亀屋・亀谷家
所在地:中央区 築地7-14-7
構造・階数:木・2
建設年:1927(昭和2)
解体年:2024(令和6)
Photo 2006.7.23
築地7丁目(旧小田原町)界隈は戦災ではあまり焼失しなかった地区で、最近まで銅板張り看板建築が多く残されていた。
下記、中央区の近代建築調査のページによれば、亀屋は老舗のおでん屋だったという。同ページにもあるように、角地にあったが入口のある側のみに銅板を張り、西南側の壁面はモルタル仕上げになっていた。
軒や戸袋のディテールが凝っていて、2階の戸袋は一文字葺きと菱葺きを組み合わせたもの。
1階の軒庇は瓦葺きで家紋が付けられており、持ち送りの部分もきれいに銅板で覆われていた。
店の方は2016年頃に閉店したという。建物の方は仕舞屋としてその後も残されていたが、今年1月に残念ながら解体されたそうだ。
中央区ホームページ/亀屋
亀谷家、やな川水産/築地7丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
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