備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

071228 東シナ海ガス田共同開発

2012-03-26 21:19:41 | 中国

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’07/12/28の朝刊記事から

東シナ海ガス田共同開発
会談直前まで妥協点を模索


日中両国の懸案である東シナ海ガス田の共同開発をめぐる問題は、28日の日中首脳会談での何らかの合意に向けて、両国政府は事務レベル協議をぎりぎりまで続けて、妥協点を探る構えだ。
福田康夫首相も訪中前に記者団に「話し合えば合意できる」と述べ、胡錦濤国家主席らとの会談で合意に達する可能性に初めて言及した。

焦点となっているのは日中中間線付近で中国が単独開発する「白樺」(中国名・春暁)など4ガス田。
中国側はこれまで共同開発を拒否してきたが、王毅外務次官が先週来日。
谷内正太郎外務事務次官と会談して、新たな提案を行った。

外務省首脳は、王次官からは具体的提案は「なかった」としているが、交渉筋によると、天然ガス資源が中間線の日本側に達しているとみられる白樺のほか、「楠」(同・断橋)、樫(同・天外天)の3ガス田を中心に「「資源の分配、資金協力、共同掘削、資源調査など、幅広い共同開発の組み合わせを検討している」という。

交渉が決着するかは不透明だが、「中国側も何とかしようという気があるようだ」(交渉筋)とされ、仮に合意できなければ、来春に予定される中国の胡錦濤国家主席の来日までに、解決する努力が確認される方向だ。

ガス田協議はこれまで、日本側が排他的経済水域(EEZ)の境界線となる日中中間線付近にある4ガス田の共同開発を提案したが、中国側は中間線を越える沖縄トラフ(海溝)までの権益を主張して対立。
しかし安倍晋三前首相と中国の温家宝首相との今年4月の会談では、両政府が今秋までに共同開発の具体策を取りまとめ、両首脳に報告することで合意していた。




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