新聞販売店
所在地:竹原市 本町1-5-18
構造・階数:木・2
解体年代:2000〜02(平成12〜14)
Photo 1999.9.18
広島県の竹原は、古い町並みが残り重要伝統的建造物群保存地区になっている一角もあるが、写真の建物はそのエリアからは少しはずれた場所にあったモルタル看板建築。
もともとは毎日新聞や日経新聞を扱う新聞販売店だったようだが、撮影時は既にそうではなかったらしく、看板などもほぼ残っていなかった。また、解体直前だったのか建物前の路上にゴミが積まれたりしていてきれいとは言い難い状況でもあった。
ペンキかなにかで塗られていたのだろうか。看板建築としても派手目で独特な色づかいがされていて、しかもそれが褪色してムラができており、怪しいバラック建物のようだった。2階中央にアーチのあるシンメトリーなファサードなので、柱や軒裏を黄色に塗ったりしていなければそれほど奇妙には見えず、良い感じの看板建築だったのではないだろうか。
住宅地図では1991年時点で既に空白になっており、その頃には既に仕舞屋状態だったのかもしれない。この写真の後、2、3年のうちに解体され、現在は駐車場になっている。
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