アウェイ柏戦では、いつも友達とバックスタンドのビジターゴール裏寄りのホーム座席指定で観戦している。
ここは、柏ホームの指定席なので、東京グッズは身に付けて観戦は出来ない。でも、いつも、隠れ東京サポが何人もいる。
いつもは、もっとビジターゴール裏に近い所なので東京サポが多いけど、今回は、もう少し中央寄りだったので、私の隣の男性一人と前の男性二人連れが隠れ東京サポ。
ずっと、友達と東京の話を遠慮しないで話していたので、周りにはまる分かりだったと思う。
いつも思うのは、試合前に黄色のビブスを配ったり、簡単な旗を配ったり、とにかく「黄色いものを身に付けて」 と選手を応援するために一生懸命に盛り上げる人たちがいる事に感心する。
私達の周りだけが、ぽっかりと黄色がない。
私達のゴール裏と、メインアウェイ指定が青赤に埋まっている以外は、本当に見事にまっ黄色の満員。
そして、始まった試合は、1-4の完敗。
サッカー専用のスタジアムだから、本当に選手の細かいプレーまでよく分かる。味スタのゴール裏から見るのと違って。
もう、あの選手がどうの、この選手がどうのとは言いたくない。
ただ、監督が代わってサッカーが変わったのは分かる。でも、やっぱり、柏の方が、全てにおいて上だったと思う。
何といっても、柏のシンプルにゴールへ向かい、シンプルにシュートまで行く姿が羨ましい。
絶対に勝つんだと、手を抜かず最後までゴールへ向かう選手たちの姿が羨ましい。
そして、それを後押しする、嵐のように黄色く揺れる波浪のようなサポーターたちの応援が羨ましい。
4回も、周り中が立ってゴールを喜ぶ時に、私達だけがじっと座っている・・・。
ずっと以前、いつだったか忘れたが、同じ事があった。
あの時は、席が無くてもっと柏のゴール裏よりの、それこそ、柏ホームのど真ん中の指定席で観戦したことがある。そこしか空いていなかった。
そして、その時は0-4で負けた。4回も周り中が立ってゴールを喜んだ。
悔しくて悔しくて悲しかった。
でも、今回は、悔しさも悲しさもあまり感じられない。友達と、どうしてだろうね、と話す。
何か、こんなもんかと思ってしまう。
マッシモ監督の最後のアウェイの柏戦は、1-0での勝利だったが、最高に面白かった。90分間、手に汗握る激闘だった。ウノゼロの試合がこんなに面白いとはね、と友達と話しながら帰った。
同じサッカーの試合で、こんなにも内容が違うのかと、改めて思う。
東京のゴール裏にいる人たちもそうなのだろうか。
こっちから見ていて、本当に歌ったりしている人が少ないのだ。
後半なんて、ゴール裏の中心でさえもあまり応援していない。数えられるほどの人しか手を振り上げて歌っていない。
友達が双眼鏡で見ていて、「〇〇くんが、応援しないで何か食べているよ。」「え、どこで?」「ゴール裏中心の前から3列目にいるよ」
〇〇くんは、東京がまだ東京ガスの時から応援している人で、ちょっと変わっていた。
何だろう、あの人たちの熱意のない応援は。
確かに4点も取られたら、応援する気にもなれないかもしれないが、タスキの中にいる人たちが、それでは困る。あんなに狭いゴール裏の狭いタスキの中に入るからには、最後まで選手の後押しをして欲しいし、そこはそういう所だと思う。
試合終了と同時に前の男性達が帰るために立った。そして、こっちを見てちょこっと頭を下げる。
「お疲れ様でした」 と私達は手を振る。本当に黄色い中でお疲れ様でした。
昨日は、友達が歩くのがしんどいと言うので、往復バスで行った。初めてバスに乗ったが、これからもバスにしようと思った。楽だ。
駅について、ラーメンを食べて帰った。