深野屋酒店
所在地:中野区 松が丘2−33
建設年:?
構造・階数:木造・2F
解体年:2011(平成23)
Photo 2004.12.5
新青梅街道沿いに建っていた木造モルタル看板建築の酒屋。2004年に通りかかった時には、左側は自販機がシャッターの前に並んでいたが、右側では店舗がまだ営業していた。
写真右奥にもモルタル看板建築があるが、これは一足早く建て替えられた。また左端に少しだけ写っている建物も2011年に訪れた時には解体中だった。
Photo 2011.1.30
いつ頃廃業したのかは知らないが、2011年に見た時には解体のお知らせが既に掲示されていて、シャッターには落書きがされ、自販機も半数が撤去されていた。
Photo 2011.1.30
商店は二棟とも平入り。戦後は看板建築にしやすいように妻入りとしたものが多いという話を聞いたことがあるが、ではこれが戦前のものかというと、モルタル看板建築でもあるのでそんな感じには見えない。店舗の間口が比較的広いので、平入りとしたのかもしれない。
左側(東側)の建物は既に解体中だった。酒店もこのあと解体されたのでほぼ同時期に建て替えられたわけだが、一体の建物にはならず、それぞれが建て替えられたようだ。
2022.12.30追記
深野屋酒店の建物も古かったようだが、戦前・戦後版の火災保険特殊地図の版がないため、いつ頃のものだったのかは不明。把握できた範囲では、1958(昭和33)年版の「東京都全住宅案内地図帳」に「深野屋」として掲載されている。
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 中野区 #看板建築 #モルタル看板建築 #旧街道
ブログ内タグ一覧