アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

今回突然暗譜できたのはなぜ?

2021年03月15日 | ピアノ
暗譜できたできたといっても、発表会はまだなのだから実用レベルなのかどうかぜんぜんアテにならないけど…

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ま、とにかく、これまでと違って、「おうちでは」迷子にならずに弾けたという意味です。
今まで私が、もっとずっと簡単な曲でも、暗譜で弾いた/弾けたためしなんぞないことをご存知の方が、zoom越しですが「喜びの島」を聞いてびっくりして、

「どうして暗譜できるようになったのか、もう少しいうと、どのように音符や音や鍵盤などを捉えているのか、アンダンテさんの分析うかがいたいです!一昨年までの、弾き直しとも関係があるのかも考察がありましたら聞きたいです!」とのことですので、書いてみたいと思います。

* * *

まずシンプルに、耳馴染のあるポップスかなんか、単旋律のみ弾くとしますね。したら、楽譜見ないで弾けると思うんです。レーシーシシーシドレー、ドシドードードドー…、いや、調違うかもしれんけど(絶対音感ないのでわからん)
心の中で歌いながら、そのとおり弾くわけです。ミスタッチは、するかもしれないけど、歌いながら弾いてれば、間違っても弾き直ししないで先に行けると思います。

ここまでは、問題ないんですけど、ピアノの場合、左手でも弾かなきゃいけないんで…

左手で弾く音のどれかを代表して、そこを(心の中で)歌いながら弾くとします。それでも、基本的には上記と同様、弾き直ししないで弾くということが成り立つと思うんですけど、ただ問題があります。心の中で二人分、歌えるのかということと、歌ったとして、両手分いっぺんに弾けるのかという…

で、その問題は、「弾き直し癖の改善」という目的でずっと懸案だったのですが、なんかかすかに「両手分、心の中で歌いながら弾けるモード」が成立しそうになった感じがありました(誰にも、先生にもわからないと思うけど自分でなんとなくそう思った)。そのころちょうど思い立って、というかiPhoneを買ったのもあって

ブルグミュラー25番全曲演奏&Youtubeアップ企画(2020年8月~9月)

というのをやったところ、それがタイミングとして絶妙だったらしく「何か繋がった」感触がありました。たぶん、曲の難易度として「両手分、心の中で歌いながら弾けるモード」を試すのによかったということと、録音してすぐ聞くというのを繰り返したことがよかったのだと思います。

その後の発表会(2020年10月)では、チャイコフスキー/四季より10月「秋の歌」を、弾き直ししないどころかほぼノーミスで弾けたのは偶然ではなくてそのモードチェンジ(?)のおかげでしょう。

と、ここまで、あくまで「弾き直し癖の改善」の流れでしか書いていませんが、まぁだいたい同じことなんです。歌いながら弾けるってことは楽譜見ないで弾けるってことなので(ポップスの旋律のみ耳コピと同じ)。

ただ暗譜までいくのはちょっとまだ問題があって、なにしろ左右で一音ずつを把握してても足りないですからね。旋律オッケー、ベース音オッケー、であとどうするのよ、という…

そこで「分解練習」の話が出てきます。「秋の歌」のとき、「左右で一音ずつ」で片付かないようなややこしいところについては、おゆき先生の強い勧めで分解練習をしてみたのですが、これが意外と(!)よくて、曲の表現としても効果的だったし、あと、なんか暗譜まであと一歩というか、ちょっと近づいた感じがしました。

このとき暗譜を試さなかったのは、必要がなかったからです。譜めくりに困る曲じゃないので。

今回、「喜びの島」では、腹くくって分解練習をせっせとやっていたので、たくさん重なった音についても、ひとつひとつの音の把握が進みました。つまり、頭や耳でもその(一番上や下でない)音を思い出せるということです。思い出すのはあんまり「さっと」じゃないかもしれないですが、「ん…と」くらいで思い出せる感じです。さっと弾くには手の感触のほうが大事かもしれません。右手一音、左手一音を把握していればあとは手の形が合っていれば正しい音を全部弾ける寸法です。ただそれは、当てにならない…特に、緊張したときに当てにならない(手の感触が違う)から、頭でも把握しておく必要があります。

もう一つ、新たな発見なのですが、これまで暗譜しようと試みたときは、なるべく「見ないで思い出そう」という方向でやっていたと思うんです。今回はそうじゃなくて、暗譜できるともしようとも思ってなかったんで、逆に(分解練習のために)楽譜をガン見してたんですよね、ずっと。そのほうが私にとっては覚えやすいのかもしれないです。初めて暗譜で弾いてみたとき、脳内楽譜というか、ページのどこらへんのどんな形の個所だったかを追いながら弾いていたと思うので。カメラ記憶なんて上等なものではなくて、曖昧模糊としたものですが、ここでページめくって…みたいな、迷子にならないための目印としては役立つようです。

何日か続けて弾いていたら、自然とあまり脳内楽譜を見ないで弾くようになりました。これって本番は危険かもしれません。なにしろ未経験なことで…これが危険なのであれば、脳内楽譜を手放さない方針でまた次行ってみます(^^;;


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