旧 理化学研究所43号館(理化学研究所駒込分所)
所在地:文京区 本駒込2-28-49
構造・階数:RC・3+R
設計 :土浦亀城
建設年:1940(昭和15)
解体年:2010〜12(平成22〜24)
Photo 2006.4.9
下記リンク先などの記述によると、当初は円筒形の部分にガラスブロックが「大胆にあしらわれていた」そうだ。撮影の時点でも円筒部には一部にガラスブロックが嵌っていたが、当初はもっと大きな面積だったのだろうか。ガラスブロックの円筒のような感じだったとしたら、かなりモダンで格好が良かっただろうなと思う。
西側から
壁面は平滑で、軒先にだけ庇が巡らされている。東側ファサードは撮り忘れてしまったが、南北の壁面には大きな窓が開けられておりこれもモダンだ。エアコンの室外機やその配管が外壁にあったが、それがなければ装飾のない非常にシンプルな姿だっただろう。そしてガラスブロックが多用された円筒部がアクセントになっていただろう。
門扉は後の時代のもののようだったが、門柱は古いものだった。アールデコ?
玄関庇は水平のスラブがただ伸びて支柱があるだけのような、これまたシンプルなもの。断面にはえんじ色の細いタイルが並べて張られていた。
西北側から
跡地には2013年に文京グリーンコートテラスが竣工している。
理化学研究所駒込分室(旧・理研43号館) | 収蔵庫・壱號館
理化学研究所: ★近代建築探訪★
理化学研究所の門/本駒込2丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
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