11月下旬、階段調査、最後の追い込みで高輪あたりへ行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/46/57a0ba5d75cb7b418088828af428aad6.jpg)
港区高輪4-18、19、24の間の長い階段から
備考 :遠景は品川グランドコモンズ
Photo 2007.11.19
ここのところ夜景ばかりだが、日が短いので、半日の調査の後半になると、日が暮れてしまうからこうなる。だが実は夜8時とか9時というわけではない。この写真の撮影の時、近くの家から聞こえていたのは夕方5時のニュース。退け時になったばかりなので、ビルの灯りがほとんど全部点いている。
でも階段はもうほとんど真っ暗。夜の階段巡りは、静けさのギャップ、明るさのギャップが大きいのがおもしろい。←本に書くの忘れた・・・。
今までただ調査と書いてきたが、具体的には、階段の段数と、道幅、段々の蹴上、踏み面の奥行きの長さを測っていた。写真を撮るのがメインではないから、夜でも巻き尺とメモ帳とペンがあれば調査はできる。真っ暗な階段では、巻き尺の目盛りを読み取るのにちょっと苦労するのと、メモ帳に書き込むときによく見えないのが難点だが、そのへんは星の観察などと同じ。
一番の問題はやはり暗闇の中で不審者扱いされること。だから忍者のように足音を忍ばせ、階段を行き来して段数を数え、測る。鞘からサッと刀を抜くように巻き尺を伸ばし、測り終えたらライトセーバーの如く、シュッと元に収める。そして素知らぬふりをしつつ、メモ帳に秘密?の数字を書き込む。そんなにかっこいいはずは絶対ないのだが、気分は忍者かスパイ・・・。バカだね~。
この階段の昼間の写真は、「東京の階段」日本文芸社刊に掲載しております。御関心がおありの方は、書店で御覧下さいませ。ただ、書店に並ぶのは12/25頃以降ではないかと。
日本文芸社-「東京の階段」
書店に並ぶようになったらまた改めてご紹介します。よろしくお願い致します。
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