昔から、東京は、鹿島スタジアムを苦手としている。
この前の、ナビスコでの4-2の逆転勝利は別物と思っている。
昨日は、いつものように友達の車で3人で行った。
行きの道路は空いていた。
東京の事、サッカー全般の事、世の中の事、途切れなくおしゃべりをしているうちに、一般道路に降りた。意外と早かった。
そして、いつものように、道の駅に寄った。他にも東京サポーターがアチコチに。
それぞれ、野菜等を買う。
そして、いつもの駐車場に向かった。もう、そろそろ、行列の人々も中に入った事だろうから。
いつもの駐車場は、1000円が700円になっていた。ビックリ!!
値段が上がるのなら分かるが、300円も安くなるとは。もっと値上げをしてデフレ脱却してインフレに、と言っているこの頃なのに。
もっとも、私達には安いのは本当に有りがたい。おまけに、今年はお土産はキャベツとの事。
試合の時期により、おイモだったり、大根だったりと、必ずお野菜のお土産をくださる。それだけでも嬉しいのに、駐車料金が安くなったのは本当に嬉しい。
友達は、「道の駅でキャベツを買わなくてよかった」 と喜んだ。
この駐車場は、グルッと回って鹿島スタジアム駅のそば。そして、アウェイの入り口に近い。
何よりもいいのは、帰りに道路に直ぐに出れる事。帰りも空いている道を通れる事。
線路を超える階段を登ったら、もう、入り口は皆が入り終わり閑散としている。
ノンビリと入り口を入ると、いつものように社長の出迎え。
食べ物屋さんの前は行列の長い列。
余裕で席を確保して、行列に並び、モツ煮込みとハム焼きを食べながらキックオフを待つ。
ガラガラのスタジアムは、試合が始まれば埋まるだろうと思ったが、埋まったのはゴール裏。あんなに沢山の鹿島サポーターはどこに行ったのだろう。
まア、東京の入場者数も減って増えないが…。
でも、ゴール裏を覆うビッグフラッグが、あとからあとから出て来るのにはビックリ。10枚くらいまでは数えていたが、いったい、何枚あるのだろう!!
東京には1枚も無い。あったらいいな、とは思わないが、壮観の一言。
2-0東京で、前半が終わった。周り中で2回、喜んだ。
でも、2-0のスコアは怖い。友達と、「2-0は怖いし、鹿島相手には難しいよね」 と話し合う。このまま、0を守り通すのか、もう1点を取りに行くのか。
このままでは終わらないだろうとは思った。
そんな気持ちで見ているせいか、鹿島は落ち着いた試合運びに、東京は地に足が付いていないように感じた。
ドキドキしながら応援していた。
やっぱり、個々では鹿島の方が上手く感じる。ウチのミスは見逃さない。
一番の違いは、マイボールにする為の執念、タマ際の強さ、奪えば全員の気持ちがゴールへと向かう。
ゴールへ向かう選手の前の空間にシンプルにボールを供給し、それに向けて前線は当たり前のように走りる。
それをシンプルにシュート、あるいはサイドを変え、一人一人がネットを揺らす為に何をするかが分かっているように。
やっぱり、何回も優勝しているチームの自信のようなものを感ずる。ここでは、絶対に東京には負けないよって。これは、鹿島のゲームだよって。
昨日は、太田の所が狙われているように感じた。私達は、「今日の太田は、ミスが多いね。」 と話していたが、そう思うからよけいにそう感じたのかもしれない。そんな事を言っていたら、オウンゴール…。
いつもの事だけど、どうして、ペナルティエリアで、あんなにパスを回すのだろう。何回パスを回してもゴールは生まれない。
ふんわりとしたクロスやフリーキック・コーナーキックは、相手は怖くないしチャンスにはならない。
怖さを感ずる相手のセットプレーは、弾道が鋭い。ちょっと誰かに当たって弾道が変わっただけで、キーパーには難しくなる。
何よりも、先行したら勝ちきる心の強さがチームに欲しい。
それに、折角、平山を入れるのなら、もっと長いプレーの時間を。そして、せめて、彼を活かすプレーを全員が共有するべきだと思う。特に負けているのだから。その方がチャンスが広がると思う。
彼が入ると、やっぱり、相手チームは緊張する。あの、鹿島にもそう感じた。彼には、そんな雰囲気がある。やっぱり昨日は、交代が遅すぎた。
それに、監督は、交代を随分、悩んでいた。
これで、1か月の中断期間に入る。
まず、メンタル面を、それも、タマ際の強さ、勝利へ向かう泥臭さ、無理だと思っても全力でボールを追いかける執念、冷静に勇気を持ってリスクを怖がらない。そんな東京のゲームが見たい。
勝って喜び、負けて落胆して、そんな東京のゲームのある日常が、しばらくお休みになる。
ちょっと寂しい。小平へ練習でも見に行こうかな。