たかあきは『賢者の石』と『虹の破片』を材料に『天空の自動演奏楽器』を錬成しました。用途は戦闘用です。
師匠はたまに憂さ晴らしだと言って自作の楽器を演奏するが、その演奏は教会や音楽サロンに流れる曲とは似ても似つかぬ攻撃的なものだ。更に歌詞は異教の神を崇めるものだったり悪魔を賛美するものだったりと、一昔前なら確実に教会の異端審問に掛けられていたであろう危なっかしい内容なのだが、師匠の変人ぶりがあまたに知れ渡っているせいか問題になったことはない。そして、最初は騒音にしか聞こえないその演奏が聞き慣れると、例えば虹を砕いて飛散する光の破片の只中に立っているかのような魅力的なものに感じるのも、また事実なのだ。
師匠はたまに憂さ晴らしだと言って自作の楽器を演奏するが、その演奏は教会や音楽サロンに流れる曲とは似ても似つかぬ攻撃的なものだ。更に歌詞は異教の神を崇めるものだったり悪魔を賛美するものだったりと、一昔前なら確実に教会の異端審問に掛けられていたであろう危なっかしい内容なのだが、師匠の変人ぶりがあまたに知れ渡っているせいか問題になったことはない。そして、最初は騒音にしか聞こえないその演奏が聞き慣れると、例えば虹を砕いて飛散する光の破片の只中に立っているかのような魅力的なものに感じるのも、また事実なのだ。