この時期、毎年、梅を買って来て漬ける。
梅を漬ける作業をしていると、大阪に住んでいた頃を思い出す。
子どもがまだ小さくて、下の子は幼稚園に行っていた。
その頃は、結婚したらほとんどの女性が専業主婦だった。
だから、ママ友との付き合いが濃かった。
集っては、おしゃべりしたり、ランチを食べに行ったり、お料理教室を開いたり、手作りでいろいろ教えあって作ったり、東京に転勤で戻って来るまで、本当に楽しい充実した毎日を過ごしていた。
その時、皆で集まって手分けして毎年作っていた10キロの味噌は、東京に来てからも家族に手伝ってもらって作っていた。
でも、仕事を始めたりして、作業が大変なのでいつも間にか作らなくなった。
でも、梅漬けだけは続けている。簡単なので。
本当は、天日に干して梅干しにすればいいのだろうが、私は梅漬け。
漬け上がった梅は、素朴で酸っぱくて美味しい。
そして、梅酢をお料理に使ったりしていて、この梅酢の為に梅干しにはしていない。
梅ー3キロ 塩-300g 焼酎ー3カップ 梅の2倍の重し
梅を水に浸ける。本当は一晩だけど、半日超。
ザルにあげる。
ヘタを取って水分を拭き取る。
ボールに梅を入れて焼酎をふって塩をすり込み、容器に梅・塩・焼酎を何回かに分けて順番に入れるが、私は、全部まとめて入れてしまう。
重しをする。
このまま晩秋まで。
容器や重しは綺麗に洗って、水分をふき取り、焼酎で消毒のため拭き上げる。
毎年、この時期の梅漬けは楽しい作業。
この梅が漬け上がる頃には、去年の梅が残り少なくなっている。
時に、友だちにあげたりして、無くなって市販の梅干しを買う事があるが、なかなか原材料塩だけの物って無い。
亡くなった母の作った、真っ赤な梅干しが食べたいな。
本当にすっぱくて、思い出しても唾が出る。