アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

日本にいながらRayくんのコンサートが聞ける

2021年03月19日 | ピアノ
ベートーヴェンのピアノ協奏曲はよく聞きますが、そういえば第二番って聞いたことなかったかも??

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若いころ(笑)は第五番「皇帝」が好きでしたが最近は第四番がいいなぁと。ピティナ特級でもいい感じで弾かれてたので
PTNA2018コンペ特級ファイナル/銀賞 上田実季 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
私の「BGM」再生リストにも入ってますが、今はね…それだけじゃなくて、藤田真央さんの四番をポチしてあるのでこれも聞けるんですよ、うふふ

同じく真央ちゃんの三番も聞けます。これはこれでいいなと

第一番はあまりプロが弾くのは聞かないような気がしますが、私にとっては思い出の曲(ピアノをほとんど弾いてなかった高校生時代、二台ピアノでオケパ担当)なんで。

そして第二番は、初めて聞いた…確かに、コンサートでは第三番以降がよく演奏されるのはわかる気がするというか、なんかぼーっと聞いているとモーツァルトかな? と思ってしまいますが、しばらく聞いてるうちになんか違うかも…なんだろう…みたいに思う曲です。

今日私がお初に第二番を聞くことになったのは、Rayのピアノ&バイオリンで「Buffalo Philと共演しました。」という記事を見つけたから♪

これまで、このブログ上で「あーコンサートあったんだー」と思っても、アメリカまで聞きに行けないので、ねぇ。。
ラジオ番組とかのものは聞けたりしましたけど。

「コンサート」として聞けるものは初めてですね(→バッファロー・フィルハーモニック・オーケストラ)。お値段10ドル(プラス税)迷わずポチりました。

コロナ対策で無観客公演のようで、それはまぁ残念でしょうけれども代わりにこうやってどこでもドア視聴ができるありがたさ。

今はアメリカの中での移動もたいへんのようで、検査をして飛行機に乗っていって、数日ホテル缶詰になってからの…とか、コンチェルト丸ごと弾くのにずっとマスクとか。ほんとお疲れ様でした。

プログラムは
TURINA La Oración del Torero (“The Bullfighter’s Prayer”)
R. STRAUSS Metamorphosen
BEETHOVEN Piano Concerto No. 2 in B-flat major ←Rayくんはここ

となっていますが、この前にサンサーンスのプレリュードという曲があって、フルートとハープの二人がソーシャル・ディスタンスを保って(^^;; 演奏していたのですがこれがとてもよかった。美しい。心地よい。ずっと聞いていたい感じ。

肝心のベト2(って通じるわけないな)ですが、Rayくんの音色はクリアで力強く、まだ若いベートーヴェンが作ったこの曲にとっても合っているように思いました。

あと、弾いている動作を見て思ったのですが、Rayくんの動き(体+手)がとても合理的というか物理的に納得というか、無理無駄なく力強さが出せる弾き方だなと思いました。それと、欲しいところにスパーンと入ってくる気持ちのよいリズム感の良さがツボです。

4月8日までだって。お奨め。


ところで、なんでこの曲聞いてて「やっぱこれモーツァルトじゃないよね?」って思うのはなぜなんだろう(どういうところなんだろう)…とか考えてしまった。最後の楽章始まる瞬間とか、「おー、ロックだ!!」って思ったり。

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余分な力を入れずに弾けるかも?

2021年03月18日 | ピアノ
前回、モーツァルトの協奏曲第23番第三楽章を弾いたときの録音を聞いて、気に入らないところは

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- 重い
- 遅い
- ぐちゃっと間違えてる

ということなんだけど、それと今回の「これから練習するぞ」録音を聞き比べてみて、気が付いたことがある。

前回の演奏の一番の問題点、というか問題の根っこは「余分な力が入ってる」ということに尽きると思う。つまり、がちっと力が入ってるので重い(音が汚い)し、当然それだと速くならないし、間違えたときは立て直しが遅くなり被害甚大というわけ。

「じゃあ、余分な力を入れるなよ」と言うは易く行うは難し、言われてできるくらいなら誰も苦労はしていない。

そして今回、まだたいして練習していないからよく頭に入ってないところも多いし、課題であるところの「アルベルティバスもっと小さく」とかそういう音のバランスもこれからだけれど、余分な力があまりいらなくなった(当者比)…入れたいと感じなくなった、というか…

前回と今回を比べると、弾き直し癖が改善したことが主な違いで、音を間違えそうになったときに「うっ」って力づくで軌道修正しようとする(あるいはそういうことが起こったときに軌道修正しようと待ち構えている)とどうしても余分な力が入っちゃうのだけど、間違った音を弾いても弾き直しせずに先へ行けばアンサンブルを崩さずに済むと思えばだいぶ気が楽になる。

そもそも弾き直し癖が改善したという中には、余分な力が入ってないということがあるはずで、ぐりぐり重く弾いてないから間違った音も悪目立ちせず、また、本格的に転ばずにそのまま先へも進みやすいわけだ。卵が先か鶏が先か。

いろいろなことが実は繋がっている。

弾き直し癖の改善から暗譜へと繋がっているというのも一年がかりでおぼろげに見えてきたルートであるし、
もしかしたらそこからモーツァルトを弾くときの音色の改善にも繋がるのかもしれない。

そうだとすればテンポアップということにも繋がってもおかしくない…というか繋がるはずだと思う。

そんなすごく速く弾くつもりはない(弾けない)けれど前回より(実測値で)微妙に速く(聴感上で)けっこう速く弾けるようにしたい。速く弾こうとして速くするというよりは、諸々のことから、自分にとって自然な、弾きやすいテンポ設定が前と違う、というふうになったらいいなと思っている。


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変人といったら京大かな(イメージです)

2021年03月17日 | 生活
今日は書道の日でした。帰りに成城石井と本屋に寄るとしたらもちろん本屋が先のほうがいいですが(食品買ったら急いで帰るほうがいいものね)…

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いやいや、いつもあの本屋行くと、いらんものいっぱい買っちゃうから、危険だから、今日は成城石井だけ寄って帰ろう。と思った。


(今日書いた作品。最後の字「遊」を書いてるとなんかうきうきしちゃうの)

そして食品買って出てきたら…まぁお察しとは思いますが結局ふらふらと本屋も寄っちゃった
今日買った本は「京大変人講座」です。

私は元々かなりの変人好きで、だから大学のときはけっこうパラダイスだったんですが(その中からよりすぐって結婚した)、でも、噂によれば京大のほうがもっとスゴイ(何)ってことなので、憧れの大学ですね。

本屋で思わず手にとって、前書きのところを見ると、ゴリラの研究してる先生が、フィールドワークのときは早朝から一日中ゴリラと過ごし、帰ってきてその日の記録をタイプして寝るって生活を10か月くらい続けるって話をしてて「こんなふうに人と会話しない生活を何か月も続けると、人間の言葉を忘れますね。ゴリラと「ウーッ、アーッ」って話してるだけだから、日本に帰って来たとき、まず日本語が読めなくなった。」なんていってるんですよ。変人だ。記録は人間の言葉なんですが(笑)英語なので、日本語は忘れるとのことです。

「それに鏡もずっと見てないでしょう? 久しぶりに自分の顔を見たら「あれ? 俺、こんな顔してたかな」って。自分もゴリラみたいな顔のつもりでいたから。人間の世界に戻ると「変な顔してるな~」って思えてきたり」

…ま、これは買わなきゃな、ってんで買って帰ってきて、電車の中でずっと読んでて、そしたら要するにそういう(変な)先生がいろいろ出てきてそれぞれ語りたいことを語っているという本なのですが、変人とはいっても語る内容(その人の研究分野)が変とは限らないので、最初の章の

地球の教室
毒ガスに満ちた「奇妙な惑星へようこそ」 学校では教えてくれない! 恐怖の「地球46億年史」

は非常に常識的な内容で、読みやすく上手にまとまってはいたけど他の(ふつうの)本にも出てくる真っ当な地球の歴史でした。なんなんだ。それで、ちょっと拍子抜けしてたんだけど

次の章

経営の教室
なぜ鮨屋のおやじは怒っているのか 「お客様は神さま」ではない!

はがぜんおもしろくなりました。
鮨屋でもフランス料理屋でも高級なところになればその接客は「親切丁寧フレンドリーわかりやすい」の真逆になったりするという話です。メニューはわかりにくくおやじは愛想悪くて、なんかいくらかかるかわからなくてどきどき、この注文の仕方は「あり」なのか「作法」にかなっているのか緊張!!

これはいったいどういうことかというと…

「サービスにおいて、提供者側が客を満足させようとすると、かえって客は満足しなくなるというパラドクスが起こります。」
満足させようとする気持ちが透けてみえてしまうと、客は満足しない。自分に従属する(媚びている人からのサービスは、価値が低く感じられてしまうということです。

鮨屋のおやじは、職人として「自分のために仕事をしているんだ。客のことなんか関係ねぇよ」という姿勢を貫くからこそ、客がその価値をありがたく認める図式ができている。

そして「作法」というのはそもそも、非常にややこしく、一握りの人しかわからないことが大事であると。

そういえば…

たとえば、「ピアノの先生」というのも…

高圧的で愛想なしでわかりにくいレッスンを高額でする先生がありがたいと感じる人もいるかもしれないですよね。まぁ私はいくらおいしくても怒ってるおやじの鮨屋にはいかないし、どんなに音楽的に優れた先生でもそういう先生のところにレッスンいかないけど。

ま、ともかく、鮨屋の頑固おやじ的なサービスの在り方が、いったいどういう背景から生まれてくるかについての話に続くのですが、電車が着いちゃったので今日はここまで…

この先「なぜ遠足のおやつは"300円以内"なのか」とか「「ぼちぼち」という最強の生存戦略」とかおもしろそうです。

---- 今日の録音:
モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番第三楽章(これから練習するぞ記録)
長い休みは脈絡なくはしょってとにかく弾いてみた。これからあれこれ練習しなきゃだけど、前回より弾きやすくなりそう?

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定年後に音大に行きたいかといったら…

2021年03月16日 | ピアノ
今、珍しくモーツァルト交響曲第35番「ハフナー」を聞いている。どう珍しいかというと、私が聞く音楽は圧倒的にピアノに偏っており、そうでなくても室内楽くらい…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←リモート講座も増えて便利な世の中

オケを聞くことはかなり少ない。ピアノ曲をよく聞くのは、自分が弾きたい曲探しという部分もあり、そこから派生して好きな曲の別の演奏…好きなピアニストの別の曲…どんどんやってるうちにあらかた時間が埋まってしまうため、オケは非常に手薄である。しかし、仮に今後自分が弾くのがピアノに限られていたとしても、「ここは何の楽器か想像してみて」なんて言われることもあるし、手薄なままなのはよくない、というかつまらないとはなんとなく思っている。

それでたまたま目にしたこれ→【無料体験講座】オーケストラを内側から聴く モーツァルトの交響曲

無料だというので勢いで早速ぽちってしまってから、35番…ってどれだっけと思って改めて聞いている(←今ココ)

これはたった30分の講座(zoom)で、実際のところこの先の話は有料講座(アイネクと、交響曲39・40・41番をやるらしい)を聞いてねってことになるらしいが、この先生の話がおもしろいかどうか有料のに申し込む前にわかるからイイネ

いろいろ探すと、いろいろな場で(音大以外でも)いろいろな話が聞けるんだなと思う。その都度、興味のある講座を聞いたり、本を読んだり、あとわからないことがあったら詳しそうな人に聞いたりすれば趣味としてはぜんぜん困らない。

それでもなんとなく音大に憧れを感じるとすれば「体系的に学べる(たぶん)」ということだろう。散発的に思いつきで次はこれとかいうんじゃなくて、こういうセットで学んでおくといいよみたいな、まとまり。

あと定年(60歳)まで五年半、現実的に考えられるくらい近づいてきた。もしそこまで健康で順調で、仕事と趣味ピアノを続けていたとしたら…行って行けないことはないような気がする。地理的に、通える場所にある音大ならいくつもあり、ピアノ科でなければ暗譜で弾かなくても入れるところがあるようだし(!)、なんならシニアの方いらっしゃい的な限りなくボーダーフリーなところもあるようだ。学位を取りたいとはあまり思わないけれど、キャンパスライフ再び、というのは心惹かれる響きである。

逆に、音大に行くことのデメリットとしては、まずお金が(かなり)かかるということ。上記の「もしそこまで健康で順調で」が成り立ち、そこまで勤め上げたなら、お金は準備できないこともないとは思うけれど、お金はほかのことに使うこともできるわけで…音楽イベントに参加する、音楽イベントを企画する、あるいは楽器を買うなど、音大に行くほどのお金を使うならかなりのことが可能になる。

あと、「こういうセットで学んでおくといいよみたいな、まとまり」と書いたけど、それはメリットでもありデメリットでもある。

「セット」に含まれていることで、やりたくないことがあったらどうするの?

大学を卒業して社会人になろうとしている状況なら、当然「なんとかする」であろう些細な「やりたくないこと」であっても、別にこちらとしてはそれを「なんとかする」モチベーションもないわけで…そう考えると、こんな我儘に育ってしまったアラカンをきれいに収める箱(大学)なんてないという気もする。

たとえばだけど、ピアノの先生が「いい感じ」じゃなかったらどうする? 今は自由に、習いたい先生に習っているけれど、音大というところはそうじゃないでしょう。

ということで、むしろ五年前くらいのほうが音大、いいかも、と思っていたのだけど、最近は「ないな」と思っている。今が快適すぎるから(^^;;
あぁともかく早く60歳になりたい。

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今回突然暗譜できたのはなぜ?

2021年03月15日 | ピアノ
暗譜できたできたといっても、発表会はまだなのだから実用レベルなのかどうかぜんぜんアテにならないけど…

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ま、とにかく、これまでと違って、「おうちでは」迷子にならずに弾けたという意味です。
今まで私が、もっとずっと簡単な曲でも、暗譜で弾いた/弾けたためしなんぞないことをご存知の方が、zoom越しですが「喜びの島」を聞いてびっくりして、

「どうして暗譜できるようになったのか、もう少しいうと、どのように音符や音や鍵盤などを捉えているのか、アンダンテさんの分析うかがいたいです!一昨年までの、弾き直しとも関係があるのかも考察がありましたら聞きたいです!」とのことですので、書いてみたいと思います。

* * *

まずシンプルに、耳馴染のあるポップスかなんか、単旋律のみ弾くとしますね。したら、楽譜見ないで弾けると思うんです。レーシーシシーシドレー、ドシドードードドー…、いや、調違うかもしれんけど(絶対音感ないのでわからん)
心の中で歌いながら、そのとおり弾くわけです。ミスタッチは、するかもしれないけど、歌いながら弾いてれば、間違っても弾き直ししないで先に行けると思います。

ここまでは、問題ないんですけど、ピアノの場合、左手でも弾かなきゃいけないんで…

左手で弾く音のどれかを代表して、そこを(心の中で)歌いながら弾くとします。それでも、基本的には上記と同様、弾き直ししないで弾くということが成り立つと思うんですけど、ただ問題があります。心の中で二人分、歌えるのかということと、歌ったとして、両手分いっぺんに弾けるのかという…

で、その問題は、「弾き直し癖の改善」という目的でずっと懸案だったのですが、なんかかすかに「両手分、心の中で歌いながら弾けるモード」が成立しそうになった感じがありました(誰にも、先生にもわからないと思うけど自分でなんとなくそう思った)。そのころちょうど思い立って、というかiPhoneを買ったのもあって

ブルグミュラー25番全曲演奏&Youtubeアップ企画(2020年8月~9月)

というのをやったところ、それがタイミングとして絶妙だったらしく「何か繋がった」感触がありました。たぶん、曲の難易度として「両手分、心の中で歌いながら弾けるモード」を試すのによかったということと、録音してすぐ聞くというのを繰り返したことがよかったのだと思います。

その後の発表会(2020年10月)では、チャイコフスキー/四季より10月「秋の歌」を、弾き直ししないどころかほぼノーミスで弾けたのは偶然ではなくてそのモードチェンジ(?)のおかげでしょう。

と、ここまで、あくまで「弾き直し癖の改善」の流れでしか書いていませんが、まぁだいたい同じことなんです。歌いながら弾けるってことは楽譜見ないで弾けるってことなので(ポップスの旋律のみ耳コピと同じ)。

ただ暗譜までいくのはちょっとまだ問題があって、なにしろ左右で一音ずつを把握してても足りないですからね。旋律オッケー、ベース音オッケー、であとどうするのよ、という…

そこで「分解練習」の話が出てきます。「秋の歌」のとき、「左右で一音ずつ」で片付かないようなややこしいところについては、おゆき先生の強い勧めで分解練習をしてみたのですが、これが意外と(!)よくて、曲の表現としても効果的だったし、あと、なんか暗譜まであと一歩というか、ちょっと近づいた感じがしました。

このとき暗譜を試さなかったのは、必要がなかったからです。譜めくりに困る曲じゃないので。

今回、「喜びの島」では、腹くくって分解練習をせっせとやっていたので、たくさん重なった音についても、ひとつひとつの音の把握が進みました。つまり、頭や耳でもその(一番上や下でない)音を思い出せるということです。思い出すのはあんまり「さっと」じゃないかもしれないですが、「ん…と」くらいで思い出せる感じです。さっと弾くには手の感触のほうが大事かもしれません。右手一音、左手一音を把握していればあとは手の形が合っていれば正しい音を全部弾ける寸法です。ただそれは、当てにならない…特に、緊張したときに当てにならない(手の感触が違う)から、頭でも把握しておく必要があります。

もう一つ、新たな発見なのですが、これまで暗譜しようと試みたときは、なるべく「見ないで思い出そう」という方向でやっていたと思うんです。今回はそうじゃなくて、暗譜できるともしようとも思ってなかったんで、逆に(分解練習のために)楽譜をガン見してたんですよね、ずっと。そのほうが私にとっては覚えやすいのかもしれないです。初めて暗譜で弾いてみたとき、脳内楽譜というか、ページのどこらへんのどんな形の個所だったかを追いながら弾いていたと思うので。カメラ記憶なんて上等なものではなくて、曖昧模糊としたものですが、ここでページめくって…みたいな、迷子にならないための目印としては役立つようです。

何日か続けて弾いていたら、自然とあまり脳内楽譜を見ないで弾くようになりました。これって本番は危険かもしれません。なにしろ未経験なことで…これが危険なのであれば、脳内楽譜を手放さない方針でまた次行ってみます(^^;;


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