朝食の後、ホテル周辺を散歩することにする。外へ出て見ると、どんよりして思いのほか寒い。小さな水溜まりにはガチガチに氷が張っている。またホテルの所在地が中心街ではなく、郊外の住宅地の中なので、近くには全くお店がない。どちらかというとむしろ、ロシアの平均的市民の生活場所を外から垣間見ることができる。
ホテル周辺の住宅地
外には大きな落葉樹がそこここに立っていたが、その中に、小枝でできた塊が枝先についている木が何本もあった。最初は何か鳥の巣のようだというだけで、よく判らなかったのだが、以後あちこちで見かけるに至り、気になったので通訳を介して聞いてみると、「カササギ」の巣らしい。カラス程度の大きさで全体は濃紺、腹部が白い。奇妙に愛敬のある鳥で、I氏は滞在中、ロシアカラスと呼んでいた。カササギは実はカラスの仲間だとのことなので、この呼び方もあながち間違いではないらしい。
寒いので早々に部屋に引き上げ、午前中の行動の準備をすることにする。
カササギの巣
#街並み 海外 #住宅系
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