エトワール海渡第三ビル(旧海渡ビル、旧小松ビル)
所在地:中央区 日本橋横山町6-10
構造・階数:RC・6+R
設計 :中村與資平
建設年:1928(昭和3)
解体年:2021(令和3)
Photo 2005.3.27
静岡市役所や静岡銀行などを手がけた中村與資平が設計したオフィスビル。
最初はエトワール海渡ではなく、小松ビルとして建てられたという。当初は2階から上がタイル張り、1階は石張りで、軒先にはロンバルディア帯もあったとそうで、写真の頃の外観は当初とはかなり違っていたようだ。下記リンク先「中村與資平記念館新館」には当初の写真が掲載されている。
昭和30年代に海渡(現 エトワール海渡)の建物になり、その後、外壁が改装されて現在の姿になったという。
2階から上は金属板張り、1階は当初とは異なる石張り。外壁が変わってだいぶん様子が変わっていたが、玄関上部の装飾等は残されていた。タイル張りや石張りをやめてしまったのはメンテナンスが大変だったからだろうか。玄関周りの装飾は華やかだったが、ほかの壁面とギャップができてしまっていて、もったいない感じではあった。
また、建物はセットバックしていたが、周囲の道があまり広くないので、5階から上はほぼ見えなかった。
小松ビル | 中村與資平記念館新館
海渡ビル、横山町ビル/日本橋横山町 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 中央区 #オフィス #近代建築 #中村與資平
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