’07/12/23の朝刊記事から
08年度予算 「万能細胞」10億円上積み
文科相 5年で100億円超投入
2008年度予算財務省原案をめぐる額賀福志郎財務相と各閣僚による大臣復活折衝が、22日行われた。
京大の山中伸弥教授が世界で初めて作り出した「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を使う再生医療の研究に10億円が上積みされ、iPS細胞の研究費は内示額と合わせて22億円が確保された。
調整財源500億円の配分を決める復活折衝は同日で終了、24日の臨時閣議で政府案を決定する。
iPS細胞には、拒絶反応のない臓器づくりなどへの応用が期待されている。
研究費に関連して、渡海紀三朗文部科学相は、再生医療で世界最先端の技術水準を維持するため、今後5年間で100億円以上を投入する方針を示した。