鈴木食品工業/宮本不動産
所在地:台東区 根岸3-16
構造・階数:木・2
解体年:2020(令和2)
Photo 2010.12.4
かつては都電が走っていた金杉通りに面してあったモルタル看板建築。奥行きはあまりないが通り沿いの間口が広い建物で、中央の半円型に立ち上がったパラペットと、コーナー部などにある角柱状の装飾が印象的だった。
Photo 2012.12.18
「ぼくの近代建築コレクション」には、「1966(昭和41)年の住宅地図では「大丸中華」とあった。」とある。奥行きがあまりないカウンターのラーメン屋とかだった時代もあったようだ。それなので、1階は何度か改築されてオリジナルの様子は残されていなかったが、2階部分は昔からあまり変わらなかったようだ。
Photo 1995.6.17
90年代までは南側半分ほどが宮本不動産、残りが鈴木食品工業だったが、後に全てが鈴木食品工業になった。同社は安政年間創業といい、以前は北隣のモルタル看板建築を中心としていたようだ。
また、金杉通りから西北側に入ったところ(写真左)には国分製本の2階屋があり、こちらは現存している模様。
Photo 2013.11.3
2階の窓は縦長で3分割された形。よく見ると下見板状に重なっているように見えるので、3枚のガラスがそれぞれ斜めになる突き出し窓だったのかもしれない。
鈴木食品工業は現在も営業しているが、残念ながらこの建物も2020年に解体された。
鈴木食品工業
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