都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

書籍「新宿学」

2013-03-10 | 本    

 長らく時間が掛かっていた書籍がようやく刊行に。



紀伊國屋書店BookWeb > 新宿学
Amazon.co.jp > 新宿学
 戸沼幸市 編著、青柳幸人・高橋和雄・松本泰生 著

 新宿を多方面から調べて学問してみましょうという本で、私の師匠である戸沼幸市早大名誉教授が編著で、住宅都市整備公団の元専務理事で早大元客員教授の青柳幸人氏、新宿区元助役の高橋和雄氏と、不肖、私が分担執筆。

 現在、新宿の紀伊國屋書店や、西口のブックファーストなどでは、新宿関連本フェアも行われているとか。よろしければ、書店などで御覧頂き、ご購入頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

 今の出版業界のご時世もあり、かたい本を出してくれる出版社がなかなか無く、当初は難航しておりました。新宿を創業の地とする紀伊國屋書店さんが発行を引き受けて頂き、ようやく具体的に作業を始めることになったのが、2011年の秋。

 ただ、その後も執筆、図版作成に時間が結構掛かり、執筆開始から1年半近く掛かってようやく発行にこぎ着けた次第。

 2004年から早稲田大学のオープンカレッジ講座で「新宿学」という市民向け講座を足かけ9年に渡って行っており、そこでの講義や資料を再度整理してまとめたものでもあるので、それを考えると「新宿学」として始めてから10年近く掛かってようやく本になったともいえます。

 

 新宿という都市に関する本としては、古くは、

Amazon.co.jp > 「新宿の今昔」 芳賀善次郎 著 紀伊國屋書店 1970年

があります。また近年では、私の先輩である佐藤洋一氏による

Amazon.co.jp > 「あの日の新宿-昭和25年から30年代の思い出と出会う」
 (地図物語):佐藤洋一・ぶよう堂編集部 2008年

もあります。この他、新宿区や新宿区立歴史博物館からも多くの資料や書籍が出されています。それらの本と併せて御覧頂き、都市というものを様々な観点から眺め考えるきっかけになればと考えています。

コメント
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