アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

宇宙っぽい音(スターウォーズ)

2022年08月10日 | ピアノ
元々、今年の11月にある二台ピアノの会で「スターウォーズ」やろうって話なんだけど、来週二台ピアノの練習会があるからとりあえず合わせてみよっか、って…

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「とりあえず」といってもね。「クレメンティのソナチネ」と違ってそんなさっとは弾けませんが。

まあ、雰囲気。気楽に合わせてみてなんとなくこんな感じと思えば、ここから練習しやすいでしょ。

ということで慌てて少々練習…

これ、最初弾いたときにはものすごい苦労しました。音が無茶苦茶たてこんでるとか、テンポが無茶苦茶速いというのではないんだけど、臨時記号の付き方とか、音の飛び方とか、ちょっとだいぶ普段弾いてるような曲とは違うから、なかなかうまく掴めるようにならないというか…

なんか、宇宙っぽい音?


ほら、たったこれだけで、宇宙っぽい感じしますよね。なんでかなぁ



この一小節目、一番上の音はラbついてフラット三つにはなってるけどふつうの音階で下がってきますが
逆に上がっていく左手は変な階段



この不思議な音形はなんとも言い難い。もやもやっと弾きたい

しかしいずれも、昔弾いたときよりずいぶん…馴染み深いとはいわないまでも、違和感はないというか、
ごちゃごちゃ臨時記号がついているときもそんなにいっこいっこ気合いを入れて読まなくてもわかるというか聞こえたとおりというか

要するに、「聴けるものなら弾ける」範疇にほぼ入ってきた感じがする。今度の練習はそこまで手こずらずにふつうにできるかな。

そうなってみるとおもしろい。非クラシックの曲。

大人ピアノを始めたときは、映画音楽とかアニソンとかでレッスンしてもらってたけど、だんだんクラシックにはまって、のめりこんで、一周回ってまたクラシック以外がおもしろいような気がするんですよね最近。

モーツァルトにもベートーヴェンにもショパンにもブラームスにも…出てこない音形なんだけど、おゆき先生に教わったことがすごく生きてかっこよく弾ける瞬間とか、楽しいと思う。何年もクラシックピアノ習ってきたことで、自分で練習できるようになったというか、自分で練習できる深さが変わったのがおもしろい。

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絵本「ピアノ調律師」

2022年08月09日 | ピアノ
昨日のピアノ二台合わせ練習の帰り、おもしろい本屋さんがあって…

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正確にいうと、本屋さんではなくて雑貨屋さんの中にあるおもしろい本棚というか。
おしゃれなしつらえの棚にゆったりと本が並び、なんかぎっしりみっしりしたふつうの本屋よりも、本が魅力的に見えるんです(選書マジックや並べ方もあると思う)。

で、三冊も買っちゃったのですが


このうちの一冊
「ピアノ調律師」M・B・ゴフスタイン

絵本で、タイトルが「ピアノ調律師」って、ちょっとびっくりじゃないですか? 買うよねつい

中を開くと、絵本というよりはかなり字が多めですが、どのくらいの年齢層をターゲットとしているのでしょう…


両親を亡くした女の子を、おじいさんが引き取って育てることにしました。お話は、引き取ってから二年ほど経ったときの出来事です。
おじいさんは調律師で、それもたいへん優れた調律師だったので、仕事ぶりを間近で見ることが続いた女の子は、すっかり自分も調律師になりたいと思うようになってしまったんですね。でも、おじいさんは、女の子がピアニストになれるといいなぁと思って、ピアノを熱心に練習させているのですが。そちらはあまりピンと来ないようです。

おじいさんと長年の信頼関係にある大物ピアニストが突然の代打でその街のコンサートに現れるのですが、
ピアニストが素晴らしいコンサートをするのを生で聞いても、女の子は演奏より調律の素晴らしさのほうに耳がいってしまうのでした(^^;;

ま、結局のところ、テコでも動かないというか、やりたいことがあまりにはっきりしているので、件のピアニストもその女の子が調律師になりたいというのを応援してくれるし、おじいさんも説得されたというわけです。

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彼はくり返しくり返しチューニングハンマーを使って、それぞれの音階のピンをまわし、弦を締めたり緩めたりして、調整していきました。こうして、ひとつひとつの音が最も純粋で美しくなるまで、この作業をくり返すのです。
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デビーは次にどの音が鳴らされるのかわかっていました。どういう順序で調律がされるのか、すっかり暗記していたのです。デビーはこの作業を本当に美しくて、おもしろいと思いましたし、今まで聴いたどんな音楽よりもすきでした。

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ピアノを弾くことにわくわくする子もいれば、調律にわくわくする子もいる。
(後者はかなりレア?)

本人がひかれない道へ無理やり誘おうとしてもそれはうまくいかないだろうよね。

誘うのは無理だろうけど、「一流」を間近で見続けることは大きな影響があるだろう…

ピアノを弾くことも好きだけど、実は楽器好き。の私としては、一流の調律を間近でずっと見てそれに魅せられてしまったこの女の子のことがちょっと、うらやましいというか何というか…まぁ、実際のところ調律師に向く資質はまったくないので単なる憧れですが。

----- 今日の録音
ベートーヴェン/ピアノソナタ31番第二楽章

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ソナチネ二台版の合わせ練習

2022年08月08日 | ピアノ
ソナチネ二台バージョン、前にやったのは
クレメンティ/ソナチネOp36-3
でした。

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今回やろうとしているのは
クレメンティ/ソナチネOp36-6
です。

え? 番号言われてもわからん?? そりゃそうですね。
クレメンティ/ソナチネOp36-3
は「ソーミドソソソ、ソーミドレミファソラシド…」
クレメンティ/ソナチネOp36-6
は「シラソ#ラレーラファ#ラレファ#ラーファ#レラ…」
です。たぶん、昭和のピアノ教室ではいずれも耳タコだったんじゃないでしょうか。そういえば今時の子たちはこういう曲あんまりやらないんだろうか。

音楽的にたいした価値がない、くだらない、と思われる方もいるとは思いますが、なんというか、パターンにはまるというのはよい面(わかりやすい、理にかなっている)と悪い面(ありきたり、つまらない)があるはずで、こういう曲に人生の最初らへんでしっかり馴染んでいるというのも悪くはないと思うんです。そればっかりじゃアレですけど。

今弾いてみると、ま、理屈抜きで楽しいです。
ほんと弾きやすいというか、譜読みしやすいんで、あっちゅう間に弾けますし、余裕があるから自分が弾きたいように弾ける、そういう楽しさかなと思います。

軽快、かわいらしい。

これに合わせて「いい感じ」になるよう、華やかになるように作られた2ndバートのほうは譜読みもたいへんだと思いますが…

今日、ゆっくりでまず合わせてみて、大きな問題なさそうだったのでちょっと速くしても合わせてみて、それからどちらがどちらのピアノで弾くのがいいか両方試してみて、とか、余裕の進行でした。最後は、ちょっと離れたところから聞いてもらってバランスチェックも。

合わせてみると、一人で弾いてるときにはやや平凡だったいろんなパーツが、2ndと掛け合いになることで、あるいは、響きを支えてもらうことによってゴージャスに生き生きと生まれ変わり、たいへんこれはテンアゲ(テンションアゲアゲ)なアンサンブルでございます。

こうやって二人で合わせているときには、ただの音階が、めっちゃオシャレに聞こえるんです。



ここのところとか、「ラシド#レミ」なんていう、ごくごく平凡な音形ですが、
軽やかに駆け上る心地よさ、そしてそれが
「シド#レミファ#」「レミファ#ソラ」「ミファ#ソラシ」と少しずつ上がっていく盛り上がり。

左手のララララララ…という単調な音形も、来るよ来るよ、というか、ドキドキを隠して平静を装っている感じがします。

そこから、どこへ行くんだろう~の不思議ゾーンを通り過ぎ、左手のオクターブで堂々とかっこよく行くと、さてテーマに戻ってくるわけですが

そんなふうに、弾いてるとどんな雰囲気なのかをちゃんと味わいながら弾く余裕もあるという、いいよねやっぱり、実力オーバーでない曲w

合わせが順調で、時間に余裕があったため、お互いソロの練習もして弾きあい会的に。私はバラ三を聞いてもらいました。納得いかなくてもう一度

------ 今日の録音:
ベートーヴェン/ピアノソナタ31番第一楽章

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第二回扇風機発表会

2022年08月07日 | ピアノ
おゆき先生んちでやる発表会は、冬にこたつを囲んでという感じだったので「こたつ発表会」というネーミングだったのですが

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夏に発表会をやることになって「こたつ…」じゃ困るので(^^;;
扇風機発表会。第二回です。

生徒の住まいはめちゃ遠方(外国含む)の人も多いので、zoom。zoomでもリアルタイムで演奏する方式はありえますが、そうすると個人個人でまともな音質の配信をする、というのがなかなかにハードル高くて聞きやすい発表会にはなかなかできず、全員があらかじめ録画(録音の人も)YouTubeにアップして提出しておく形で定着しました。

それでも、
演奏者紹介(先生による)、演奏者コメント、みんなで同時に演奏を聞き(共有)、拍手~
(チャットで感想も)
と、発表会として進行すればちゃんとリアルタイムの演奏と同様に集中して聞けますからいいんですよこれはなかなか。

それと…

自分の演奏がこれから控えているとなると、前の順番の人の演奏がなかなか落ち着いて聞けませんが、この形式なら安心(?)して聞いていられますからね。

ただ、自分の演奏を録音で、みんなと同時に聞くのはなかなかハズいです。音を外したところとか「来るぞ来るぞ」と思っちゃうし(笑)

今回は、ちゃんと外付けマイクで引きの絵を撮影する演奏がとれなくて、いつものiPhone直置き録音での提出になってしまいました。
ショパン/バラード第三番(発表会参加録音)

ホールで録音するツアーが組まれたようで、数人はばっちりのピアノとばっちりのホールでの録画でした。やっぱりホールいいな(しかしホールで弾いたときにたまたま納得いく演奏ができるとも限らない)

それぞれ、心をこめて丁寧に仕上げられた演奏で、萌えポイントが多かったです。曲目こちら:


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よく聴ければ、弾ける?(かもしれない)

2022年08月05日 | ピアノ
英語の発音を良くするには、まず聞き分けができないといけない、とかそんな話を聞いたような…

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まぁそりゃそうだろうな、というか、ピアノでも同じですね。

聞いて、良し悪しがわからなければ演奏も良くなりようがないわけで、
ペダリングがうまい人は耳がいいんでしょうね。

聞けないと、弾けないというのは何度か実感したことがあって、
たとえば、ラヴェルの亡き王女に初挑戦したとき(いつだっけ?? すごく前)は
素敵に弾けないとかそういうこと以前に、音が並ばなくてたいへんだったのですが、
あるときから、鳴らしてる音の聞き取り、というか要するにいっぺんに鳴っている多くの音がそれぞれ何の音かということですが、それがさっとわかるようになって、そしたら突然譜読みもふつうに進むようになりました。

ほかにも、「春の祭典」の連弾をしようとしてたときw
ごっちゃりこってり臨時記号がついた譜面が読みづらくて、最初ほんと逐一拾うしかなかったのが、
だんだん、弾いた瞬間に「合ってる」「間違えた」ってわかるようになって、
なんとか譜読みできるようになったとか。

それらは、「聞ければ、弾ける」とはいってもドレミが合ってるとかそういう意味なんだけど。

今、ベトソナのフーガ部分に手こずってるんだけど、それは別にドレミという意味で譜読みができないのではなくて、「どう弾くと『いい感じ』かというのがわかってない」という意味で進まないんだと思います。

バッハの半音階的幻想曲とフーガのときも、フーガで手こずってずーっと良くならなくて、
本番直前のレッスンでおゆき先生が弾いてくれたお手本で何かちょっと「開眼」(耳か)したら弾きやすくなって
ギリギリ間に合った(?)
ってなことがありましたが、

たぶん、フーガ「聴けてない」というのが問題だろうなと。

もっとも、聴けたところで弾けるかどうかは物理的な問題もあるので別だけれども。

YouTubeとかでプロの演奏聞くのは、まぁ聞かないよりはいいだろうけども、おゆき先生がぽんこつ生徒のために噛み砕いてというか解説用に弾いてくれるのとは違うんだよね。ちょっと日程の都合でレッスン延びちゃって、痛い。

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