備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

071223 ディーゼル車の排ガス

2012-03-15 22:56:14 | 社会

IMG03107


’07/12/23の朝刊記事から

ディーゼル車の排ガスに含有
微粒子母体へ 子の肺に障害
京大、サルで実験


ディーゼル車の排ガスなどに含まれる極めて微小な粒子(ナノ粒子)を妊娠中に取り込んだサルから生まれたばかりの子の肺に、急激なアレルギー反応で引き起こされる細胞の障害や細胞死が多発していることを、栃木臨床病理研究所と東京理科大、京都大などの研究グループが22日までに実験で突き止めた。

グル―プは「人間でも妊娠中の母親がディーゼル粒子を吸い込むことが、生まれた子どものぜんそくや乳幼児突然死症候群などの原因となっている可能性を示す」と指摘。
疫学調査などさらに詳しい研究が必要だとしている。

研究グループは、妊娠中のアカゲザル3匹の背中の皮下にディーゼル粒子を注射。
生まれた3匹の肺の組織を調べた。

子ザルの肺の細胞には、アレルギー反応に関連する「マスト細胞」が多数確認され、肺の中で酸素を取り込む役割を果たす細胞の多くが死んだり変性したりしていた。
通常、出生直後の肺の細胞でアレルギー反応が起こることはないという。

一方、妊娠中にディーゼル粒子を注射しなかったアカゲザルの子に異常はなかった。


ディーゼル粒子
ディーゼル車の排ガスに含まれる黒煙の正体で、炭素の小さな粒子の周囲にさまざまな有害化学物質が付着している。
ぜんそくやアレルギー、肺がんのほか、循環器への影響や流産の増加、精子数の減少などを招くことが多くの動物実験で指摘されている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする