アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

迷子にはならずにシテール島へ到着

2021年03月25日 | ピアノ
譜面台を外すか? 外さないか?? ずいぶん長くぐるぐると逡巡したあげく…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←頑張ったで賞

結局、外して弾きました。楽屋袖に楽譜を置き、遭難の際にはこれを持って救助に来てくれるようにとステマネさんにお願いし、しかし譜面台もないのに持ってきてもらっても、いったいどうするのかはよくわかんない(笑)

ステージでお辞儀をして、椅子に座ると、見たことのない光景…スタインウェイの中が舞台照明で金色に輝き、とてもきれい。テンション上がります。

最初のトリルを弾き始めると、譜面台に邪魔されず自分にもふわぁ~っと響いてくる音がなんとも心地よい。

そのとき、頭が真っ白になったりはしていなくて、比較的冷静なつもりでいたのですけど、でも、そもそも舞台用に持ってきた「ペダルが踏みやすい靴」に履き替えるのを忘れ、ドレスに合わない外靴のままでいたことが既に冷静でないっていうか…出番前、私の注意力の大半が何に割かれていたかというと、着てきた服(「きれいめ」でそのまま弾いてもおかしくはない、ミディ丈)で出るかドレス(ロング丈)に着替えるかということでした。ドレスは、既に何度も着たことがある、というか一張羅で、慣れてはいるのですが、実は今回、「暗譜」のほかにもう一つ自分的チャレンジがあったのです。

それは、「左ペダル」。ふだん、左ペダルは自分ちのめるちゃんと、会場のピアノでとても具合が違うことが多いし、そんなテンパってるときに臨機応変なことはできないしで、本番はほとんど左ペダルを使わずに誤魔化して弾いていたのです。でも、「喜びの島」は左ペダルなしってわけにも、いかない…よねぇ? それで、今回、「左ペダル」「暗譜」の初チャレンジが重なってしまったわけですけど。

左ペダルは、右ペダルと違って、踏んだり踏まなかったりするものですから、踏むときにドレスを巻き込んで滑ったりとか、事故りがちです。しかも、めるちゃんは二本ペダル、スタインウェイは三本ペダルですからなんとなく位置の違いもあってさらに自信なし。

そんな状態なら、無理してロングを着ることもなかったのですが、こんな機会滅多にないものですからつい欲張ってしまって、ロングドレス着て、譜面台外してという、チャレンジてんこ盛りでのステージとなってしまいました。

弾き始めはまだよかったと思うのですが、左ペダルを目で確認とかしているうちに緊張が強くなってきて、手が震えてきた…そうするとミスタッチの嵐になるのですが、それはそれとして、なるべく弾き直しをしないで先に行くようにずっと心がけてきて、ようやく少しそれができるようになってきたところのはずでした。でも今回、死守したいところは「最後まで弾き切る」ということであるところ、弾き直しをしないで先に行くと暗譜が飛びそうな不安があり、外したときは、わざわざ正しい音を弾き直してから先に進むという、やってはいけないことをしながら進んでいました(匍匐前進か…)

その甲斐あって、大きく迷子になることはなく、大きな穴を空けることもなく、曲の最後まで弾き切りました。

聞いてる方も、弾き直しはちょっとアレだったと思いますが、選曲から暗譜から、なんだか大きすぎるチャレンジをしているという雰囲気は伝わったらしく、おおむね好意的な反応をいただきました。いつも頼りになるご意見番のくさぴあさんによれば、確かにわざわざ弾き直しをしていることは感じたけれど、とてもよかったところもあるし、全体としてはよく頑張ったとのことです。まだ自分では聞き直してないけども(弾き直しが多いことがわかってる録音を自分で聞き直すのはあんまり気が進まない)

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ベスト・クラシックのイメキャラに鈴木光ちゃん!?

2021年03月23日 | ピアノ
いやー鈴木光ちゃん、好きなんですけどね。東大王みるし…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←-ほんとはサブスクよりCDで買うほうが好き(しかし場所が…)

それと、クラシックのCDコレクションというのがなんかピンとこないけれども。そうなの? 鈴木光ちゃんがイメージキャラクターだったらクラシックのCD売れますかね??

とはいえ、現に私がこうやってたまたま光ちゃんの動画で釣られて(笑) 結果として100枚のラインナップをじっくり見ているのだから、してやられているといえばいえる(かもしれない)。

ベスト・クラシック100極
というシリーズで、高音質で焼き直したのがウリのようです。

この100枚の中で、私が既に聞いたことあって、イチオシといったら迷わずコレ:
アンコール! ヴァイオリン愛奏曲集(五嶋みどり)

選曲も演奏もよくて何度聞いても飽きない。クライスラー、サラサーテなど小品ぎっしり詰まってて、超絶技巧ばっかりじゃなくて、私が今生のうちに弾けるかもしれないバイオリン曲(←激レア)も入ってるんですよ。「エルガー:愛の挨拶 作品12」とか「チャイコフスキー:メロディ 作品42-3 ~「なつかしい土地の思い出」より」とか「グルック(クライスラー編):精霊の踊り(メロディ)~ 「オルフェオとエウリディーチェ」より」とか。

そして、既に伴奏なら弾いてみたという曲もあります。「クライスラー:シンコペーション」「バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz56」

それつながりで試聴してみたのですが
ホラ・スタッカート~ハイフェッツ・アンコール
これもすごくよかった。楽しい!! 前に弾いたガーシュウィンのバイオリン独奏用編曲(ハイフェッツ自身が編曲したらしい)とかごきげん。
ベスト・クラシックのサイトは、試聴から購入までいろんなリンクがまとまってて便利です。私はつい昨日Youtube Music (ファミリー)に入ってしまったのでCD買わなくてもあらかたサブスクで聞けるんですけどね。

そう、前に「3か月無料」に釣られてYoutubeプレミアムに入り、無料の間にすっかり「広告なし」の味をしめて抜けられなくなり、もうすぐ無料が切れるからいっそ家族で入っちまおうってなった(←やられてる)

こういう、100枚選びました的なセットは、有名どころを押さえられるというメリットがあるわけですが、そうするとクイズ的にもおあつらえ向きということなのかな。そういえば光ちゃんは音楽モノのクイズめちゃくちゃ強かったな。イントロクイズが、ふつうのイントロじゃなくて、音階の中の数音が出てきたときしか弾かないみたいな、そんなわけわかんない状態で当てるの。場合によっては、「この音とこの音だけ弾きます」って示しただけで、まだ曲を弾き始めてないのに当てたことあった。「この音が特徴になる曲はこれだと思った」とか。

そういう、ある曲の良さを味わうとか、ある曲を素敵に演奏するというようなこととは何の関係もないクイズに何の意味があるかといったら、
ま、別にないけど(^^;;
音楽としてではなく、クイズという競技に勝つためには、問題の傾向を把握して、
問われそうな知識をいかに集めて、それらをどのように関連付けて自分のものとして、
いかに素早く取り出せるようにするか、あるいは、知っていることを元に類推したり、閃いたりできるようにするか、というのが大事です。
インプットとトレーニングを繰り返して究めていくところは、アスリートと似ていますね。

光ちゃんは、そういうスポーツとしてのクイズにとても真剣で、かつ楽しそうで、結果としてすごく強いところが魅力です。

クラシック音楽という世界は、そういう切り口の楽しみ方のフィールドとしても最適でしょうね。

ま、私はのんびりと聞いたり弾いたりするほうがいいですけど。ここに載ってるクイズはやってみた…たいして当たらなかった(笑)

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JASRAC 音楽教室裁判: 生徒の「演奏」は

2021年03月22日 | ピアノ
JASRAC裁判、高裁の判決が出ましたね。音楽教室での演奏が著作権法22条の定める「公衆に直接聞かせることを目的とする演奏」に当たるのかどうか…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←そういや、吉松隆はJASRAC管理楽曲だった

第一審では、先生が弾く分についても、生徒が弾く分についてもJASRACに徴収権があるという判決で、日常の用語で「公衆」とか「演奏」とか考えている人にとってはびっくりな話でした。

【公衆】
「レッスン」といえば、先生ひとり、生徒ひとり、これってすごく特定の相手っていう感覚ですが、
「音楽教室に誰でも申し込めるんだから不特定多数」ということらしく(マジか!?)、

【演奏】
生徒の弾いてるのなんて「これから演奏できるようになったらいいな(笑)」演奏未満の、ガタガタだし、
先生が弾くのも、演奏とはいえないくらいコマギレが多いよね。レッスン内でばっちり演奏する先生って、いるのかな??
と思うけど、下手くそでも、コマギレでも「演奏」ということになるらしく…

法律に詳しい人からするとそんなに驚かない判決だった模様です。えーーー

そして今回、高裁の判決では先生の演奏については「取れる」、生徒の演奏については「取れない」というふうに変わりましたがどこが違うかというと

日経
--------------生徒の演奏、徴収認めず 音楽教室著作権訴訟で知財高裁
日本音楽著作権協会(JASRAC)が音楽教室から著作権使用料を徴収するのは不当として、音楽教室を運営する約250事業者がJASRACに徴収権限がないことの確認を求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁(菅野雅之裁判長)は18日、一審・東京地裁判決の一部を変更し、生徒の演奏について徴収権を認めなかった。教師の演奏は徴収権を認めた。

著作権法は公衆に聞かせる目的で演奏する権利(演奏権)について、作曲者などの著作権者が専有すると定める。音楽教室での演奏が「公衆に聞かせる目的の演奏」に当たるかが主な争点だった。

判決は音楽教室で実質的に演奏するのは、教師ではなく教師を管理する事業者であり、レッスンを受ける不特定多数の生徒は「公衆」と認定。「演奏が生徒に聞かせる目的なのは明らか」とし、教師の演奏についてJASRACの徴収権を認めた。

2020年2月の一審判決は生徒の演奏についても「音楽教室の管理が及ぶ」として徴収を認めた。これに対し、知財高裁判決は「生徒の演奏は自らの演奏技術向上のためで、演奏の主体は生徒だ」と指摘し「公衆に聞かせる目的と言えず、演奏権侵害もない」と結論づけた。

JASRACは現在、使用料を年間契約の場合で受講料収入の最大2.5%としており、判決が確定すれば利率の見直しを迫られる可能性がある。

判決後、JASRACは「結果は承服できず、判決文を精査したうえで上告を含め対応を検討する」とのコメントを発表。原告の事業者側は「今後の方針について意見を集約する」とした。
----------(太字はアンダンテによる)

太字にしたところの「生徒の演奏は自らの演奏技術向上のためで、演奏の主体は生徒だ」「公衆に聞かせる目的と言えず、演奏権侵害もない」という根拠により「徴収できない」という結論になっていました。日常の感覚からいうと、するっと読んで「そりゃそうだろ、当たり前だよ」と思ってしまいそうですが、「演奏の主体は生徒だ」…ココものすごく重要なところで、

なにしろ

楽器教室における演奏等の管理開始について(Q&A)
著作権法38条1項では以下の3つの要件を全て充たしている場合には、権利者の許諾を得ることなく演奏できると定めています。
(1)営利を目的としていない
(2)聴衆または観衆から、入場料等の料金を徴収しない
(3)演奏者等に報酬が支払われない
上記の3要件を全て充たしている場合は演奏権は及びませんが、その1つでも該当しない場合は許諾を得ていただく必要があります。よって、営利事業である音楽教室での音楽著作物の演奏利用には演奏権が及ぶこととなります。

JASRACさんのページにも書いてあるように、生徒の演奏についての主体が生徒だってことになると、(1)~(3)を満たすことになって、権利者の許諾を得ることなく演奏できるってことになってしまいますからね。というか、一審の判決は、生徒の演奏についても徴収できるという結論だったのですから、「生徒の演奏は『公衆』(*)に聞かせるためで、演奏の主体は音楽教室だ」ってことだったんですよね。法律ってムズカシイネ

((*) …この『公衆』って誰なのよ、と不思議に思いますよね? グループレッスンならほかの生徒が聞いてるともいえますが、個人レッスンだと先生と生徒しかいません。でも演奏主体が音楽教室で弾いてる生徒本人が公衆って解釈らしいんですよ(カラオケ法理)。何度聞いても腑に落ちませんが)

先生の演奏については今回も徴収権を認められたのですが、JASRACさんは大いに不満なのですよね。どうせ「ざっくり」勝手な料率で取ってくんだから、名目が先生の演奏だけでも、先生と生徒の演奏両方でも、実際のところあまり影響ないような気がするけどそうでもないのかな。この記事では「判決が確定すれば利率の見直しを迫られる可能性がある。」となってますね。

現状、JASRACのページにある料金表だと、先生だけが「演奏」するか生徒も「演奏」するかは関係ないように見えますが…

今後の展開ですが、まぁたぶん最高裁まで行くんでしょうから、高裁の判決のままであれば「ディスカウントあるかも!?」、一審判決に戻ればこのまま、そして徴収が定着したら次は個人教室だ。
「個人教室については、管理水準が一定のレベルに達するまで管理の対象としないこととしています。」

…えー納得できない、と思う人はやっぱりクラシックですよ(^^)

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ベルマークをちょきちょきする時間

2021年03月21日 | 小学生活
NHK webの記事でこんなのが
ベルマーク アナログ作業は 変わるのか
あったのですが…

     にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記へ ←むしろベルマーク強制とかまだやってたんかい、って感じ

皆さん、やったことありますか? ベルマークちょきちょき。子どもが通った中で、保育園や中学校以上にはなかったですけど小学校はありましたね。

この記事の漫画にあるように「仕事わざわざ休んで学校に集まって1日作業して228円」みたいな事態になるわけですが…そして確か図書室に壁掛け時計がついたんでした。まぁ時計つけてもいいと思いますけど…それが必要だったというよりは、集まったベルマークの範囲でなんとか捻り出す感じでした。

ベルマーク活動が「強制」みたいになってくるとこの記事の下のほうにあるように、「ベルマークがフリマに出品される」ということが起こったりします。ベルマークを提出しなければいけない(あるいは整理した状態で提出しなければいけない)ということで困った人がこういうのを利用するわけですけど、「ベルマークを運営する財団は、活動の趣旨に反するとしてアプリ運営会社に売買をやめるよう申し入れました」…いやいや、この取引でいったい誰が困るんですかね。禁止することで困ってる人が困ってるままになるんですがそれが活動の趣旨ですか?

ベルマークの提出にしても整理にしても強制するんじゃほんとヒドい話で、「じゃ228円寄付するから勘弁して」と思う人がいるのも当然です。

元々、この漫画の話でいうなら「1日一人228円を稼いだ」ということですらなく、ベルマークでもらえる商品の原資は、ベルマークのついていた商品を購入した人が払ったお金の一部です。それがプールされて…ベルマークやるほうだって事務費がかかりますから、そのコストを差し引いて「壁掛け時計」とかになるのです。空しい。

では、そもそもベルマークの「活動の趣旨」はなんだったのかというと、もちろん学校になかなか必要物品が揃わないという状況から生まれたわけですけど、「壁掛け時計」が必要だから頑張ったということでなくて、今やベルマークいくらいくら集まりましたけどどうしましょう、ってなって、じゃ、壁掛け時計でも買う? って順序になるとほんとどうでもいい感じです。性質が変わってきます。

そういうわけで、じゃ、ベルマークやめます、というPTAが増えてくるのですね。そりゃそうだ。

ということを考えたときに、思い出したことがあります。ベルマークの話ではないんですが、保護者会で、「じゃ、やめちゃう?」ってなったときの話です。

--------はなひめ0歳児クラスで保護者会会長をしたときの日記より「保護者会総会」:
去年の活動報告、決算報告やら役員の承認やらはなにも議論の余地もなく、「いや、待ったぁ!そんな役員構成ではなっとくいかない!!ぜひ私が…」なんていう人がいるわけもなく、しゃんしゃんと進んだ。このまま型どおり進めて終わらせてしまったら、せっかく都合つけてきてくださった方々に申し訳ないじゃないかぁ。。

今年の活動になって、「なにかお気づきの点は」としきりに水を向けると「そういえば、リサイクルされた布団カバーはいつ配布していたんでしょうか?私もほしかったんだけど…」といったあたりから徐々に口がほぐれてくる。運動会のこと(「大玉ころがしなんてやってみたいけど。無理かなあ?」)、夏祭りのこと(「ペットボトルは飲みかけをしまえるからよかった」)…細かいこともだんだんでてきた。

いい雰囲気になってきたところで、今年の予算の説明。去年と違うところは「親睦会費の廃止」である。これはクラスごとの自主行事で使うためのお金(といっても子供一人当たり300円)、例えばピクニックとかおやつパーティーとか文集とかに使うためのもの。会の趣旨からいってもわりと重要なものだとは思うのだけれど、活用されていない実態(ただ繰り越しておいて卒園の謝恩会で使うなど)があり、廃止を提案していたのだ。

ところが、新旧役員のいずれでもなく、ふらりと参加してくださったAちゃんママの発言、「うちは今年からこの園に来たのですが、前のところ(公立園)ではずっと前からそういうのあって、ずっと続いていました。集まる日を決めたりするのは大変だけど、集まってみると楽しくて。それで親しくなって、中学生になってもときどき集まったりしていますよ」…それはすごーい。みんなちょっと魅力を感じた様子。

「うちのクラスでも、ピクニックをやって、しゃぼん玉を配ってみんなで飛ばして遊んだりしました。それだけでも、各自持参したお弁当しかないよりは盛りあがるし、予算あるから使わなきゃってプレッシャーで企画したしね」「役員会でも、総会でも人数が少ししか集まらないわけだから、それで今まであるものをつぶしちゃわないほうがいいのでは」。なんか、流れが変わりました。

それで活発な話し合いになり、
・やはりなくすには惜しい魅力がある。
・なくすにしてももっと広く意見を確認してからにしよう。今年は現状維持で、今年度のアンケート項目に入れる。
・もっと活用してもらえるように趣旨を広報する。
・親睦会用に役員と別の係を立てるのはすぐは難しいかもしれないけど、クラス懇談会のときなどに「親睦会担当してくれるひと」と募ってみれば案外、「役員はやりたくないけどそういうのなら」っていってくれる人もいるかも

というような話になった。なんか望外の展開。。「いやー私も、あの年の保護者会で親睦会費つぶしたんだよねとかあんまりいわれたくないですし、個人的にもぜひピクニックのような機会がほしいですから…(会計さんに)ごめんなさいね、削ったりまた戻したり」。会計さんは「いやぁ、元に戻すだけだから」。別の人も「なくそうかという話を出したからこれだけ議論できましたよね。漫然と続けてても活用されないで予算くさらせるんだから、紆余曲折へてよかったじゃない」

というわけで、カタチだけでない総会。になったかな
--------

保護者会/PTAの活動の目的って、(1)子どもたちのために何かやる (2)保護者(+先生)でコミュニケーションを取る の両方があると思うんですけど、クラス行事予算なり、ベルマーク集計なり、なんらか「口実」があって集まる、何かいっしょに取り組む、というのが基本ですね。

たとえばお祭りに屋台を出すとか、集まって手芸品を作ってバザーで売るとか、わいわい集まって楽しく作業して親しくなって、収益が多少なりとも出れば学校に寄付できるとか、まぁふだんからそういうことで関係が作れていれば、子ども同士の問題とか、学校の問題とかあっても対処できますしね。だから「口実」のひとつとして「ベルマーク」があってもいいのかもしれないですが…

ただ個人的には、ベルマークつまらなすぎる(^^;; からやめたらと思うんだけど…何の作業なら比較的楽しめるかとか、どういう時間帯なら比較的都合つけやすいとか、それぞれに好みや都合があるわけで、嫌でなく参加できるようにいろんな活動があるほうがいいかも。ベルマークやりたい人がそこそこいれば成立、いなければ不成立ということで。そして、いろいろ選択肢があってもやっぱりどれもやりたくない場合に強制することではない、というのが大原則。嫌々集まっても親睦深まらないし意味ない。

ベルマークってなるとつい強制的な風土になっちゃうんだったら、それはぜひ廃止した方がいい。

そして、実際に物品を学校に寄付する必要があるなら、別のやりかた(寄付金集めるとか、バザーなどほかの方法で収益を上げるとか)で一番やりやすい(嫌でない人の人数が集まる)方法を考えたほうがいいよね。上記の記事で紹介されているウェブベルマークは、損する人もなく、いい仕組みだと思うけど、「口実があって集まる」とは関係なくなりますね。

----- 今日の録音
ドビュッシー/喜びの島(暗譜練習)

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「どごぉん」と始まったショパン

2021年03月20日 | ピアノ
去年の春、行く予定だった金子三勇士コンサート、コロナで延期になるときに、「思い切って」たっぷり一年延期されたのですが…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←生のコンサートを聞けること自体ありがたい

結局収束してないんですけども。本日、決行されました。去年買ったチケットをそのまま使う方式だったんで(座席番号もそのまま)、「一年なくさないで持ってる」というのが緊張しましたね(^^;;

曲目は
ショパン
ポロネーズ 第6番 変イ長調「英雄」 Op.53
夜想曲 第2番 変ホ長調 Op.9 No.2
夜想曲 第20番 嬰ハ短調 KK. IVa-16 遺作
ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調「葬送」 Op.35

リスト
ラ・カンパネラ 嬰ト短調 S.141 R.3b
巡礼の年 第1年 スイスより 第6番「オーベルマンの谷」 S160/R.10-6
愛の夢 3つの夜想曲より第3番 S.541 R.211
ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244

ということで、真正面スタンダードな感じです。

最初の曲「英雄」は、ご存知のとおり「じゃーん、ちゃららららららん、ちゃっ、ちゃーらん」って始まるわけですが、この「じゃーん(fz)」が…

「どこおん」だったんでびっくりしました。全力でばーんと行ったついでに、足で床を踏み鳴らしたのでそういう音になったんですけど。

その後も、そんな派手なアクションで弾いていって、イケイケドンドンな感じでした。まぁ~元々派手な曲ではあるんですが。

昨日はRayくんの演奏を見て/聞いて、それが非常に無駄なく自然な動作で、力がそのまま音に伝わっていたものですから、すっごく真逆だなぁと。

あんまり「どがーん」なアクションで弾いても、そんなにピアノが鳴るわけじゃないというか、気合のわりに鳴り損ねみたいになることもあるので(エネルギーが逃げてるんでそりゃそうですが)、やめたほうがいいんじゃないでしょうか? まだ若いからいいかもしれないけどそのうち首とか傷めそうだし。

私は金子三勇士さんのCDを持っていますが、それには床を踏み鳴らす音も入ってませんし(笑) ずっとスタンダード寄りの演奏をしています。もちろん音だけしか聞こえないんで動作は見えないから確信は持てないけど、弾き方も違うんじゃないかな。録音は、派手な動作してもどうせ見えないということと、何度も聞かれるからあまり極端にケレン味の多いのは耳につく、ということで演奏を変えてるんだと思います。

ショパンのノクターンは打って変わってしっとり弾いていました。弱音はきれいに鳴っていて、こんなふうに弾けるんだから別に「どごぉん」ってやることないのに、と思ったり。

ただ、癒し系の曲でもやっぱりケレン味は多めでした。すごく引っ張ったり、縮めたり、という感じで、おもしろいといえばおもしろい(好みではないんですが)。

しかしともかく、前回ナマで聞いたとき(マサル・カルロスぴったり(金子三勇士))は、ケレン味が多いだけでなくて、はっきりいって雑な感じでした(1000円のコンサートだったから?)が、今日はそんな手抜き感はありませんでした。

「オーベルマンの谷」 は聞きごたえありましたし、ハンガリー狂詩曲は、こういうノリもありかな? という感じで、おおむねショパンよりリストが合っているのかもしれませんね。

アンコールはショパン「黒鍵」で、最後の音は「どごぉん」(足つき)でした。「どごぉん」で始まり「どごぉん」で終わる。

滑らかなMCと合わせてエンターテインメント性は高いというか、これはこれでいいのかもしれない。生と録音で演奏を変えるというのも正しい気はするし。
まぁでも私はもういいです…

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