ぽてと倶楽部

じゃがいも伝来の地 『長崎』
雲仙普賢岳の裾野に広がるじゃがいも畑。
ここ愛野町は北海道に次ぐ「ポテト王国」です。

JA出荷米格付けが2等

2008-11-22 | 米づくり(にこまる)
本年度産JA出荷米の格付けの結果をJA担当職員に聞いたところ、
残念ながら今年も2等だったそうだ。まだまだ修行が足りない。

JAに出荷する米は、全袋検査が実施され格付けが行われる。水分、色、充実度等をもとに
「1等、2等、3等、規格外」の4段階に分けられ、同時に価格が決定する。

以前は一袋ごとに開封検査が行われていたが、最近は紙袋の横から器具を突き刺して、
中の試料サンプルを抽出し検査が行われるのを見たことがある。
お米屋さんで30kg袋を注意して見ると、抽出穴をパッチ当で塞いでいる袋があるのはそのせい。

農作物は、工場で製品を作るのとは異なり、毎回同じものが出来るとは限らない。
その年の気象条件、水管理、肥料のさじ加減によって大きく左右されてくる。
経験値によるものが大きく、マニュアル通りにはいかないもので、
長老の言う事を参考にしたほうが、JA、改良普及センターより的確である。

また、どんなにいい米を作っても、モミが基準値よりも多く混ざっていると格落ちの原因となる。
籾摺りには細心の注意をはらっていても、籾摺り機械の能力にも左右されるという訳だ。

もう一つの課題は、にこまる」自体が遅もののため、周囲とのタイミングが調整できない。
同一地区に早場米と遅場米が混在しているため、水管理の対策が必要になる。
今後も「にこまる」一本でいくか、「ヒノヒカリ」と合わせて栽培するか、実際のところ迷っている。

来年に向けてさらに課題も残り意欲も湧いてくる。
今後の参考にさせていただきますので、「にこまる」について食味のご感想をお願いします。



 ↑表記の写真は本日の県立農業大学校の飛雲祭。
  
  食への「安全・安心」が求められ、農業への関心の高さを反映し、
  例年になく参加者が多く、新鮮な野菜を買い求める姿も見られました。





ランキング参加しています。 クリックで応援を!

日記@BlogRanking


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする