都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

旧杉本商店

2017-03-25 | 品川区  
旧杉本商店
所在地:品川区南品川1-8
構造・階数:木・2
建設年:大正末〜戦前?
解体年:2014(平成26)
Photo 2006.9.24

 旧東海道、品川宿の交差点に面して建っていた銅板張り2階建て町屋。面が取られ、2階部分が全て銅板張りで印象的な姿を見せていたが、2014年秋に残念ながら解体された。

 少し離れた所から見ると、上部に瓦屋根が見えており、木造家屋の通りに面した部分に銅板張りの壁を建てて、洋風に見えるようにしていたことが分かる。


 Photo 2006.9.24

 わきにまわってみると、寄棟の2階屋が接続している建物だった。全体を銅板張り看板建築にはせず、角地の恐らく店舗だった部分だけを洋風に設えた建物になっていた。


 Photo 2011.5.15


2022.12.30追記
 1953(昭和28)年発行の火災保険特殊地図では「杉本 茶のり店」と記されている。その後、いつ頃まで店を営業していたかは未把握。

菅沼書店、杉本商店/南品川1丁目 - ぼくの近代建築コレクション

#失われた建物 品川区  #看板建築 
#旧東海道  #旧街道  #宿場町 
Tokyo Lost Architecture
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船の科学館展望台から 5

2015-03-31 | 品川区  

東京新旧写真比較(1994/2010) No.056 船の科学館展望台から 5

船の科学館展望台から 東京港海底トンネル・品川埠頭・天王洲方面
所在地:品川区東八潮3-1
Photo 1994.6.11(マウスオフ
Photo 2010.3.10(マウスオン
(画像にポインターを重ねると画像が切り替わります。)

 天王洲については1994年時点で既にある程度開発が進んでいたため、中央やや左の奥には多くの高層ビルが既に建っている。左端の運河は京浜運河と東京港をつなぐもので、新幹線の引き込み線と若潮橋が奥に架かっている。左方の煙突は品川火力発電所のもの。

 中央奥にうっすら見える高いビルは品川プリンスホテルの新館(現メインタワー・1994年竣工)。海上を行く船の上方に薄く見える中央が出っ張ったシンメトリーなビルが品川駅前のパシフィックホテル東京(現SHINAGAWA GOOS)。右方の奥に上部だけが見えているのはどうやら恵比寿ガーデンプレイスのようだ。1994年頃はまだ都心部の高層ビルも数が少なかったので、意外に遠くのビルまで見通すことができていた。

 2010年までには、品川駅東口側の港南エリアに品川インターシティや多くのマンションなどが建ったため、そのあたりが壁のように立ち上がり、品川駅西口より西側のビルはほとんど見えなくなっている。ただ、この界隈は羽田空港の空域による高さ規制があるため、ビルの高さは総じて100m程度までになっており、突出して背の高いビルはない。逆にそれだからビル群が壁のように連なることになっている。

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#東京新旧写真比較  #東京新旧写真比較 品川区 
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船の科学館展望台から 4

2015-03-29 | 品川区  

東京新旧写真比較(1994/2010) No.055 船の科学館展望台から 4

船の科学館展望台から テレコムセンター方面
所在地:品川区東八潮3-1
Photo 1994.6.11(マウスオフ
Photo 2010.3.10(マウスオン
(画像にポインターを重ねると画像が切り替わります。)

 この方角は1994年から2010年の間に建物の建設が進み、かなり様子が変わっている。

 1994年当時はループ状に地区内をめぐるゆりかもめの軌道の全体像がよく見えていた。プラレールみたいにエリア内をぐるぐる走らんでも良いのではないかと当時は思ったが、当時は建物がほとんどなかったから向こうの方の駅まで見えていてそのように感じたようだ。実際の埋立地は広大で、都内の他の地域と違って一つ一つの建物もかなり大きく、スケール感や距離感が全く異なる。

 2010年に訪れてみたら、ゆりかもめはビル群の間を縫うように走っていた。

 中央、球体がある建物は日本科学未来館(2001年開館)。その上方、遠方にわずかに海が見えていて、建設中のゲートブリッジが見えている(縮小写真では判別できないが・・・)。

 1994年当時、建設中だったのは、白い外壁のタイム24ビル(1996年完成)と、その後方、ミラーガラス張りのテレコムセンター(1995年完成)。テレコムセンターは2棟が上部で繋がったゲート型をしているが、1994年時点ではまだ建設中で繋がっていない。
 このほか新設されたのは、左方の東京国際交流館(2001年完成)、フジテレビ湾岸スタジオ(2007年完成)、右端の東京湾岸警察署(2008年完成)など。

 右下に見えている船は、船の科学館の別館として展示されていた、青函連絡船「羊蹄丸」。譲渡されて2012年に愛媛県の新居浜港に曳航され、1ヶ月ほど展示された後、2012〜2013に解体されたという。

船の科学館羊蹄丸 - Wikipedia
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#東京新旧写真比較  #東京新旧写真比較 品川区 
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船の科学館展望台から 3

2015-03-27 | 品川区  

東京新旧写真比較(1994/2010) No.054 船の科学館展望台から 3

船の科学館展望台から パレットタウン方面
所在地:品川区東八潮3-1
Photo 1994.6.11(マウスオフ
Photo 2010.3.10(マウスオン
(画像にポインターを重ねると画像が切り替わります。)

 1994年当時、展望台から東方向はまだ茫漠とした埋立地が広がるだけだった。

 1994年の画面中央の道は仮設道路。右側の空地部分が後々道になるわけだが、当時はまだ地下のインフラ工事などをしていたのだろう、そこが道路になる気配はほとんど感じられない。ただその先の遠方に、橋の工事で桁だけが架かっている様子がわずかに見て取れる。

 画面内で当時からあるのは、右上、運河の向こう側、フェリー埠頭の都営の倉庫群。それから左方の有明清掃工場(ただしこの時点では未稼働)と、中央やや左側の有明清掃工場サブステーション程度。

 中央上部の有明フロンティアビルは建設中(1996年完成)。中央右上部の二つの柱状のものは、建設中だった東京ビッグサイト(東京国際展示場・1995年竣工・1996年開館)。ビッグサイトの逆三角形の部分って、後からジャッキアップしたのだろうか?

 2010年になっても画面左側は公園と駐車場などの空地で、建物は少ない。右側に建ったのは東京国際交流館(2001年完成)。中央上部は パレットタウンと大観覧車など(共に1999年完成)。その奥に東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾート(2008年開業)が見えている。また、東雲方面には超高層マンションなどが増加している。

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#東京新旧写真比較  #東京新旧写真比較 品川区 
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船の科学館展望台から 2

2015-03-25 | 品川区  

東京新旧写真比較(1994/2010) No.053 船の科学館展望台から 2

船の科学館展望台から フジテレビ方面
所在地:品川区東八潮3-1
Photo 1994.6.11(マウスオフ
Photo 2010.3.10(マウスオン
(画像にポインターを重ねると画像が切り替わります。)

 1994年の写真で、4本のクレーンが立つのはフジテレビ社屋の建設現場。台場界隈にはまだオフィスも商業施設も全くない。当時、ゆりかもめの建設が大詰めの時期だったが、船の科学館駅にはまだ駅舎へ上る階段ができていなかった。

 諸々の施設の完成年等は以下。各項のリンク先はWikipediaの記事。

首都高速湾岸線 臨海副都心付近は1984.12開通
台場フロンティアビル 1995.10竣工
ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線 1995.11開通
有明清掃工場 1995.12完成
テレポートブリッジ 1996完成
シンボルプロムナード公園 1996.4開園
フジテレビ(FCGビル) 1997.3竣工
アクアシティ お台場 2000.4開業
トレードピアお台場 2001.2竣工
THE TOWERS DAIBA 2006.8竣工

 右遠方に見える煙突は有明清掃工場。台場界隈には地下の共同溝にゴミ収集システムも造られており、開発の早い段階で清掃工場も完成したが、この写真の段階ではまだ稼働していなかったようだ。

 フジテレビの現場のクレーンの左側、左奥遠方に霞んでいる高層ビルは明石町の聖路加ガーデン(1994.6竣工)で、ちょうどこの撮影の頃に竣工したようだ。遠方のビルで目立つのはこれぐらいしかなく、都心の超高層化は1990年代後半から急速に進んだことがわかる。

 高速湾岸線の東南側は現在も広大な駐車場になっており、ビルはほとんど建っていない。それなのに21年前、界隈は工事中の所だらけだった。今、振り返ってみると、これらは共同溝や区画道路などのインフラ整備の工事だったのだろう。また、フジテレビを含めて、周辺で急速に建設が始まっていたビル群の現場事務所が界隈のあちこちにあったのだろう。

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#東京新旧写真比較  #東京新旧写真比較 品川区  #眺望
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船の科学館展望台から 1

2015-03-23 | 品川区  

東京新旧写真比較(1994/2010) No.052 船の科学館展望台から 1

船の科学館展望台から レインボーブリッジ方面
所在地:品川区東八潮3-1
Photo 1994.6.11(マウスオフ
Photo 2010.3.10(マウスオン
(画像にポインターを重ねると画像が切り替わります。)

 船の科学館は2011年9月末で本館での展示を休止した。現在も南極観測船「宗谷」の展示などはしているが、本館の展望台に行けなくなると同じポイントからの撮影ができなくなるので、その前にお台場界隈の変化を見ようと16年ぶりに訪ねてみた。

 1994年時点でレインボーブリッジは完成(1993.8完成)していたが、ゆりかもめはまだ開通していなかった(1995.11開通)ので、この時は品川から海底トンネルを通って門前仲町へ行くバスに乗って行った。台場界隈には船の科学館以外にはまだめぼしい施設もなく、訪れる人も少なかった。

 大きな変化は、台場側にいろいろ施設ができたこと、そして芝浦側にも高層ビルが多くできたこと、緑地の木々が大きくなったこと、あたりだろうか。レインボーブリッジは以前は全景が見えていたが、手前右側に、ホテル日航東京(1996開業)と、ホテルグランパシフィック・ル・ダイバ(1998開業)が完成して、現在は一部が隠されてしまっている。

 以前は芝浦・芝界隈で目立つビルは、田町のNECスーパータワー(1990竣工)、芝浦の東芝ビル(浜松町ビルディング・1984竣工)、カネボウの三角形のビル(ヨコソーレインボータワー・1995竣工(撮影時は建設中))ぐらいだったが、現在では芝浦の海沿いの埋立地に高層マンションがたくさんできて、それらは埋没してしまった感じだ。

 1994年当時、お台場はまだインフラ基盤の整備中で、ガサガサしていていかにも新開地といった感じだった。その後10年ほどで諸々の整備が進み、公園もできてきれいな都市空間ができた。その姿は精緻な都市模型のような感じで、それはそれで興味深いことだが、新開地然とした昔の様子をおぼろげに記憶している身としては、なんだか当時の有り様が懐かしい。

Wikipedia > 船の科学館ヨコソーレインボータワー
      ホテルグランパシフィック・ル・ダイバホテル日航東京
Site Y.M. 建築・都市徘徊Cityscape of Tokyo

#東京新旧写真比較  #東京新旧写真比較 品川区  #眺望
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大崎駅あたり

2014-03-29 | 品川区  
大崎駅ホーム南端のエスカレーター
所在地:品川区大崎1-21   Google Map
Photo 2013.9.29

 大崎駅ホーム南端のエスカレーターは、一人分の幅のもの。端部のホーム幅があまりないので狭いエスカレーターを設置したらしいが、細いタラップかラダーで地上に下りてくるような感覚がなんだか楽しい。

 南側の改札を出ると大きなペデストリアンデッキで東西の高層ビル群が連結されている。工場跡地が再開発されて、いつのまにか近代的な空間が出来上がっているのでした。

#鉄道  #街並み 品川区  #高層ビル  #オフィス 
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御殿山通りの陸橋から

2014-03-28 | 品川区  

 御殿山通り、JRに架かる陸橋から電車を眺める。ひっきりなしにいろんな電車がやってくるので、見ていて飽きない。

御殿山ヒルズの丘のすぐ脇を行く山手線 E231系
所在地:品川区北品川3丁目から4丁目   Google Map
Photo 2013.9.22

 奥に架かっている橋は新八ツ山橋。遠方中央に霞んでいるのは、建設中の虎ノ門ヒルズ。

成田エクスプレス・NEX E259系   Photo 2013.9.22

 架線柱がちょっとじゃまだが、跨線橋からの撮影なので仕方ない。

横須賀線 E217系
Photo 2013.9.22

 向こう側は権現山公園の木々。御殿山は東海道線や山手線から新幹線まで多くの鉄道路線の建設によって削られ、東西に分断されてしまっているため、昔の様子を想像することがかなり難しい。

京浜東北線 E233系
Photo 2013.9.22
東海道新幹線 N700系
Photo 2013.9.29

 カーブがややきついのと品川駅が近いため、このあたりでは新幹線のスピードはさほど速くない。

東武100系電車スペーシア「雅」
Photo 2013.9.22

 なぜ品川あたりを東武の特急電車が走っているのかと不思議に思って調べてみたところ、JR品川発、新宿経由で東武日光や鬼怒川温泉へ行く特急スペーシアが、期間限定で走っていたらしい。

#橋  #鉄道  #眺望 
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北品川の草むら階段

2014-03-26 | 品川区  
北品川の草むら階段
所在地:品川区北品川6-4と6-5の間   Google Map
段数 :41段(下34段・上7段)
Photo 2013.9.22
東京の階段 DB > No.0613 北品川の草むら階段

 少し前から南側の敷地でマンション建設が始まり、どうなるのか危惧していた。

 工事用囲いは建てられていたが、相変わらず舗装はされておらず、大谷石がやや崩れかけたような感じの状況にはほぼ変化がなかったので一安心。

 工事用囲いに貼られていたマンションの配置を見ると、草むら階段の場所はどうもマンション敷地ではないらしい。工事ではマンション側の敷地内にも階段が造られる予定のようだ。

 こんな道が公道なわけはないので、だとすると反対側の家の所有地なのだろうか? でも反対側の家の建て替えの際にも道は変わらなかったし・・・。

 完成予定は2014年の3月末。そろそろ完成のはずなので、近いうちに再訪してみるつもり。

#階段・坂 品川区 
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雉子神社

2014-03-24 | 品川区  
雉子神社
所在地:品川区東五反田1-2   Google Map
設計 :村野・森建築事務所
竣工年:1995年
Photo 2013.9.22

 境内の上空に11階建てのビルを建ててしまったのは大胆。
 ビルはコの字型になっていて、本殿や拝殿の上空は空いている。

雉子神社拝殿

 1995年に建てられたようだが、風雨にあまり曝されないためか、比較的きれい。

 拝殿の屋根には雉子ノ宮の由来になった白雉の像が。

#新しい建物 品川区  #神社  #モニュメント 
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