
大師橋
所在地:大田区羽田2丁目・川崎市川崎区大師河原1丁目
架橋年:1939(昭和14)
構造 :ゲルバートラス橋
長さ :552.18m
幅 :16.0m(2車線 11m+両側の歩道2.5m×2)
備考 :架け替えに伴い、1997〜98頃に解体
Photo 1990.9.27
写真の昔の大師橋は、老朽化と交通量の増大のために新しい橋に架け替えられた。そのI期工事として3車線の新橋が旧橋の隣に1997(平成9)に完成して暫定利用されたため、旧橋は取り壊された。
橋の構造的なことはよく知らないが、鉄骨トラス橋の一種だったそうだ。ただ、吊り橋風のシルエットとトラスが混在しているような感じなのが印象的だった。
ゲルバートラス(カンチレバートラス)橋というタイプだそうで、大師橋の場合、2つの橋脚から片持ち梁状にトラス橋が張り出し、中央で吊桁と呼ばれる桁が保持されている。大きなスパンが必要な橋で使われることが多い形式だそうで、最近では東京ゲートブリッジも形はかなり違うが同様の形式だという。
また、そのうちひとつの主塔の上に更に赤白に塗られた鉄塔が載せられていたのが、とても印象的だった。
現在の大師橋は片側3車線の計6車線で幅31.5m。斜張橋と桁橋をつないだものだという。新しくなってからは訪れていないが、写真を見るとかなりモダンな橋になったのだなぁと思う。
大師橋 - Wikipedia
Tokyo Lost Architecture
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