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清水港貯木場
所在地:静岡市清水区 清水港・折戸
設置年代:大正末期
廃止年代:2021(令和3)
Photo 1997.5.5
かつては清水港の一角に貯木場があった。
下記、『清水港ビジョン(概要版)』によれば、関東大震災後の復興に際し、輸入木材の供給拠点として開設されたそうだ。
しかし平成期になると原木としての輸入が減少し、2006年には水面貯木場を利用する木材も無くなったという。スペースが空いたからだろうか、2002年からは民間マリーナの供用も始められた。2008年作成のこの資料では、今後は貯木場として使わないこととした、と記されている。その後、令和3(2021)年には貯木場の廃止が正式に決定された。
写真の頃にはまだそこそこ多くの木材があったが、平成9年なので最盛期に比べればかなり少なくなっていたのだろう。当時、港のひとつの風景としてなにげなく撮ったのだが、数年後には貯留される木が無くなってしまうとは思いもしなかった。
『清水港ビジョン(概要版)』平成20.3(2008)、静岡市
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