あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

源氏のお膝元だから「白旗」なのか???

2008年12月11日 07時02分49秒 | 鎌倉
今日の更新も12月7日の鎌倉の続き。その3です。明日で最後にしたい気持ち。
時系列は二つ下の「覚園寺」ー「え柄天神社」ー「白旗神社」です。

さて、え柄天神から徒歩10分の15時20分で「頼朝の墓」に到着。
でも威嚇されるような急階段をもう登る気力がない私は、ダンナだけ行くのを下の公園で待つことに。
と、公園に隣接してある小さな神社に「白旗」文字が見えた。
なんで?白旗は降伏の印でしょ?なんかの戦で敗戦した記念で作られた所なの???

ああ、赤っ恥
西洋かぶれかっ!日本の武家社会において、白旗と言えば源氏の旗印を指すんだよっ!つまり対する平家は赤旗。だから紅白は対抗戦の象徴なのだ。
なんで日本には紅白まんじゅうとかいう言葉が残ってるのか?
紅白歌合戦は、なぜ赤組と白組に別れて戦うのか?決して赤が女の子の印ではないんである。
小学生の体育帽子が紅白リバーシブルになっているのも、つきつめると源氏と平氏に別れて対抗したことに発してるんだって。

調べてみるとこの白旗神社は、頼朝の死後、霊をまつった場所で江戸時代までは法華堂と呼ばれていた。宝治合戦(北条時頼と三浦泰村の戦い。三浦氏は頼朝の挙兵以来の御家人で、この頼朝の法華堂で一族500人が最後を遂げた)以後この場所に移されたものとされている。明治の神仏分離令により白旗神社となった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

え柄天神社

2008年12月11日 06時57分38秒 | 鎌倉
「覚園寺」の案内ツアーは50分もあった。
待ち時間込みだと70分?
そりゃあ、時間のない観光客は訪れない穴場な訳だわ…。
15時にもなると、冬の太陽はもう日暮れに向かっている。そろそろ帰途につかねば。
覚園寺から鎌倉宮に戻り、鶴岡八幡宮を目指していざお散歩開始!所要時間は30分が目安。
でもその途中にも観光ポイントがあるんです。

上の画像は「え柄天神社」です。15時10分到着。
「え」は任の字にくさかんむり。うう~~む。漢字が出て来ない。
ここのイチョウの木も大きくて立派だけど、もう見頃は過ぎてしまい、葉がだいぶ少なくなっている。
この木は鶴岡八幡宮の大銀杏に次ぐ大きさです。

え柄天神社は源頼朝が鎌倉に入る前からある神社。幕府の鬼門の守護神。
京都の「北野天満宮」福岡の「太宰府天満宮」と共に日本三大天神の一つ。本殿は鎌倉最古の木造建築だそうですが、私的には今現存している敷地&社屋は小さいというイメージが。
祭神は菅原道真 八雲大神(須佐之男命)
道真は学問の神様なので、絵馬にはそれ中心のお願いが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色とりどりのモミジが綺麗な寺

2008年12月11日 06時46分39秒 | 鎌倉
昨日の鎌倉宮で時間調整が必要だった訳。
「覚園寺」を見るには、決まった時間に開催されるお寺の案内ツアーに参加しないとダメなのだ。
その上、撮影禁止
うきゃっ!
大変な縛りがあるので、時間を惜しんで観光する観光客はあんまりやって来ない。
私も迷った。でもここ、知る人ぞ知る寺らしい。その上、赤や黄色の色とりどりのモミジがあって、そりゃあ~綺麗なんだとか…。
行くわ!
つーか、覚園寺こそ本日のメインに決めた!
鎌倉宮の駐車場の先の細い道を直進して約5分。突き当りが「覚園寺」
到着は13時40分。待ち時間が20分もある。次第に観光客も集ってくるが、今日の鎌倉観光に訪れた客の数を考えるとたかがしれている。穴場というのは本当らしい。

拝観料300円
拝観時間が限られてます。
10時・11時・正午(土日、祝日のみ)・13時・14時・15時(*雨天、荒天、8月、年末年始は中止なので注意)
建保6年(1218年)北条義時がこの地に大倉薬師堂を建立したのが始まり。
永仁4年(1296年)9代執権北条貞時が蒙古襲来の難を逃れることを祈願して「覚園寺」として再建。その後の火事で焼失。
文治3年(1354年)足利尊氏により再建。
案内ツアーはモミジが一杯の上り道を進む。
と、元禄年間に再建された薬師堂が見えてくる。
<薬師堂>
中には正面に本尊の薬師座像、その左右に日光・月光菩薩。お堂の左右には等身大の十二神将像が並ぶ。内部は暗く、明るい外から入ると始めは薬師如来の顔もわからない。一旦目を閉じで参拝すると、再び目を開いた時にぼうっと仏像の顔が浮かびます。結構感動的。
ちなみに、薬師堂の天井には足利尊氏の署名付きの梁が残ってます。倒壊したお堂を再建した時に見えるようにしたらしい。お堂自体も鎌倉最大の茅葺きの薬師堂とかで見所。
ついでに明治時代の廃仏毀釈運動で廃寺になった理智光寺(護良親王のお墓がある寺)の本尊なども安置されてるのです。
<黒地蔵>
園内のお地蔵様のこと。
地獄の人を救うため、鬼に代わって火を炊いたことから「黒くすすけている」という伝説がある。
毎年8月10日には「黒地蔵縁日」が午前0時に行なわれる。願いが成就するとこの時にもらった白いお地蔵さまに絵付けして、新しい白いお地蔵様と共に返すという。最近出来たお堂は絵付けされて奉納されたお地蔵様を安置、保管する所。
<百八やぐら>
鎌倉の寺は裏に山や崖のある場所が多いのですが、そこに穴が掘られている場所も多いのです。
何だろうなあ?と思ってたのですが、これは仏堂代わりの横穴で、中に墳墓や石仏が設置されているのです。まあ、既に廃れて現在は倉庫代わりに使用されている箇所もありますが。
覚園寺の裏山には「百八やぐら」と呼ばれるやくら群がある。

いちょうの葉っぱが黄色く地面を染め、いろとりどりのモミジが秋風にそよぐ風情は実に綺麗。でも、残念ながら撮影禁止なので、心のアルバムに残しておく。
案内ポイントに、江戸時代の庄屋さんの家屋が含まれるのですが、中からお庭のモミジを見ると、黒い額縁に逆光で浮かび上がる色モミジがとても綺麗。モミジの赤が黒光りの床に反射する様も趣きがある。でもこの様を楽しむのは太陽の光が山の向こうに傾くまでの時間限定。午前か午後の早いうちに案内ツアーに参加するのがお勧め。私の参加した12月7日の14時の回だと時間がちと遅すぎた感が。残念無念。
案内ツアーは都合50分前後かかります。抜粋して歴史紹介しました。他にも含蓄深い見所や説明満載なので、一度は参加して後悔しない鎌倉の穴場的場所です。
あ、一つ書き忘れてた。
覚園寺は真言宗のお寺です。禅宗のお寺が多い鎌倉では珍しいんではないかと。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする