ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

情けない市民集会・・・迎撃中止を求めるデモ

2009年04月01日 | 政治
東京だから「都民・区民」というべきでしょうけれど・・・一応「市民」とニュースどおりに書きました。

北の「人工衛星?」迎撃を中止しろ、市民生活を守れ、って。
いったいどっちに向かって言っているのでしょう。
北朝鮮に言いなさいよ。「発射をやめなさい」って!

こんな「市民グループ」って・・・理解に苦しみます。
もっと国民にもはやくから現状を報道しないマスコミにも問題ありますが。

北に「テポドン(人工衛星?)発射中止」を求めるべきではないでしょうか。
何か「意図的」なものを感じます。

発射まで、あと3日といわれています・・・。
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ステッラ劇場第5夜 プッチーニ「ボエーム」

2009年04月01日 | オペラ
いよいよプッチーニの「ボエーム」、今までの演奏されることの少ないオペラとは違い、公演回数は多く、録音も数多く、私は生演奏でもスカラ公演でフレー二主演のものを観ました。
レコードではテバルディ、ベルゴンツイ、バスティアニー二、シエピ、セラフィン指揮のロンドン盤、カラス、ディ・ステファノ、パネライ、モッフォらのエンジェル盤、リッチャレッリ、カレーラスらの輸入盤、などを聴いていて、テバルディのおおらかなミミ、ベルゴンツイの律義なロドルフォ、またはカラスとディ・ステファノの定番、など聴いているうちにほとんど覚えてしまい、パリのクリスマスイヴの夜、カフェ・モミュスでお茶する、なんてとても考えられない設定に(それもムゼッタなど肩のあいたドレスで?)「おお、寒い!!」とバカバカしくなりながらも、どんどん繰り出す子供らの声が臨場感たっぷりに、騙されようと思って・・・でもだんだんボヘミアンたちの青春に共鳴していったり。

このステッラ、ポッジ盤は昔ハイライトで「フォンタナ」から出ていましたが、買おうと思ったら廃盤になり、ついに今日聴けました。
ドラマがどうって、青春の一コマでももはや同調するトシでもなく、ステッラを聴こう、楽しもう、と聴きました。
ステッラの声は魅力的でした。声域のチェンジのところが素敵ですし、聴いていて暖かいものを感じました。
でももはや聴き手である私はトシをとり、涙する、というものではなく、「ステッラの声、このオペラに惜しいなあ」とまで思うようになったのです。
テノールのポッジはディ・ステファノのようなコブシを聴かせたものではなく、大変正確で当時のリリコであるタリアヴィー二と同じく、きちっとした音楽でした。
もちろん、大変な美声です。
奔放に歌ったジーリはむせび泣くような歌い方で、大衆的人気を得ましたが、その反動で「作品に忠実に」というスタイルにもどった、カルーソにもどった、ということなのでしょう。でもディ・ステファノは独特のコブシを聴かせて大衆を魅了し、プッチーニやナポレターナになると、彼の独壇場になったことと思います。

しかし、ステッラはスタイリッシュで媚びず、レガートに暖かく歌っています。
美しい声はミミというヒロインを超えて、やはり貴婦人のようです。

ミー先生、聴き手がトシでドラマに同調できない、ヴェルディは普遍的な人間ドラマですが、プッチーニは青春ドラマ、なんでしょうか。
「トスカ」はそうではないのですが、それでもドラマとして弱く、「蝶々夫人」「トゥーランドット」は異国趣味。

どんな時でも魅力的な美声のアントニエッタ・ステッラ、でも彼女は「プッチーニには惜しい」です。確かイタリアではベスト・プッチーニ賞を頂いたそうですが。

次回はいよいよ、カラヤン、ステッラの究極の「ヴェル・レク」です。
これは・・・すごいでしょうねえ。
コメント (3)
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