またまた、雨の味スタ。
横浜との試合では、娘は来なくて、ゆうなと横浜サポのお父さんと二人で来る。
娘と結婚して初めての東京と横浜の試合に来た時には、娘と二人で私達と一緒の場所にいた。
横浜のグッズを身に着ける事も、横浜を応援する事も出来ず、じっとしていた。
次からは、もう向こうの横浜の応援ゴール裏に行くようになった。
ゆうなが赤ちゃんの時には、東京側に来たり、向こうへ行ったり。
最近は、もう、あっちで応援している。
ゆうなとお母さんは、前半と後半であっちへ行ったりこっちへ来たり。
今回は、ゆうなが「ふーちゃんの方がいい」と言うので、ゆうなだけ東京側で応援。
晴れていれば、早く連れて来てドロンパのトランポリンで遊ばせるのだったけが、雨だったので、お父さんと6時過ぎに来て、入り口でゆうなを受け取りいつもの席に連れて行った。
仲間が「おっきくなったね」と可愛がってくれた。
ユルネバでは、一緒に青赤のマフラーを掲げ、応援の歌には何となく体を揺らせて、お菓子を食べながらおりこうさんに、楽しんでいた。
ゴールが決まると「どっち?」と聞く。
東京がゴールすると、一緒に立ち上がり、私の仲間たちとハイタッチし、ご近所さんともハイタッチ。そして、一緒にワッショイワッショイ。
私の仲間たちを見て、「どうして、ふーちゃんのお友達は女の子だけなの?」
「ゆなちゃんも、保育園で女の子チームで遊ぶでしょ。ふーちゃんも女の子チームで応援しているんだよ」と。納得したみたいだ。
横浜はパスを回し、ポゼッション率が高い。
守りに時間を取られると、体力をそがれると言うが、なんのその、東京の体力は最後まで衰えない。それ以上に、カウンターでのゴールはワクワクと心弾む。
永井が楽しそうに猛スピードで走ると、なぜかディエゴがシンプルにゴールを決める。
最高の試合展開。
やっぱり、サッカーはシュートの決定力だなと思った。
4-2! 最高に楽しい試合だった。
そして、試合後は、クボくんの壮行セレモニー。
まるで、サッカーの神様がお膳立てしてくれたかのように、東京と横浜の試合。
雨の中、沢山の人達が帰らないでクボくんの言葉と姿を心に焼き付けた。
18歳になって、「もう、ジュニアとは言われない」と言っていたが、その堂々とした態度と言葉にりっぱな大人だと思った。
私達は、短い間だったけど、その強烈なプレーは鮮烈な思い出として残った。
向こうで頑張って欲しい。応援しているから。そして、私達の事を忘れないで欲しい。
クボ君の移籍の事で批判している人がいる。ゴンちゃんの事でも凄く批判していた人がいた。
でも、私は、いつも選手の希望に応えようとするFC東京という会社が好きだ。チームの不利益になるかもしれない移籍でも、それでも送りだそうというその姿勢を応援する。
そして、東京の下部組織で育ちトップに上がれなくて他のチームに行った選手や、途中で他のチームに行った選手達のその後の動向をずっと気にかけて追っているという東京が好きだ。
私も、今どうしているだろうと、かって好きだった選手達を思う事がある。
だからこそ、「おれたちのユキヒコ」が引退を表明した時に、一番に声をかけたのだろう。
高萩が「一番年下の選手に対して、みんながプライドもあったので、勝って送り出せてよかった」と言っていたが、本当にいそう思う。
ガンバレー!! 久保建英!!
ガンバレー!! トーキョー!!
◎ちょっと笑った話。
試合が始まる前にゆうなをトイレに連れて行った。その時は、個室2つ分の広いトイレが空いていたので二人で用を済ました。
試合の途中でトイレに行きたいというので、行ったらその広い個室が空いていないので、普通の個室に入った。
でも、狭いのでゆうなに「ふーちゃんが終わるまで、お外で待っていて」と言ったら、
「お外、雨が降っているよ」と困った顔。
ええーー!
「そのお外じゅなくてドアの外ね」とドアを開けて、「ここで待っていて。どこかへ行ったらダメよ」
「あ、そっか」と。私は終わってドアを開けるまでずっと話しかけていた。
幼児って面白い。
◎いい話。
帰りにゆうなのお父さんと出口の看板の所で待ち合わせした。
なかなか来ない。
と、年配の男性が近づいて来て、「私がもらってもしょうがないので、どうぞ」とピンクくまちゃんの18番の当たり券を譲ってくれた。ゆうなは大喜び。
帰りの電車で、京王多摩川で二人が降りてホームで並んで私にバイバイしていたら、前に立っていた東京の二人連れの男性が「あれ、お父さんがマリノスのユニフォームで、子供が東京を着ている」と不思議そうに話していたので、「私が東京のサポーターなんです。私とお父さんと引っ張りっこしているんです」と笑ったら「なるほど」と彼らも笑った。
私が降りる時、その男性達と「お疲れ様でした」と挨拶して別れた。
ああ、楽しかった。