
神田藪蕎麦
所在地:千代田区 神田淡路町2-10
構造・階数:木・1
建設年:1923(大正12)
解体年:2013(平成25)
備考 :2013年2月19日に一部が焼失したため建て替え
Photo 2011.10.9
神田藪蕎麦として著名なそば屋。界隈は第二次大戦時の空襲では被災しなかったため、関東震災後から戦前の木造建物が多く残る地区で、藪蕎麦の数寄屋造りの店舗も関東大震災直後のものだったそうだ。
淡路町界隈は次第に中高層のオフィスビルやマンションが増えているが、この一角だけは低層の木造建物が多く残っている。藪蕎麦も昔風の店構えを残す。
Photo 2005.3.25
土間の椅子席と畳の座敷席がある店内。この写真には写っていないが、奥の調理場の手前に帳場があり、そこに座る店員が独特の呼び声で注文を読み上げるのが印象的。
関東大震災後に建てられたこの店舗建物は東京都選定歴史的建造物となっていたが、2013年2月に焼失してしまった。以下は再建後の外観。往時のイメージに近い平屋だが、同じデザインではない。
再建後の様子 Photo 2021.11.14
門の場所にあった行燈と看板は焼失しなかった。門の位置は右手に変えられたが、行燈は以前と同じ場所に掲げられている。
Photo 2021.11.14
新築の店舗は鉄骨造平屋(一部2階)。焼失を免れた「藪蕎麦」の看板は新しい入口わきに掲げられている。
かんだやぶそば - Wikipedia
Tokyo Lost Architecture
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