'07/08/05の朝刊記事から
バットで知人撲殺
18歳自首「いじめられた」 大阪
4日午前10時過ぎ、大阪府泉佐野市内の交番に、大阪府南部に住むアルバイト少年(18)が、友人に付き添われ「自宅で知人を金属バットで殴り殺した」と自首してきた。
泉佐野署員が少年のアパートを確認し、布団にくるまれた男性の遺体とバットを発見、殺人容疑で少年を逮捕した。
泉佐野署によると、男性は泉佐野市松原3の無職木島元気さん(23)で、6月から少年宅に寝泊りしていた。
少年は「殴られたりしていじめられていた。仕事で朝早いのに夜中に呼び出されたりして腹が立っていた」などと話している。
「自分の家のように寝ている顔を見て犯行を決意した」とも言っており、泉佐野署は少年がいじめを受けたことなどの鬱憤を晴らそうとしたとみてさらに詳しい動機を調べている。
調べでは、少年は4日午前6時ごろ、自宅で寝ていた木島さんの頭や胸、喉を金属バットで10数回殴り殺害した疑い。
別の部屋に寝ていたもう1人の少年(19)がドスンという音に気付いて見に行くと、木島さんが血まみれになっていたという。
友人らが説得し、約4時間後に自首した。
少年は母親と二人暮し。
中学3年生の時、ゲームセンターで木島さんと知り合ったらしい。
自宅は友人らの溜まり場で、普段から2、3人が寝泊りしていたという。