都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

Sea Cruise ポロス島

1993-03-18 | ギリシャ 

1993 Europe日記
1993.3.18 Thu Athens Sea Cruise

12:30 ポロス島(Poros Island)到着。

 ここでの自由時間は1時間弱。だが、こちらの街並みもなかなか魅力的だ。

ポロス島 - Wikipedia

 港の近くの岬の上に時計塔があるのが船から見えて気になったので、下船後、丘を上る。眼下に赤茶色の瓦の家が建ち並ぶ。狭い幅の海峡(水道)の向こう側はギリシャ本土。静かな海に小舟が停泊している。エーゲ海と聞いて思い描いていた風景の一つはこんなものだったかもしれない。多島海、坂、狭い階段。瀬戸内海のイメージとだぶるものがある。

 こちらの島も丘の中腹には白い壁の家が建ち並んでいる。入り組んだ細い路地も魅力的。白い壁を背景にして、植物の緑や赤茶色の植木鉢がコントラストのある風景をつくっている。

 路地を辿っていくと教会が。斜面が多く平地の少ない島内の丘陵地には広場もあまりなく、教会の全景が見える場所もない。写真を撮っている時は、画角に上手く収まらないなぁと思っていたが、実はその小さなスケール感が魅力だったりする。

 ところどころからは見通しが効く。白く輝く壁と赤茶色の瓦屋根の街並みの向こうに、穏やかな海と緑の山が見える。ここも観光地ではあるのだが、ここまでの超有名な観光地に比べると人も少なく静かな風景が広がる。旅行を始めて二週間半、あちこちバタバタと歩き回ってやや疲れていたので、こういう何気ない街並み風景に癒される。

 緩やかに起伏のある丘陵地の向こうに、船からも見えていた時計塔が見えた。最初は時計塔のそばまで行こうかと思っていたのだが、島内を歩いていたらどうでもよくなってきて、また出航時間もやや迫ってきたので、丘を下りて港に戻ることにする。

 港の街並みの背後の丘にそびえる時計塔。結局、この風景が印象的だったので、時計塔に行かずともこの景色を写真に納めて満足する。

13:30 ポロス島出発。ここは丘の上の方まで住宅が建ち並ぶ街だった。

 イドラ島(Hydra Island)までは少し時間が掛かる。船のデッキ上で少しまどろんでしまう。

#街並み 海外  #眺望  #海・川・池  #教会  #塔  #路地
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ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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Sea Cruise エギナ島 2

1993-03-18 | ギリシャ 

1993 Europe日記
1993.3.18 Thu Athens Sea Cruise

アイギナ島 - Wikipedia

 町外れにある神殿跡の遺跡まで行ってみる。丘を上ったりして行って帰ってくるとのんびり買い物などをする暇は無くなりそうな距離だ。

 神殿跡には柱が一本だけポツンと建っていた。大小の石がごろごろとあり、寂寥感のある風景。古代にはここにもたくさんの人がいたのだろうか。

 神殿跡の丘から乗ってきた船と街を望む。大分歩いてきた感じだ。右奥にぼんやり見えているのは他の島だろうか。

 わざわざこんな方にまで来る観光客はほとんどいない。

 船への帰りがけに島内の住宅地にも行ってみる。地中海の島というとサントリーニ島などが有名だが、この島の街並みもなかなか美しく魅力的だ。夏の日射しと暑さを避けるべく壁を白く塗った家が多い。窓の鎧戸の水色が鮮やかに映える。

 遺跡なんか行かずに街中の住宅地を探索してたほうが良かったかなとちょっと後悔。

11:30 エギナ島出発。

 島と島、本土と島の間が近いところもあり、船から対岸の街並みが見えたりもする。街は海沿いに張り付いてて、後方の丘は農園などになっているようだ。奥の山中にはあまり施設があるようには見えない。

12:00 船内で昼食。軽めだったがまずまず美味しかった。

#街並み 海外  #眺望  #海・川・池  #塔  #住宅系 
#船   タグ一覧

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
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Sea Cruise エギナ島 1

1993-03-18 | ギリシャ 

1993 Europe日記
1993.3.18 Thu Athens Sea Cruise

06:10 起床。
06:40 出発。
06:50 バスの待合場所へ集合
07:30 30分遅れでようやくバスが到着。乗車。

08:00 ピレウス港到着。Hermes号(長さ150m、11,724t、総員599人)に乗船。予想していたより大きな船だった。

09:10 エギナ島到着。

アイギナ島 - Wikipedia

 11時過ぎまでFree Time。意外に土産物屋さんが多い島だ。絵はがきやローソクを買う。

 イタリアやギリシャは、イギリスやフランスに比べて明らかに暖かい。日射しの関係か、街並みの色合いも鮮やかだ。

 停泊している船には野菜や果物が積まれていて、テント布で覆われた船上がお店になっていた。

 港の景色も明るく穏やか。

 港の近くの高台には教会(St. Nicholas Church)や、昔の砦(Tower of Markellos)の跡もあった。

 2時間弱の自由時間の間に、どのあたりまで島内を探索するか少し考えてしまう。

#街並み 海外  #眺望  #海・川・池  #船  #教会  #塔 
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オリンピック競技場

1993-03-17 | ギリシャ 

1993 Europe日記
1993.3.17 Wed Athens

16:40 国立庭園の中に入り、トイレ。アヒル池をのんびり眺めた後、オリンピック競技場へ行く。

 1896年に第1回の近代オリンピックが行われた開催地。大理石でできたスタンドは迫力があった。1時間以上ぼんやりしてしまう。

17:50 プラカ地区へ向かう。プラカ地区は旧市街に相当する地区で、ややごちゃごちゃした中心部の市街地。お土産屋も多く、観光客も多い。

18:00 夕食。ジャガイモ+ビーフと水で1,250Drs。安い。
19:00 ホテルへ戻る。
20:00 シャワー。スニオン岬へ行ったK氏が帰ってくる。
23:00 就寝。

#広場  #街並み 海外  #商業系  #野外劇場・スタジアム  #ギリシャ  #世界遺産 
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ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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アクロポリスの丘

1993-03-17 | ギリシャ 

1993 Europe日記
1993.3.17 Wed Athens

 丘からの景色も美しい。

アテナイのアクロポリス - Wikipedia

 北西方向、アテナイのアゴラ方面のパノラマ。

 北東方向、市内中心部及びリカヴィトスの丘方面。

 東方向、ゼウス神殿、古代オリンピックスタジアム方面。左方の丘の陰に白く見えているのがスタジアムのスタンド。

 西南西方向、ヘロディス・アッティコス音楽堂、左端がフィラパポスの丘。

 丘の南側にあるディオニューソス劇場 - Wikipedia

 ヘロディス・アッティコス音楽堂 - Wikipedia

 

13:30 アクロポリスの丘を下りて、中腹の喫茶店に立ち寄る。クラブサンドイッチとコーヒーで800円程度。どこも割合安い。今日は少し雲が出て、日差しが陰ることがある。

15:00 古代アゴラへ向かう。ここも入口が分かりづらい。入口を見つけた時には15:00を越えていて、入場できず。ボケーッとする羽目になった。

16:00 入口から中心部へ続く土産物店をのぞきながら、中心部へ向かう。

#街並み 海外  #眺望  #パノラマ  #山  #神殿  #ギリシャ  #世界遺産  タグ一覧

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アクロポリスの丘・パルテノン神殿

1993-03-17 | ギリシャ 

1993 Europe日記
1993.3.17 Wed Athens

11:00 ローマ時代の浴場などを見た後、アクロポリスの丘へ。

アテナイのアクロポリス - Wikipedia
中央上:アテーナー・ニーケー神殿 - Wikipedia

 西側から丘を上る。城郭や砦、要塞のような佇まい。神聖な空間に近づいていくにつれ、気分が高揚する。

プロピュライア - Wikipedia

 南側からまわったのだが、途中から東側、北側へ廻り、ようやく西側から入場。800Drs(これも学生料金)

パルテノン神殿 - Wikipedia

 やはりパルテノン神殿はすごい。丘への入口の門を入ると、存在感のある素晴らしい姿に出会える。

 視覚的な歪みなどをも意識したらしいともいわれる正面ファサード。水はけのためもあって床面中央部がわずかに高くされている。また屋根部分の重量を上手く支えるためもあって、外側の柱は内側にわずかに倒し込まれているという。下方から見上げているし、カメラの歪みもあるので、この写真では検証のしようがないが・・・。

エレクテイオン - Wikipedia

 アクロポリス博物館に入る。レリーフ、彫像がたくさんある。エレクティオンの6体の女神像も保存されていた。外部に展示されているのはレプリカ。
 今はどうか知らないが、当時のギリシャは古い車や整備不良の車が多く、排気ガスがかなり臭かった。あのような排ガスや酸性雨に晒されていると大理石の彫像はかなり傷むのではないかと思うので、レプリカ展示は仕方ないし最善の方法なのだろうなと思う。

 外ではレストア作業が細々と続けられていた。ところどころが新しい石に差し替えられているのが分かる。

 軒先部分の石組みのサンプルだろうか。見学通路のわきに無造作に置かれていた。木製の垂木の上に石で屋根が葺かれていたということだろうか。

#街並み 海外  #モニュメント  #ギリシャ  #神殿  #世界遺産  タグ一覧

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ゼウス神殿

1993-03-17 | ギリシャ 

1993 Europe日記
1993.3.17 Wed Athens

09:00 起床。昨晩は寒くなかった。しかしやはりノドが少しやられている。朝はゆっくり起きた。イタリアだと8時なのだが。ギリシャでの滞在はのんびりしたものになりそうだ。結局、島で一泊というのもやめにした。荷物を持って船に乗るのが面倒だから・・・。というわけでここのTempiというホテルに4泊することにしてしまう。今回の旅行中、最も長く滞在する宿となった。

09:45 出発。昨晩行った近くのレストランで朝食をとる。トーストと目玉焼きなどを食べる。スニオン岬などへ行くK氏とは、朝食後、別れる。

アテネ国立庭園周辺からリカヴィトスの丘

 S君と二人でTourist Informationへ行き、スニオン岬への行き方を少し教わる。ただ、今日はパルテノンの丘へ行くことにする。

ハドリアヌスの凱旋門 - Wikipedia
竣工年:AD131/132

10:00 歩いていたら、ハドリアヌスの凱旋門が見えたので、そのそばにあるゼウス神殿を先に見に行く。入口が分かりにくいのだが、柵を辿って行き、学生料金200Drsを払って中に入る。

ゼウス神殿 - Wikipedia
竣工年:AD132

 巨大な大理石を積み上げて造った柱が十数本、忽然と立っている。立ちすくんでいると言っても良い。あるものは一番下が欠け、あるものは上下がずれていたりもする。周囲は砂地でなにもない。

 遠くにある2本の柱の場所にまで神殿が続いていたのだとしたら、結構大きな建物だったに違いないが、往時の様子は想像するほかない。

 コリント式の列柱が美しい。パルテノン神殿はドリス式の柱でやや重厚だが、ゼウス神殿のコリント式の柱は、太さと長さの比がより細長く、柱間も柱の太さに比して広い。またコリント式の柱では、ドリス式よりフルーティングがやや深く彫られているため、縦線が強調されてより細長くスマートで華奢で華やかに見える。

 倒壊した柱の石が無造作に置かれている。

 425年に東ローマ帝国の皇帝が、キリスト教以外の神を祀ったゼウス神殿を否定し、その後、破壊され、多くの石は他の建物の資材として転用されたという。

 ただ、ローマなどで遺跡を多く見ていて思うのは、当時の石が残っている場合、それをもう一度組み直すつもりはないのだろうか?、ということ。爆発で損傷したパルテノン神殿などは今も少しずつ復原作業が行われているのだそうだ(といっても全復原ではないけれど・・・。)。
 過去において破壊された歴史もあるので、無闇に復原してしまうのも違うのかもしれない。そのあたりは難しい話なのかもしれないが、素人考えとしては、ゼウス神殿ももう少し往時の様子に戻してくれないかな〜と思ってしまう。

 時間が止まったように列柱が建ち並ぶ動きのない場所だが、実はあたりがシーンとしているわけではない。柵のすぐ外側では、原付やバスが排気ガスをまき散らしながら、警笛を鳴らして走っている。

#街並み 海外  #眺望  #塔  #モニュメント  #門・ゲート 
#神殿  #ギリシャ  #世界遺産   タグ一覧

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アテネ着

1993-03-16 | ギリシャ 

1993 Europe日記
1993.3.16 Tue Rome〜Athens

06:30 起床

07:00 出発。Rome Termini駅からMetroでピラミデ駅へ。乗り換えてオスティエンセ駅からFSで空港へ向かう。駅でS君と再会する。スキーを堪能した後、駆け足でベネチア、ローマもまわったとのこと。

08:30 空港着。早かったのでまだチェックインはできなかった。

09:00 チェックイン。あっけなく出国。日本へ電話。免税店の土産物屋でしおりやチョコレート、その他を買って飛行機に乗る。

11:10 離陸

11:45=12:45 ここからギリシャ時間 機内食。イタリアなのでパスタ系。美味しい。修学旅行とおぼしきイタリア人高校生たちがとてもうるさい。機内をばたばた歩きまわるので参る。

14:10 アテネ着。簡単な入国審査。小さな空港だ。両替。100円≒183Drs。通貨単位はドラクマ。だいたい6割程度の値にすると円に換算できると考えて良いようだ。最後の国なのでお土産購入を想定して、4万円相当を両替する。6万Drs程度を手にする。でもこんなに使いそうにないことが後で分かった。

15:00 外に出てバスに乗る。160Drsで街の中心部、シンタグマ広場まで行く。

15:30 シンタグマ広場着。なにかと話しかけてくるおじさんが何人かいる。ホテルやレストランの客引きかなにからしい。

16:00 プラカ地区の一角にある、ホテルTempiへ行ってみる。ホテルの前でおばさんが宿を探してるんなら入りなさいと言ってくれて、言われるままにカウンターへ行く。3人で一泊5,250Drs。1人1,750drsで約1,000円程度と格安である。シャワー、トイレは共同だが、お湯はちゃんと出る。部屋もそれほど広くないが良い感じ。

教会とそのわきの広場が見下ろせ、ベランダにも出られる。

ベランダからパルテノンの丘やアクロポリス神殿が見えてしまうのがすごい。

16:30 外出。18日にエーゲ海クルーズをしようということで、そのオフィスへ行ってみる。日本人の社員もいて、細かいことまで親切に教えてくれた。Informationにも行ってみる。

17:15 K氏は一人でサングラスを買いに行く。S君と街の中心からちょっと離れた小高い丘(リカヴィトスの丘、海抜277m)に歩いて上ってみる。

 30分ほど上ると、アクロポリスの丘を見下ろすことができる高みで、アテネ全域が見渡せ、ピレウスの港の方まで見通すことができた。夕日がきれいだった。アテネの街は意外に広がりがあるような気がした。

18:00 頂上近くのカフェでギリシャコーヒーを飲む。トルコから来たコーヒーだとかで、泥のような沈殿物のあるコーヒーだったが、結構美味しい。 18:30 下山。

19:00 K氏とシンタグマ広場でまた会う。

19:30 プラカ地区のWilliams Of Orangeというレストランで夕食。1,300Drsのセットメニューに水をプラスして食べる。結構、いろんなものが食べられて、これまた割合に良かった。スブラキというものを食べてみる。

20:30 ホテルに戻り、明日の予定を考える。K氏は一人でスニオン岬の方に行きたいと言っていたが、私はとりあえずアクロポリスの丘にでも行ってみようかと考えていた。天気の良い内に岬の方に行くのも良さそうかもしれないとも考えたが、やはりまずはパルテノンだろうとも思い、決まらず。

22:30 シャワー
23:45 就寝

#街並み 海外  #眺望  #パノラマ  #ヴィスタ  #山 
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ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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