’07/12/22の朝刊記事から
「領土問題の解決可能」
プーチン氏、森氏に意欲
【サンクトペテルブルク21日藤盛一朗】ロシアのプーチン大統領は21日、訪ロ中の森喜朗元首相と、同国のサンクトペテルブルクに完成したトヨタ自動車・ロシア工場で会談した。
大統領は、同社の乗用車生産開始が象徴する日ロ間の経済関係の発展を高く評価。
「経済交流の進展は(領土問題を)解決する基礎となる。問題は解決できると確信している」と述べ、平和条約交渉推進への意欲を示した。
プーチン大統領は、後継大統領に就任が確実視されているメドベージェフ第一副首相について「日ロ関係を熟知しており、交渉が停滞することはない。互いに気心が知れており、私の考えの通り交渉を進めると思う」と説明。
平和条約締結後の歯舞、色丹2島の引き渡し方針を明記した日ソ共同宣言を重視する方針は引き継がれるとの認識を示した。