東京銀行集会所(銀行倶楽部)
所在地:千代田区丸の内 1-3
建設年:1916(大正5)
構造 :煉瓦造(鉄筋で補強)
階数 :2+塔屋
設計 :松井貴太郎(横河工務所)
備考 :ファサードを残して解体。超高層ビル化
Photo 1988.2.28
東京銀行協会ビルヂング Photo 1993.11.21
恐らくパネル状にした煉瓦で外側を覆っている。旧来のような構造体として働きは失われている。塔屋部分は辛うじて4面あるが、南側の屋根は棟部分まではなく半端なものになっている。また車寄せが取り払われ、一方で東端には自動車進入口が設けられた。屋根も昔のような自然な銅板葺きではなく、あらかじめ工場で緑青をふかせた緑青銅板を用いているようだ。厚く処理を施しているのか、色合いがベタッとして、テーマパークの建物のような妙な色をしている。
東京銀行協会ビルヂング
建設年:1993(平成5)
階数 :19+B4
備考 :2016.12〜17.6(平成28.12〜29.6)に解体
Photo 2009.1.14
1993年に竣工した東京銀行協会ビルヂングだったが、隣接する銀行会館、みずほ銀行の前の本店ビルと合わせて一体的に建て替えることになり、2016年末から解体された。23年しか使われなかったことになる。
跡地では29F・B4F・R2F、高さ150mの高層ビルが2018年から建設中で、2020年9月に完成する予定だという。
Tokyo Lost Architecture
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