あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

その36)大連中山広場

2010年08月11日 04時13分57秒 | 旅順・大連旅行記
7時1階ロビー集合。朝は自由行動です。が、『希望者は昔の面影がそのまま残る中山広場と、路面電車に乗って満鉄本社(実費一人70元必要)へご案内』とのことで参加することにしました。
後から思い返すに、ツアー行動せずに、自力で回るべきだったと後悔しました。理由はこのあとすぐ。
宿泊ホテルのホテルニッコー大連から中山広場へは徒歩で5分ほど。

中山広場は円形広場で、大連はロシアがダーリニーと呼んでいた時代に設計された。周囲には大連を代表する建物が配置されました。広場を中心に、放射状に路が伸びてます。

トップ画像は中山広場に面して建つ関東通信局。1920年竣工。大連市役所を設計した松室重光が設計。現在も大連郵政局として活用。



レトロな郵便ポストです。これが大連の標準的なポストかは疑問ですが。


隣の建物へは路を横断しないと行けません。しかしっ!信号はありません。歩行者は自動車優先の道路を車の切れ目を狙って素早く渡るのです。日本では歩行者優先ですが、中国では車優先です。自分で安全を確保してねが基本。

まてこら~~!!添乗員っ!!後を確認しろやっ!!!
なんだか、一度に渡れなかった旅仲間はそれぞれムッカリっ!
この添乗員ってば年齢49才の男性なんですけど、一切後ろを見ないんですよ。マイペースで先へ先へと進むだけ。それも結構なスピードで。
繰り返しますけど、ツアーの仲間達はほとんど退職後の人。しかも80才超の人もちらほら。そういう人が49才男性のスピードについていけると思うのかっ!!しかも建物を見物しながらっ!!
言って置きますが、今急ぐ理由はないんですよっ!
つまり添乗員が気にしているのは『中山広場を好意で案内しました』という事実だけ。会社に報告しなきゃいけませんからね。
彼にとってツアー客の安全に気を配ることは必要ないことのようで…。なんでこんなに厳しく言ってるかと言うと、横断歩道はあっても信号はないんだよね、円形の中山広場の縁に配されている建物群を見るには、放射状に伸びる路をいちいち横断して移動するのですが、彼は一度も後ろを確認したり遅れた人を待たなかったんですよっ!!
…もちろんこの行為に怒った人は私だけじゃなかったようで、アンケートには怒りの抗議が数通旅行会社に届いたらしい。ザマ~ミロっ!う~~ん。この旅行会社を利用してるのは、少々旅行代金が高くとも、添乗員の質が高いこと。添乗員は全て社員。というのが売りだったからなのですが…。ボチボチ考え直した方がいいのかも…。

次に登場したのは朝鮮銀行大連支店。

1920年竣工。中村興資平が設計したルネサンス様式の建物。

正面に見られるコリント式オーダーは、大連で最も美しいと言われた。

朝鮮銀行は日本が植民地としていた朝鮮の中央銀行で、関東州や東北の鉄道附属値などで日本円の紙幣を発行していた発券銀行でもあった。現在は中国人民銀行大連市分行が使用している。

解説文は旅名人ブックス『大連と中国・東北歴史散歩 ノスタルジックな街並から日中交渉史を知る』(日経BP企画)より。

幸いなことに、次の放射状の路は横断しなくとも地下道がありました。

通行量の多い路を横断し慣れない日本人。全部の路に地下道を設置してくれよっと弱音を吐いてみたり…。
でも、もしかして、近々地下道が実現するやもしれん。というのも、中心にある円形広場には現在一部フェンスが張られてまして、フェンスの向こうで何をやっているかと言うと、地下鉄の工事なんですね。
ノスタルジックな建物が集う一角ですから、地下鉄の駅が出来たら便利かも。
コメント
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