ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

深大寺のご開帳

2009-11-30 20:20:25 | Weblog
夫と深大寺のご開帳に行って来た。

 

25年ぶりに 「厄除元三大師」のご開帳。土日は大変な人だったそうだが、今日は、ゆっくりと見れた。

いつもは外のガラス越しに見ていた、「白鳳釈迦如来像」も中に入ってそばで見れてよかった。

庭のモミジも綺麗だった。太陽が出て天気が良かったら、もっと綺麗だっただろうと思う。

 

 

 

深大寺にくれば、“深大寺そば”。ゆったりとおそばを食べた。本当に美味しかった。


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FC東京、ホーム最終戦

2009-11-29 18:04:59 | FC東京とサッカー
とうとう、ホーム最終戦が来てしまった。どうしても、勝って欲しい試合だった。フジくんとサリさんの為に。

昨日は、午前中の仕事が入り並びを仲間にお願いした。それも、どうしてもバック最前列を取りたいので、早くに並んでもらった。いつもは私が並ぶのだが。

1時に仕事が終わり、調布パルコの花屋さんで花束を二つ作ってもらった。フジくんとサリさんの為に。本当に、この日が来てしまった。

二人が味スタのピッチを選手として踏むのは、もう、二度とないのだ。二人のJリーガーとしての歩みと、私が東京サポーターとしての歩みは一緒。東京の歴史を共有している二人が、今年は同時に青赤のユニフォームを脱ぐ。寂しい。

ゴール裏が二人の為に“7”と“8”のコレオを用意してくれた。感動した。



最前列は視界が開けて、選手達の姿が目の前で、楽しかった。場所取りは大変だけど、来年も時には、早く来て最前列に座りたいと思った。

東京の選手達は、フジくんとサリさんの為に、勝利を上げる為に走り回った。今日の草民はいつもと違い、そのプレーは見ていて楽しかった。赤嶺も、ゴールに向けて強かった。CBに入った平松がこんなに良いとは正直ビックリした。冷たくなって来た微風も、私には心地良かった。選手達が真摯に勝利に向けたサッカーをしていたから。

ひたすらゴールを願った。0-0と後半も残り少なくなって来て、あ~あ、フジくんもサリさんもピッチには立てないのかと思ったその時、平松のゴール!!

そして、フジくんがピッチに。それも、こっちサイドで目の前に。私達は「フジー!フジー!」と、心が揺れた。

サリさんはピッチに立てなかったけど、まだ、最終戦、アウェイの新潟戦がある。

新潟戦と言えば、忘れられない、あの、自力昇格が無かったJ2最終戦。行きのツアーバスの中も、泊まりの旅館の大広間での、村林さん達との宴会&話し合いでも、議論は沸騰していた。誰もが、絶対にJ1に上がると信じていた。

寒かったけど、雨も上がって天気になって来て。精一杯、戦った選手達と私達。延長に入った大分の結果を待っていた時の、東京サポーターと、私達の為に残っていてくれた新潟サポーターの、誰一人声を出す者のいない静寂のスタジアム。祈るように大分の結果を待っていた。

そして、さざ波のように広がって行った歓喜の雄たけび。ピッチに飛び降りたサポーターと抱き合う選手達。我事のように祝福してくれた新潟サポーター。フジくんもサリさんもそこにいた。忘れられない歴史の一ページ。

そして、二人のホーム最終戦。勝って良かった。二人の為に、そして、FC東京の為に。

いつものように涙もろく熱いハートの指揮官の挨拶。

 

感動のフジくんとサリさんの挨拶。聞いている私も涙がこぼれた。

 

そして、子供達と一緒にサポーターに手を振り、歩いて来る二人。私はフジくんに、友達はサリさんに花束を渡す。

 

フジくん、サリさん、ありがとう。沢山の思い出と感動をありがとう。私は、私達は、二人を忘れない。

サリさんは、今度は別の方法で、東京の未来に力を貸して下さい。

フジくんは、東京に帰って来るだろう、その時まで、自分のサッカー人生を楽しんで下さい。味スタにヴェルディとの試合に来た時は、必ず応援に行きます。

ありがとう。ありがとう。

そして、最後まで、静かに座って聞いていてくれた神戸のサポーター、ありがとう。

でも、まだ、もう一試合ある。勝って今年を締めくくろう。

ガンバレ!!東京!!





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街路樹のケヤキ並木

2009-11-26 19:36:09 | Weblog
毎年、今頃の時期に、家の前の道路のケヤキ並木の枝が伐採される。

引っ越して来た13年前の夏には、ケヤキ並木は道路に枝を広げ、反対側のケヤキと手を繋ぐくらいに緑の枝を延ばしていた。そして、その緑の川を見下ろしながら、青山の表参道の事務所に6年間、渋谷の道玄坂の上の方の事務所に3年間、務めていた頃を思い出していた。会社への行き帰りに、ケヤキ並木を眺めながら歩いたあの頃。子育てしながら、一生懸命に働いていたっけ、と。

何年かは、その美しい並木を駅まで歩いた。

ある時の夏の暑い日に、ケヤキの枝々がバッサリと切られた。一番、日陰が欲しい真夏に…。余りの事に腹が立った。それが、2~3年続き、伐採は秋に移った。

ケヤキが黄金色に色づき始めた頃、枝の伐採が始まる。毎日毎日、枝を切り落とす機械音が鳴り響く。秋色の景色を取り上げられて、駅までの道が寂しい。

作業している責任者らしきおじさんと話をした。「枝を切り落とすのは、電線?それとも落ち葉?」と。

「一番の理由は落ち葉。毎年、苦情が役所に一杯来るから、仕方ない」と言う。多分、そうだろうなと思っていたが。

「お金をかけて、枝を伐採するのなら、違う木を植えればいいのに」と言うと、「桜も、苦情一杯来るし、花ミズキが一番いいんだよ。大きくならないし、あんまり枝を広げないし。役人は机の上で設計するから、分からないんだよ。ケヤキが大きくなるということを」とおっしゃる。

その、おじさんと色々な話をしていて、最後には鳩山内閣の話になった。「この民主党を潰してはイカンよ。ちょっとくらいの事は目をつむって。もう、昔に戻ってはダメなんだから」「はい……。」どうして、民主党の話になったのか…。

役所への落ち葉の苦情は、どこでも大変なものらしい。でも、やっぱり、ケヤキの梢を見上げて、寂しいなと思う。ケヤキの木とは思えない姿になって…。

 
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「片平楽農倶楽部」を見学

2009-11-24 11:20:46 | 南ちゃんと南山
“南ちゃん”の仲間とドイツの市民農園をモデルにして活動し、黒字運営している「片平楽農倶楽部」の収穫祭に行って来た。



日曜日とは違い暖かい日差しの中を経営者から話を聞いた。私達のこれからのヒントを見つけられるかと、お手伝いをさせていただいている農家のタケヒコさんも一緒に見学をした。

 

 

 



又、隅の方にりっぱな堆肥が作られていてた。手を入れてもサラサラしていて、中の方は熱く、そして、臭いは全然しない。



晩秋の畑のそばの残り花もパチリ。

 

 



帰りに喫茶店でタケヒコさんと南ちゃんの仲間と話し合う。都市農業を運営して行くのに色々な方法があるのだなと思う。

でも、私達には悠長な時間がない。今、皆で下草刈りをして、誰もが里山の素晴らしさに浸れるように再生しょうとしている“おとうさんの山”を、何とか開発から守りたいと思っている。

そして、先祖から続けて来た農業を、まだ若いタケヒコさんも続けて行きたいと意欲を持っているのに、今、難しい状態にいる。おじい様が亡くなられた時期が最悪だったのだ。

相続税で田中真紀子さんも、屋敷の一部を売られた。でも、屋敷とは違い、農家が農業を続けて行きたいというのに、その田畑や山を手放さなければならない法律とは何なのだろう。タケヒコさんは、「一番は家を残したい。その次に田畑を」と言う。

そういう話を聞いていると悲しくなって来る。これは私達にはどうしょうもない政治の問題なのだから。

今、稲城市が行っている南山大規模開発が終わり、一つの里山がりっぱな(?)住宅地になったら、それに続いている里山も開発されるかもとの噂も流れている。その前に、私達の“おとうさんの山”を里山として存続して行く為に何が出来るのだろう。

私達の代表が都庁に相談に行って、色々聞いて来た。都庁に緑地保全として買い取ってもらうにはちょっと面積が足らない。その前にもうその為のお金がないそうだ。

市に緑地保全として買い取ってもらう方法とかを聞いて来たので、私達もそれなりに勉強をしなければと思っている。

稲城の里山の素晴らしさをもっともっと広く知ってもらわなければならない。この間の作業日に作った広場でミニコンサートでも出来たらいいな。そういう広報は、タケヒコさんの元気塾やチームポンポコさんに任せて、私達は、まず、手入れのされていない場所の下草刈りをして、里山を再生して行かなければ。楽しみでもある。

帰りはタケヒコさんの車で送ってもらった。その時にタケヒコさんの家の色づいたモミジをパチリ。

 

 

もう、夕方だったのが残念だった。明るい太陽の下だったら、もっと色鮮やかに綺麗だっただろうな。

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FC東京はどうして千葉に勝てない

2009-11-23 10:13:46 | FC東京とサッカー
時々雨が降り、冷たく寒いフクアリ。

それでも、早く来た東京サポーターは約束通り(?)というか、それぞれの食べ物屋さんに沢山の行列を作っている。ウインナーの列には、タッパと持った人達が並んでいるのには笑ってしまう。私達もいつものインド人のカレーを食べる。

そして、ここには来年からは来ないし、いつ来れるようになるのだろうと、仲間と話し合う。J2は、北は北海道から南は九州や四国へと、サポーターには辛いアウェイになる。それを考えると、絶対に落ちたくは無いなと思う。

試合前にジェフの社長からサポーターに降格した事によるお詫びの挨拶があった。そして、ゴール裏のサポーターの横断幕。

 

前段の屋根の無い東京のゴール裏は、雨の中、満員状態だった。中には赤ちゃんを連れたちょっとちょっとの夫婦もいたが。



ゴール裏下に設置されている電光広告板に映し出される電車を追い越す新幹線の映像等は楽しめるが、選手紹介の選手達の“目”はちょっと怖い。



そんなこんなで始まったゲーム。主審が岡田さんと聞いて、友達と「イヤな予感がするね」と話したが、本当にそんなジャッジになった。

アンリがノーハンドだからいいのかなと思ったり。ジェフ選手のバックパスを残っていた東京選手が受けたらオフサイドになったのは、本当かとサッカーマニュアルを読んだが、オフサイドになるとは書いてなかった。主審がOKだから、旗を上げた線審が正しかったのかと私は悩む。

全体的に東京に厳しく、ジェフに甘いジャッジをされたとは思うが、でも、負けたのは妥当かなと思う。東京はミスが多かったし、判断が遅くて、持ちすぎたり迷ったり。あまりにも、バックパスや横バス、後でのパス回しが多すぎる。前へ前への推進力が無さ過ぎた。

昨日のヨネくんパスミス多すぎ。ヨネくんは梶山がいないと、彼の良さが発揮できないように感じた。梶山がいてヨネくんが生かされているのかなと。

カボレがいなくなって、ナオくんも梶山も長友もいない。代表に今野、徳永、長友が呼ばれたり。これだけで、これほどパフォーマンスが落ちてしまうと言う事は、本当に選手層が薄いんだなと、つくづく思う。そして、平山もレッド退場なので次から試合に出れない。本当に監督には同情する。

次回のホーム最終戦は、アサリ、フジくんの為にも、是非に勝って花道を飾りたい試合。その為にも、絶対に勝って欲しい。サブの選手達も来年に向けて、意地の魂を見せて欲しい。

仙台戦は見て無いので何とも言えないが、千葉戦を見ていて、まだまだ東京は世界に出て行くのは早すぎると思う。もっともっと自力を付け、即戦力のFW外人を補強し、上位チームに負けないようにならないと、無理だ。天皇杯での、過密日程にフーフー言っている現状では、ACLは無謀だと思う。

まだ、来年の事を言うのは早いかもしれないが、“城福サッカー”のもう一段、進化した姿を見たい。そうすれば、リーグ終盤にはACLも見えて来るだろう。

残り二試合、出場する選手は自分の全力を出し切って、フジやアサリの為に、私達サポーターの為に、そして、自分自身の為に、勝利に向かって走ってほしい。私達も手がしびれる程、喉がかれる程、応援するから。

ガンバレ!!
東京!!

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ヴェルディとロアッソ熊本戦

2009-11-21 11:46:43 | FC東京とサッカー
近所の知り合いからチケットを2枚貰ったので、夫と行って来た。

熊本は全然、知らないチームなので、選手名鑑を見ていたら、藤田俊哉くんと喜名さんがいた。喜名選手はFC東京にいた事がある。でも、彼のプレーは、私には余り記憶がない。

もともと、今日はパートの仕事が5時まで入っていたので、終わり次第、直ぐに味スタに向かった。FC東京戦がある時は特急が止まるので、そのつもりでいたら、駅員さんに「止まりません」と言われた。あららら、止まらないんだ。

味スタには5時半頃、着いた。着いたが、閑散としている。コンコースは歩いている人がほとんどいない。確かに、もう試合は始まってはいるが。

FC東京戦の時とは、雰囲気が全然違う。こんなに、コンコースって広かったっけと思った。寂しい。

入場者数も5000人に届かない。

 

空にかかる三日月も寒々と感ずる。



0-2でヴェルディが負けたけど、この内容では来年もJ1は無理だと思った。後にいた人が、連れの人に「今日のヴェルディは、最近で一番悪い」と説明していた。確かに、何をどうしたいのか、ただ、サッカーしているようにしか見えなかった。

熊本のサッカーは、いつもはどうかは知らないが、ボールを奪ったら、直ぐにツートップに、そしてカウンターでと分かりやすい。そして、ツートップがなかなかタフだった。9番が遠目に外人のように見えた。

帰りもサクサクと歩ける。歩きながら思い出した。FC東京がJ2の時もこのぐらいの人数の時が多かったなと。今から考えれば、西が丘だったので、かえってアットホームな感じで、丁度よかった。

FC東京で、今年は「味スタを満員に!」とキャンペーンをしていたが、お客さんに足を運んでもらう事は大変な事なんだと、つくづく思う。世の中が不況であれば、よけいに大変だ。

♪「ヴェルディだけには負けられない」♪と心で歌いながら、はたして、味スタでこの歌を歌う時が来るのだろうか、と寂しく思った。


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大宮にて、ユースの試合

2009-11-20 13:07:32 | FC東京とサッカー
昨日、ユース選手権大会の予選リーグが大宮であったので行って来た。

雨が降っているし、寒いし、夜の7時からだし、ギリギリまで迷った。去年はユースの試合を随分応援に行ったが、今年はほとんど応援に行っていない。この日曜日に深川で試合があるが、千葉に行く為、行けれない。決勝リーグになると、大阪なのでどうなるか…。

夕方になり、雨も上がりつつあるので、やっぱり行く事にした。寒がりの夫は「絶対に嫌だ」と言うので一人で大宮の“NACK5”に行く事にした。

大宮に着いたら完全に雨は上がっていたが、寒い。しかし、FC東京のサポーターには感心する。自分の事を棚に上げて、雨も降っていたのに、平日の7時からなのに、非常に寒いのに、ユースの試合なのに、大宮のサポーターより多いかも、と思えるくらいに来ていて、物好きなと笑ってしまう。

知っている顔もチラチラいて、久しぶりに社長にも会い「久しぶりですね」と話をした。

トップチームと違い、ユースはユースで見ていて面白い。全体的に観客も少なくて、10人弱の大宮ゴール裏が試合中、ずっと太鼓をたたき応援していた。ウチはユースの試合では、大人はゴール裏で声を出して応援はしない。するなら、下部組織がゴール裏に行って声を出す。

だから、選手達の声やボールの蹴る音、弾く音がハッキリ聞こえて、見ていても楽しい。若者らしい一生懸命さが清々しい。



ただ、AFCのUー19の日本代表に4人も取られているので、ちょっと心配した。前回の大宮戦には負けているし。

一点目は、寒くてカイロを探していて、顔を上げたらゴチャゴチャから入っていた。前半は東京が押していたので、いつかは入るかなとは思っていたが。

後半は大宮の、奪われての完全なるカウンターで見事に決められてしまった。その後、ちょっと落ち着きがなく、ミスが増えた。「落ち着いて、落ち着いて」と心で念じた。

 

東京は、右サイドをタッチラインぎりぎりまでボールを運び、丁寧にゴール前の選手にパスを通して2点目を決めた。そして、リプレーを見るように同じようなプレーで3点目を決めた。

選手達は喜びすぎて、線審に「早く戻れ」と注意を受けていた。

 

終わってみれば3-1で2位は確定、決勝トーナメントに進める。

 

でも、全ては大阪での試合になるので、行きたいけどどうしょうか…。天皇杯も無くなったのだから、行こうかな。12月20日の準々決勝は用があってだめだけど、23日の準決勝まで勝ち進めば、サンタ帽を持って行こうかな。勝ったら、決勝の27日は…。その時に考えよう。

試合中は楽しかったけど、帰りが遠かった。大宮駅までの寒かった事。

冬のサッカー観戦は防寒の為の荷物が多くなる。日曜日の雨の予報の千葉戦、最終節のアウェイ新潟戦が思いやられる。






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サザンカの思い出

2009-11-17 17:03:56 | 花と自然
サザンカの花の咲く季節になった。

私の育った田舎の冬は、子供の頃、それはそれは大変な量の雪が降った。現在は信じられないほど、降らなくなったけど。

多い時は、雪道が電線よりも上にあった事もある。毎日毎日、白灰色の空からサラサラと粉雪が降り続く。耳が痛くなるほどの静けさの中を、サラサラサラサラと、雪の降り積む音だけが世界の全てだった。

家々を取り囲む木々も、隣の家も、白い世界に呑みこまれて見えない。現実の世界が消えて、村々は異次元に変わって行く…。

周りから花の色が消えた頃、母屋と蔵との間にある大きなサザンカの木が沢山の白い花をつけ始める。それは、冬の始まり。そして、冬囲いの始まり。

豪雪に備えて、やっと咲き始めたサザンカも囲われて見えなくなってしまう。その頃から、大きな風が吹き、雪おろしの雷が轟き、雨がみぞれに、そして雪に変わって行き、太陽は何カ月も旅に出てしまう。

夫の大阪転勤から、東京に戻り世田谷に住んだ時、直ぐにサザンカの小さな鉢植えを買った。実家に咲いていた八重の白いサザンカ。川崎に引っ越しして、今度は八重のピンクのサザンカを買った。

 

マンション住まいなので、大きくならないように毎年、適当にカットしているが、可愛く咲いてくれる。沢山、挿し木して姉や妹や友達にあげた。そして、田舎の庭の片隅にも植えた。

サザンカが咲くと、子供の頃の田舎の冬を思い出す。住んでいた村が世界の全てだった頃。冬に太陽がサンサンと輝いている世界があるなんて、想像もつかなかった子供の頃。暖かく燃える囲炉裏を囲み、元気だった父や母やおばあちゃん、姉や妹、子犬のペチ。

子供の頃の思い出は、幸せなセピア色。

今頃の時期になると、随分と遠くに来たものだと、物悲しくサザンカを見つめる。
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「南ちゃんの会」一周年記念パーティ

2009-11-15 21:19:52 | 南ちゃんと南山
「南ちゃんの会」が出来て、一才の誕生日を迎える。記念して、パーティを開く事になった。私達を祝福してくれるように、良い天気に晴れ渡った。

いつもの“きのこ山”に集合する。今日は初めての人もいるので、自己紹介をする。



後できのこ汁に入れるシイタケとなめこを収穫する。

 



今日は飲んだり食べたりするので、非常用のトイレを用意したので、その設営をする。

 

今日は初めて下草刈りをする人もいるので、体験を兼ねてお昼まで作業をしてもらう。

 

束ねた笹を担ぎおろしている時に、“チームぽんぽこ”さんに会う。里山を見学者に説明していた。私達が南山に入っていると、よく会うなあ。



お昼のパーティの準備をする。

 

 

一才の誕生日なので、ローソクが一本のケーキ。“おとーさん”に消してもらう。



乾杯の前に全員集合。そして、“おとーさん”とその息子さんに感謝のプレゼント。

 

楽しく、楽しい語らいは続けられた。木々も私達の話に参加するように梢を揺らす。



食事の後は“和田くん”のギターで皆で唄を歌い、和田くんが「ありがとう」を熱唱する。

 

そして、“聖くん”が熱唱する。「スローライフ スロータイム」「板橋のタヌキ」「花」「稲城南山」

  

なんて気持ち良いのだろう。楽しく下草刈りをして、乾杯して、美味しい料理を食べる。
ササササーーー…、ザザザザーーーー…と風が梢を渡り、木々が枯れ葉を散らす。歌声が、ギターが風と一緒にチラチラキラキラと揺れる木漏れ日の中を流れて行く。何と贅沢な時間と空間なんだろう。体の中が、心の中が、頭の中が、透明になって行き、軽くなって行く。目をつむると、自分が自然の中に溶け込んで行く。

 

この、里山がずっとずっと“ここにある”事を望む。未来を考えると不安になって来る。もしかしたら、4年後には5年後には・・・・。

今は、この、自然を体一杯に抱きしめよう。


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長崎観光二日目

2009-11-14 15:24:38 | 旅行
飛行機は4時なので、それまでにハウステンボスを見学する事にした。雨の予報は出ているが、まだ、降りそうもない。電車で向かう。

夫は前に来た事あるけど、私は初めて。



ハウステンボスは、ほとんどが修学旅行生だった。昼食に入ったお店の人が「不況でお客さんが来ない。稼ぎ時の土日もあまり来ない。冬休みに入いる来月に期待しているのだが」と嘆いていた。

たしかに、人が誰もいない通りもある。

 


おおーー。青と赤のクマさんだ。

 

奥の方へ行くと、余り手入れが行き届いていないように感じた。お客さんが余り来ないのか。経営は成り立っているのだろうか、と心配になる。

どうしても、ディズニーランドと比べてしまうが、入場料が高いと感じた。又、いつか長崎に来る事もあるかも知れないが、一回来ればいいかなと思う。

食事を終わったら、空港に行こうと話していたら、雨が降って来た。

帰りの飛行機は空席待ちの満席だった。来る時も満席だったが、羽田と長崎間は、利用者が多いんだな…。

夫とは並びが取れなくて、前後の真ん中席になった。夫は東京の手提げ袋を持っていたからか、スチュワーデスさんに「スポーツ新聞をお持ちしましょうか」と言われていた。

 

長崎駅前のお土産屋さんでも、「東京からサッカーの応援に来たんでしょ」と言われていた。このバックを持ってウロウロしている人が多かったと言う事ね。

地方開催で、観光していると、必ずFC東京のサポーターを見かけるが、今回は一人も会わなかった。でも、きっと、皆、観光して回ったのだろうな。

東京を発つ時は雨だったが、帰り着いた羽田も雨が降っていた。試合も観光も晴れていて良かった。




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