年、だいぶ何回も人前でアルカンのバルカローレを弾いてみたことから。

去年のイロモノで弾いたとき、それなりに「弾けるようにして」本番にかけたと思ってたけど、ほんとーにまだまだでした(と、今にして思う)。それから場所を変えて面子を変えて何度も弾いてみて、そのうち前に気づいてなかったこともだんだん気づいてきて、それに手に馴染む度合いも違ってきて、しばらく弾いてなくて「解凍」するにも無理がなくなってきたと感じます。

これなら、上記「マイ基準」でもって、「レパートリー」と呼んでもいい気がするんですよ。

その意味で、「レパートリー」と呼べるものはこの一曲しかなく…(さ・び・し・い)

でも、そういうのが5~6曲になってたらだいぶリッチな気分がすると思うの!!(^-^)

先日弾いた、フォーレのノク4とかは…全然ダメ!! あんなややこしいもの、解凍に時間がかかりすぎて不可。
曲は、好きですけどね。

「レパートリー」にする曲というのを考えると、無茶苦茶条件厳しいです。

まず、とてもとても好きな曲じゃないとダメ。何度も弾いてるうちに絶対飽きちゃうから。

ややこしすぎたらダメ。維持できないから。

私のいいところ(←って何だろう)が出る曲じゃなきゃダメ。

そういくつもいくつもレパートリーを作れるわけじゃない貴重なセットなんだから、その中はバラエティーに富んだ曲でありたい。できれば、全部違う作曲家の曲で固めたい。

もちろん、めるちゃんと相性のいい曲ね!!

長さは、7分以内くらいが手頃かな。長いと、維持できないし、弾く場も限られるから。
3分くらいの短いのもそれはそれでいいけど。

…などと考えていくと、我ながら贅沢(^^;;
なかなかコレという曲に出会うのも大変です。


でも、日曜日のめるちゃんお披露目会でブラームス三つの間奏曲のひとつめを弾いてみて、あっコレいいかも!! と思ったんです。

というわけで、現状→めるちゃんで録音してみた

これから機会があったらあちこちで弾いてみて、しっくりいけば、晴れて「レパートリー」No.2の座に。

そんなペースで行くとすると、5~6曲の「レパートリー」構築には5~6年かかりそうです…

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めるちゃんはフランスもドイツもいけますよ。

2016年02月21日 | ピアノ
今日はめるちゃんお披露目会でした。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←いろんな魅力を引き出してもらって幸せめるちゃん

ミニコンサートはおゆき先生にお願いしました。
ショパン  アムプロムプチュ 第3番 作品51
      プレリュード       作品45
      エチュード        作品25-1
      エチュード        作品25-2
      ノクターン        作品27-2
      ワルツ          作品42
      プレリュード       作品28-17

オール・ショパン・プログラムです。曲の切れ目ごとにちょっとした解説入りでたいへん興味深く聞きました。

最初の、アムプロムプチュは、要所要所で「トニック」に戻ってくる、落ち着く気持ちになるし、
次のプレリュードは転調に次ぐ転調、どこへ行くやら不安定。

でも、落ち着くにしても不安定にしても
んーどちらもとてもショパンぽい、というかウマいなぁーと思います。

特にop45のプレリュードは気に入りました。これまでいわゆる24の前奏曲ばっかりよく聞いてて、このプレリュードはノーマークだった。

次のエチュード二つもほんとに宝石みたいな名曲!! 二つセットで弾かれることも多いそうで(知らなかった…)これも対照的な曲。

ワルツは個人的にそんなに好きな曲の率は高くないんですが、これはすごくおしゃれだなーと思います。おゆき先生がおっしゃっていたように、ワルツにメロディーをこうやってあてようなんてほんと変な発想ですよね。

(作品番号言われてもどの曲のことかわかんないという人のためにご参考
Yundi Li - chopin waltz no.5 in A flat major, op42 (piano))

ところで、今日、おゆき先生がオール・ショパン・プログラムにしたのって、年末にめるちゃんを弾いてみたときに、「このピアノは、ドイツものよりむしろショパン!?」と閃いてそういうチョイスになったようなんですが、
(めるちゃんのチャームポイントとして高い音がきれいってのがあって、ならばショパンって感じで)

でも、何しろおゆき先生のブラームス三つの間奏曲を聞いてその魅力にヤラレてブラームス好きになった私としては、うーん、めるちゃんでおゆき先生が弾くガチのブラームスも聞いてみたかった気が。。

というわけで、今日の練習会パートで私が弾いた曲はブラームス三つの間奏曲の一曲目でした。この曲を練習していたのは結構前なので、音はあちこち忘れ気味(汗)ではあったのですが、めるちゃん愛が伝わる感じで弾けたかなと思います。

今日、シューベルトやブラームスもあったし
ラヴェルやドビュッシーもあったし

いろんな人がいろんな曲を弾いたけど、

めるちゃんはドイツ生まれですけどね。
ドイツもフランスもどっちもいける感じです。

というか弾く人によって、どこの魅力が前面に出るかって違いがとてもおもしろかったです。

今日は海実さんもいたので、めるちゃん+ソプラノという組み合わせもいろいろ聞けたし
きーちゃんさんもいたので、めるちゃん+バイオリンも聞けて
それから、きーちゃんさんが合唱曲の伴奏をしたのでみんなで「旅立ちの日に」とか歌えて
様々な角度からめるちゃんお披露目ができました。幸せなめるちゃんです。


昨日テイスティングして選んだワイン

ゆず。これ、普段あまりお酒を飲まない人にも好評でした♪さわやか

お花はudurannさんからいただきました。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めるちゃん会…のためのワイン選び♪

2016年02月20日 | 生活
明日は、めるちゃんお披露目会なんだけど、ワインの買い置きが一本しかなかったので…

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←明日は楽しみ(^^)

んー、買い足しておかないとな、と思っていたら、今日用事があって通りかかったところでちょっと気になったお店が。

ワインを売ってるのか? 飲めるのか?? なんかよくわからないところを入るとそこには。


16種類のワインが並んでいて、プリペイドカードを差し込んでピッてボタンを押すと規定量が出てくる仕組み。

出てくる量は、一番少ないのが30ml。気に入ったら、もっと多く出してテイクアウトしてテラスで飲んでもいいし(いや、今日の天気じゃダメだけど)、隣の店で飲んでもいいらしい。そしたら料理も注文できるしね。

私はこの場でじっくり飲むつもりじゃなくて、ボトルを買って帰るつもりなので、ひたすら30mlでベストな一種類を…一種類を…

…選べなーい!!

飲むたびに印象が拡散しないように、ひとつ飲んではスマホで写真を取って確かめながら飲み進めていったのだけど、
迷う~悩む~

結局、二択から先に絞れず(^^;;

白とロゼを一本ずつお持ち帰り。重い。やられた。

ということで、ワインは三本あります(からほかに持ってこなくていいです)。


うちに元々あったスパークリングは、味見してないやつで、
白のは、ゆずのワインでおもしろい、
ロゼのは、やや甘口、香りのいいやつです。

リクエストがあった順に開けます。

テイスティングのプリペイドカードは、1000円チャージしたんだけど、六種類テイスティングして、300円ちょっと残ってる感じかな?

帰ってから、その話をよしぞうにしたら「30mlってテイスティングというにしちゃけっこうあるよね。六回飲んだらボトルの1/4くらいいってるよ!?」
ん?? あ??? そう言われてみればそうだが、次々違う味わいだからつるつるいけちゃうんだよね(←危険ともいう)

これ、せっかくだから一人でサクサク試すんじゃなくて、誰かといっしょにあーだこーだいってゆっくりじっくり飲んでみたいよね~

あ、そうそう、
前にくりしゅーさんと「ぽんしゅかん」行った時みたいに。


どなたかいっしょにいきません?(^^)

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

保育園の前に、人は不平等である。

2016年02月19日 | 生活
「保活」の結果がぼちぼち出る時期なので、そういう(怒りの)記事とかを見るにつけ、胸がざわざわする。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←いろいろと強運でした

知らない人のためにざっと説明すると、保育園には、
・役所を通じて申し込むもの(公立園、私立認可園など)
・個人的に申し込むもの(無認可園)
があって、大雑把にいうと前者のほうが圧倒的に環境が良く、かつ利用料は安い。

我が家は三人の子どもがいて、
私もよしぞうも社会人になってからずっと同じ会社にフルタイム勤務していて、
しかも両方の実家はそれなりに距離があって日常的に手伝ってもらうような状況にはない。
子どもが生まれてからは、引っ越しも単身赴任もしていない。

こんな、この日本ではミッションインポシブルといってもいいくらいスゴイことがなんでできたかというと、
「保活」でダメだったことがないからである。

家から最寄りの私立認可園、しかも非常に良心的に運営されているうえ設備的にも環境的にも恵まれているところに、
三人ともゼロ歳児の四月から入園して六年間お世話になっている。

これは、とにかく一切合財が不平等で差別的な状況の中、
我が家が運にも立場にも恵まれたことからそうなった。

まず最初の偶然は、住居の選定。まだバブル崩壊が明らかでなかった1990年代始めのころ、私たちは公団マンションの抽選に応募しまくっていた。それでたまたま最初に当たったのが今のところなのだけれど、これがまず重要な幸運。

市境をはさんで保育園状況はまったく違う。うちが住んでいる市は、およそフルタイム共働きが確定していればゼロ歳児四月には入園確実といってもいいくらいの混雑状況なのだ。隣の市は、おそろしく激戦で、しかもきょうだいがまとめてお世話になることはさらにハードル高く、ついでに保育料も高い…というとんでもない状況だけど、当時子どものいなかった我々はそんな基本的なことも知らなかった。

知らないまま、たまたま状況のよい市に居を構えたのである。

もうひとつの偶然は、生まれ月。状況がよいといっても、四月以外の入園はほぼ不可能。そして、四月であっても、学年が上がるときにほとんど定員の増えないクラスはなかなか入れない。ゼロ歳児なら、人数こそ少ないけれど、下から上がってくる子というのはいないので入りやすい。

つまり…またろうは11月生まれだ。翌年四月には、満四か月になっており、入園基準を満たし、すんなり入れる。もしこれが12~3月生まれだったら、満四か月になるころにはゼロ歳児クラスの定員は埋まっており、入れない。育休を延ばして待っても、ゼロ歳児から一歳児は定員がほとんど増えないから四月も望み薄(o_o)

これまた、産む前はそんなこと知らなかったので、またろうの生まれ月は偶然。たまたまうまくいっちゃったのだ(二人目、三人目のときは生まれ月について注意を払ったのは当然である)。

でも、どこに住んだからとか、何月に生まれたからとかで運命が大きく変わるのなんて、ほんと理不尽な話だ。1月生まれの子がなんか悪いことでもしたのかよって!!

さて、申込みの資格がある中から今度は「優先度順(?)」に決まっていくことになるのだが、お役所が優先度を判断するにはそれぞれの決まりがある。自治体によって微妙に逆な部分もあったりして、理屈は通ったり通らなかったりする。うちの市の場合はわりとふつうな感じで、フルタイム常勤は強く、パートや非常勤や求職中は弱い。

大企業に勤めてて、産休育休でスタンバイしていれば安泰、
育休なんて知らんって感じで放り出されてあらためて求職しなきゃいけなかったら危ない。

要するに、差し迫って困ってるとか、経済的にも豊かでないとかの人は、実は入りにくい。

さらにいえば、月から金の9時5時勤務ならいいけれど、シフト勤務とか夜間とか不規則勤務とかに保育園の開演時間は馴染まない。極端な虐待で子どもが亡くなったような場合、せめて保育園に預けてくれてればとか思っちゃうけど、そういう親は保育園に申し込んでも通らないし、そもそもお仕事時間からいって送迎ができないなんてことが多いはず。

というわけで、経済的にも立場的にも、安定していて無理のない生活ができてる人に優しいシステムなのです。保育園というのは。

うちはそのシステムに乗っかって共働きを続けて子ども三人を無事育て(ほんとうにすばらしい保育園でした)、
しかもかなり安い保育料しか負担していません。

保育料は収入によって変わるけれど、最高額がかなり安いところに設定されていたので。
(隣の市はもっと高いところに上限がある)

つまり保育にかかるコストのごく一部しか負担していないのですが、
そもそもそのコストが現状のところで抑えられているのは、
保育士さんたちの低賃金ハードワーク(そしてモラルも非常に高い)に支えられているわけで、
なんでそんな賃金でもとてもよい仕事をしてくれるのかといえば

…女性は安い賃金でよい仕事をする…

という社会構造に支えられているんです。そして自分はそのような保育園にお世話になりながら、「女性差別賃金」ではないところでずっと共働きを続けているわけだから、

こりゃもう。石を投げられそうなくらい既得権益の上にあぐらをかいているといわれてもしかたがない状況。せめて、別の形で社会貢献するくらいしか。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めるちゃんと部屋の響き

2016年02月18日 | ピアノ
めるちゃんを弾くときに、ずぼらして蓋閉めたまま弾くと、ちょっと音が詰まって苦しい感じ。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←今週末はいよいよめるちゃんお披露目会

半開けすると、だいぶ改善される。
全開すると、あぁのびのびという感じで、これが本来のめるちゃん。

ふだんは半開けで弾いてるときが多い。全開けしない理由は、音(騒音)問題もあるけど、めるちゃんの音は全開けでもたいして外には聞こえないのでむしろ…

洗濯物を干していると全開けできないという物理的な問題が大きいのだが(^^;;
(相変わらず、物干し用のバーはめるちゃん頭上にあります)

ちゃんと洗濯物とハンガーを撤去して(笑)
蓋を全開にして
弾いてみるととても気持ちいい。聞いてても気持ちいい。けど、あと一歩…

「天井が低いところが残念だな」と言い出すよしぞう。
うーん、そうかもしれない。
スタジオアデリーとか、空音舎とか、あと一般家庭なのにグラピが吹き抜け部分に置いてある某友人宅とか、いいんだよねあの感じ(^-^)

「じゃ、天井ぶちぬくか」
…というのは冗談として(上階の人の床がなくなっちゃうわね)

置いてある部屋の内装は、床が板張り、なにしろリビングだからいろんなものがごちゃごちゃしていて、そのミックスした結果(?) 残響はわりとちょうどいい感じ。あと天井が高けりゃね(爆)

もしかしたら、天井に何か吸音材を貼ると多少よくなるかもしれない、とはよしぞう説。
私はさっぱりわかんないんだけど、っていうか、もし工事してみてハズしたらどうするんだよって話もあるけど「とりあえず段ボール貼ったら実験できる」…えー、まじっすか、やってみますか??

自分がピアノを人前で弾くときって、もう必死というか、お客さんにどう聞こえてるかなんて考える余裕がないということがほとんどだけど、相当弾きなれた曲(アルカンのバルカローレとか)だと、どう聞こえているかに多少意識を向けることができることも。そういうのって、ほんとは大事だよね。せっかく生で弾いてるんだから。

やまちゃんしかいなかったときは、とにかく正しく弾ける(打鍵する)ことができるように練習するということしか、少なくとも家では考えなかったけれど、こないだめるちゃんで連弾してレッスンしてもらったときに、artomr先生がたまに「その音きれい」とか言ってくれると、そぉでしょ届くように弾いたもん♪みたいなのがすごく楽しかった。

めるちゃんが来てくれたからには、聞いてる人にどう聞こえるかということも少しずつ考えていけるようにしたいよね。


「ヴァイオリニストは音になる」(千住真理子)の中で、「音響を科学する」という項があって、建築音響の先生との対談になってるんだけど、これがとてもおもしろい。千住さんは、演奏家として、いつもホールの響き方に合わせて一番お客さんの心に届くような演奏というのを工夫しているわけだけど、実のところ、お客さんのところにしっかり音が届く、響くというのと、演奏家が演奏しながら自分の音が聞ける(弾きやすい)というのは同じことではない。

両方がきちんと通るのが「いいホール」なんだと思うし、よい演奏者はやはり理想的なホールでなくても最前を尽くすことを考えているんですね。どのくらいホールの響きについて考えるかは演奏家によっても違うだろうけど、千住さんはかなりのマニアとお見受けしました。

ホールでの実験でわかることもあるけれど、それだと条件をいじって試すことがやりにくいので、研究の場では、まず千住さんに無響室で聞いてもらった録音に、あとから計算で響きを足して比べたりするんです。

今のところ、そういった研究と、自分の生活空間というのは直接には結びつかないけれど、制約のきつい自宅環境でも親密なよいコンサートができるような工夫がわかったらそりゃもっと楽しいかな。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする