’08/01/23の朝刊記事から
わいろ1250万円に
日帰りゴルフ 偽証 守屋被告を追起訴 東京地検
前防衛次官汚職事件で東京地検特捜部は22日、装備品納入をめぐる便宜供与の見返りに約497万円相当の日帰りゴルフ接待を受けたとする収賄罪と、衆参両院の証人喚問で虚偽の証言をしたとの議院証言法違反(偽証)の罪で、前次官守屋武昌被告(63)を追起訴した。また贈賄罪で防衛商社「山田洋行」元専務宮崎元伸被告(69)を追起訴した。
守屋被告の収賄罪での起訴は計3件、わいろ総額は約1250万円に上った。巨額の防衛利権をめぐる事務方トップの汚職捜査は終結。同社をめぐっては「政界工作」名目などの不透明な支出があった疑いが浮上しており、特捜部は慎重に捜査を進めるとみられる。
守屋、宮崎両被告はそれぞれ起訴事実を認めているという。収賄容疑の共犯で逮捕、処分保留で釈放されていた守屋被告の妻(56)については「関与の度合いが薄い」として起訴猶予処分とした。