東京新旧写真比較(1981/2008) No.23 千代田区大手町
Photo 1981(ノーマル時)、Photo 2008.3.3(マウスオン)
首都高速の向こう側に建つビル群が皆、同じ高さまで立ち上がり、壁のようになった。現行の建築基準法や都市計画法に基づくと、このような街並みができるものなのだろう。一連のビルは高速の下を流れる日本橋川に面したビルでもある。左後方には、神保町の再開発でできた神保町三井ビルが少しだけ見えている。
看板類では、Essoの楕円形マークのある広告塔が、TOYO TIRESに変わったのが目立つ。
一方、右側の異形の塔は不二ラテックスの本社ビルの一部。ちょっと目立ちすぎ・・・。Wikipediaを見たら、社屋は同社の「製品」を模した形であることが記載されていた。やっぱり。
また、昔は首都高速が鉄桁とコンクリートの欄干がそのままだったが、最近はペイントされて、多少景色を気にしていることが分かる。かなりくすんだグレーだったのが明るい色になった。ペイントした方が耐候性が上がり、メンテナンス上も良いのかもしれない。
同一の場所を探す手掛かりは、このビル群と首都高速の位置関係。手前の交差点は歩道が拡張されたりして大幅に様子が変わっており、全然手掛かりにならなかった。TOYO TIRESの広告塔が載るビルと首都高速の橋桁の継ぎ目の位置関係、屋上広告塔の見え方・隠れ方など、細かいポイントを比較してようやくポジションを把握。試行錯誤して5分以上掛かってしまった。
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