’08/01/16 の朝刊記事から
米中軍艦 緊迫の対峙
台湾海峡 昨年11月 中国側が尾行、28時間
【台北15日共同】15日の台湾紙、中国時報は、昨年11月に米空母キティホークが中国政府に香港寄港を一時拒否された後、台湾海峡を通過した際、中国海軍の宋級潜水艦とミサイル駆逐艦「深圳」に尾行され、米中双方は同海峡内で約28時間にわたって対峙した、と伝えた。米国から台湾に提供された軍事情報としている。
同紙は、中国が11月22日、キティホークの香港寄港を拒否するなど米中関係が緊張したことが対峙の原因と分析している。
中国時報によると、キティホークを中心とした計8隻の空母戦闘群は23日、南から台湾海峡に入り、中台中間線より台湾側を北上。その際、宋級潜水艦と深圳が中間線より中国側を尾行した。キティホークが停船すると中国側も停船してにらみ合い、キティホークは通常の倍の時間をかけて翌24日に台湾海峡を出た。その後拠点とする米海軍横須賀基地へ向かった。