内館牧子さんというと「朝青龍」の天敵、とマスコミがはやし立てるが、彼女はあの漫画家Y氏とは違うと思います。
「お帰りなさい、朝青龍」を読んで深く感銘、昨年末に心臓弁膜症で手術・入院ときき、心配していましたが、5月はまた横綱審議会に戻り、気炎をはくそうです。
あの朝青龍は内館さんのことを「僕のことを思って言ってくれている」と記者にかばうようになったそうです。
そんな内館さんの本「なめないでね、わたしのこと」(幻冬舎文庫)は面白く抱腹絶倒。
大笑いで読み進んでいる内に、ふとしんみりする文章があり、それは私が心から思っていることでした。
『…現在は年老いたり、鬼籍に入った父親を、子供が「弱い者」として慈しんでいる視線を感じることだ。父親が血気盛んな時代にはきっとぶつかったこともあったはずだし、憎んだり、口をきかなかったことだってあったと思う。
ところが今、子供のほうが血気盛んな年代になり、父親は枯れ、老いている。あるいはこの世にいない。子供はそんな父親を、もはや力のない者として包み込むように優しく見つめている。・・・』(原文のまま)
子として親にどんなに孝行しても、かなわない恩を今更ながら思うのです。
私が日頃思っていることを、内館さんはスッキリと書いて下さっています。
「お帰りなさい、朝青龍」を読んで深く感銘、昨年末に心臓弁膜症で手術・入院ときき、心配していましたが、5月はまた横綱審議会に戻り、気炎をはくそうです。
あの朝青龍は内館さんのことを「僕のことを思って言ってくれている」と記者にかばうようになったそうです。
そんな内館さんの本「なめないでね、わたしのこと」(幻冬舎文庫)は面白く抱腹絶倒。
大笑いで読み進んでいる内に、ふとしんみりする文章があり、それは私が心から思っていることでした。
『…現在は年老いたり、鬼籍に入った父親を、子供が「弱い者」として慈しんでいる視線を感じることだ。父親が血気盛んな時代にはきっとぶつかったこともあったはずだし、憎んだり、口をきかなかったことだってあったと思う。
ところが今、子供のほうが血気盛んな年代になり、父親は枯れ、老いている。あるいはこの世にいない。子供はそんな父親を、もはや力のない者として包み込むように優しく見つめている。・・・』(原文のまま)
子として親にどんなに孝行しても、かなわない恩を今更ながら思うのです。
私が日頃思っていることを、内館さんはスッキリと書いて下さっています。