今日の朝、6時25分、姉が永眠した。
昨日の夜は、ちょっと眉をしかめて何となく苦しいような。声をかけても反応があるような無いような。
看護師さんが、「眠れるように眠剤を使いましょか」 と。姉がグッスリと眠れるならばと入れてもうらう。
私も、7時には折りたたみベッドで寝た。
時々、看護師さんが姉の様子を見に来ている。そのたびに私も起きて様子を見る。看護師さんが 「どうぞ、寝ていて下さい。何かありましたら起こしますから。」 と言ってくれるので、又、寝た。
ハッと目が覚めると、看護師さんが二人で姉のベッドの両側に立ち、姉を覗き込んでいる。私も起き出して、見に行くと、「体位を変えに来ました。」 と言う。
姉を覗き込むと、何となく今までと違うような気がする。
それから、眠れなくなって、姉のそばに椅子を持って行き、姉の手を握り、声をかけたりする。何か、胸騒ぎがする。
そのうちに、看護師さんが入って来て、「血圧がちょっと下がって来たので、だんなさんや息子さんを呼んでください。」 「あの、眠っているのと昏睡状態と、どう区別するのでしょう?」 と聞く。「声をかけて下さい。反応があるかどうかですね。」 「朝早くに、長男と姉の夫が来る予定ですが…。」 「会わせたい人がいれば、呼んでください。」
2時50分に姉の夫と、長男に電話する。車でくるので「気をつけてね」 と。
3時半には二人が来る。
柏崎の次男と鹿児島の三男にはどうしょうかと相談する。
看護師さんは、「この状態でも、何日か持つ人もいるけど、朝までも持たない人もいます。」 とおっしゃる。
もうちょっと様子を見ようと、三人で姉を囲む。
酸素マスクをして、必死に呼吸をする姉。身動きをしないでただ呼吸をしている姉。
「何か、顔の表情が変わったよね」 と私。「そうかな…」 と二人。
そのうちに呼吸の仕方が変わって来た。「呼吸の仕方が変わったよね」 と私。「そうだね…。」 と二人。
部屋に看護師さんが二人入って来る。私たちは、凍りついたように固まって姉を見つめる。
そのうちに、フッと呼吸が止んだ。その時、姉の目尻から、すーーーっと涙が一筋、流れた。この世から別れる事への無念のように…。
そっと姉の涙を拭く私。「6時25分です。」と看護師さん。
誰はばかる事なく、姉にすがって泣く私。隣で40歳過ぎの長男が 「母さん!!」と手を握り号泣。
穏やかに眠っているような姉。
どうして、こんなに早く逝ってしまうの。本当にあなたに会えなくなるの?
よく、自分の葬式はこうしたいね、と二人で話していた。あなたの望み通りのお葬式にしてあげるね。
お花に囲まれた祭壇で、子供達家族と姉妹の家族と従姉だけでお別れをするね。
姉妹の中で、一番美人だった姉。誰よりも、行動的で山登りが好きで、旅行が好きで、お花が好きで、姉御肌の姉。
ああ…。
昨日の夜は、ちょっと眉をしかめて何となく苦しいような。声をかけても反応があるような無いような。
看護師さんが、「眠れるように眠剤を使いましょか」 と。姉がグッスリと眠れるならばと入れてもうらう。
私も、7時には折りたたみベッドで寝た。
時々、看護師さんが姉の様子を見に来ている。そのたびに私も起きて様子を見る。看護師さんが 「どうぞ、寝ていて下さい。何かありましたら起こしますから。」 と言ってくれるので、又、寝た。
ハッと目が覚めると、看護師さんが二人で姉のベッドの両側に立ち、姉を覗き込んでいる。私も起き出して、見に行くと、「体位を変えに来ました。」 と言う。
姉を覗き込むと、何となく今までと違うような気がする。
それから、眠れなくなって、姉のそばに椅子を持って行き、姉の手を握り、声をかけたりする。何か、胸騒ぎがする。
そのうちに、看護師さんが入って来て、「血圧がちょっと下がって来たので、だんなさんや息子さんを呼んでください。」 「あの、眠っているのと昏睡状態と、どう区別するのでしょう?」 と聞く。「声をかけて下さい。反応があるかどうかですね。」 「朝早くに、長男と姉の夫が来る予定ですが…。」 「会わせたい人がいれば、呼んでください。」
2時50分に姉の夫と、長男に電話する。車でくるので「気をつけてね」 と。
3時半には二人が来る。
柏崎の次男と鹿児島の三男にはどうしょうかと相談する。
看護師さんは、「この状態でも、何日か持つ人もいるけど、朝までも持たない人もいます。」 とおっしゃる。
もうちょっと様子を見ようと、三人で姉を囲む。
酸素マスクをして、必死に呼吸をする姉。身動きをしないでただ呼吸をしている姉。
「何か、顔の表情が変わったよね」 と私。「そうかな…」 と二人。
そのうちに呼吸の仕方が変わって来た。「呼吸の仕方が変わったよね」 と私。「そうだね…。」 と二人。
部屋に看護師さんが二人入って来る。私たちは、凍りついたように固まって姉を見つめる。
そのうちに、フッと呼吸が止んだ。その時、姉の目尻から、すーーーっと涙が一筋、流れた。この世から別れる事への無念のように…。
そっと姉の涙を拭く私。「6時25分です。」と看護師さん。
誰はばかる事なく、姉にすがって泣く私。隣で40歳過ぎの長男が 「母さん!!」と手を握り号泣。
穏やかに眠っているような姉。
どうして、こんなに早く逝ってしまうの。本当にあなたに会えなくなるの?
よく、自分の葬式はこうしたいね、と二人で話していた。あなたの望み通りのお葬式にしてあげるね。
お花に囲まれた祭壇で、子供達家族と姉妹の家族と従姉だけでお別れをするね。
姉妹の中で、一番美人だった姉。誰よりも、行動的で山登りが好きで、旅行が好きで、お花が好きで、姉御肌の姉。
ああ…。