【桜便り】山田正彦~「国産大豆が危ない」と種苗法 / 日本人より外国人の生命を優先する政府の売国亡国 / オリンピック中止!?疫病難民来りて國滅ぶ 他[桜R2/2/26]
・・・25分から政治の話、59分から山田氏のお話です。
キャスター:水島総・水野久美
■ ニュースPick Up・・・大切な日本のこと、ハッキリ解説・警告されています。25分から。
・日本人より外国人の生命を優先する政府の売国亡国
・オリンピック中止!?疫病難民来りて國滅ぶ
・内閣支持率ガタ落ちは当然
■ 「国産大豆が危ない」と種苗法(59分から)
ゲスト:山田正彦(元農林水産大臣・弁護士)
※習近平国賓招請反対電子署名はこちらから
◆国守衆HP
https://kunimorishu.jp/
※習近平国賓招請反対署名はこちらから
◆頑張れ日本!全国行動委員会HP
http://www.ganbare-nippon.net/hantai.html前衆議院議員の山田正彦氏が、種苗法改定の問題点を詳しく検討し、これについて真剣に警鐘を鳴らしています。
https://ameblo.jp/yamada-masahiko/entry-12575782319.html?frm_src=favoritemail
一部要旨を抽出すると、次のようになります。
①農水省は3月上旬には自家増殖(採種)一律禁止の種苗法の改定案を国会に提出する。自民党筋からの話では、3月中に衆議院を通して4月中には参議院で成立させる予定。
②政府は農研機構各都道府県の優良な育種知見を民間に提供することを促進するとしている。( 8条4項)。この「民間」には海外の事業者も含まれる。
③種苗法が改定されると、登録品種は自家増殖(採種)一律禁止になり、農家は登録された品種の育種権利者から対価を払って許諾を得るか、許諾が得られなければ全ての苗を新しく購入するしかなくなる。違反すると10年以下の懲役1000万以下の罰金。
④いちご・芋類・サトウキビ・りんご・みかん等の果樹はこれまでのような自家増殖ができなくなる。
⑤米麦大豆などの専業農家は、新しく購入した登録品種を3年ほど自家採種して使っているので、それが出来なくなると経営的に大きな打撃を受ける。
⑥日本は30年前までは国産100%の伝統的な種子を使っていたが、今日ではモンサントなど多国籍企業の種子を毎年購入し、価格も40〜50倍に上がっている。今度の改訂で、新品種に関してもこの傾向が続くことは確実。
⑦育種権利者が都道府県から企業に代わった場合、都道府県との契約内容をそのまま企業が引き継ぐ。しかし農家は都道府県と契約など交わしていないのが普通なので、これから新しく企業と契約を交わすことになり、毎年許諾の代価を支払うか、種苗を企業の言いなりの価格で買わざるを得なくなる。
⑧新品種を育種登録するには数百万から数千万円の費用がかかるので、新しい品種の登録は大企業しかできない。
⑨新品種であることの認証は、遺伝子解析では不可能。人的能力によるしかないが、膨大な品種の農産物を人的能力で識別することも事実上不可能。
なおこれに関して、山田氏は、「日本の種子(たね)を守る会」を主宰して討論会を開いています。
https://www.facebook.com/events/559943831545149/
以上ですが、種苗法改定は、日本の農家を守るためではなく企業利益のために制定されることは明白です。
その企業利益というのも、言うまでもなくモンサント(現バイエル)やコルテバ・アグリサイエンス(旧ダウ・デュポン)など、世界的なグローバル企業の収益を指しているでしょう。
ちなみに、種苗業界の売り上げランキング上位10位までは以下の通り。
このうち、米国の上記2社が占める割合は、65%、サカタのタネは2%に達しません。
この法案が通ると、2016年4月に改定された農協法と相まって、日本の農業が巨大グローバル企業の餌食になってしまうことは明らかです。
また財力の乏しい農家はどんどん廃業を強いられるでしょう。(以上)
★ 私も山田氏の警告を真剣に受け取り、本を買って読んだり山田氏のメールマガジンに必ず目を通していた。
そして私のブログにも書いたり他のブロガーのところにもお知らせしたりしていたが、「野党」であるということで相手にされず、軽くあしらわれ、傍観者の域を出ない人が必ずいた。
こともあろうに「種子法廃止に賛成」というシンジャとフェイスブックで説得に努めたが「石頭」で全く効果なし。私の熱意を「反安倍」とか「安倍嫌い」というコミンテルンのようなレッテル貼りをする有様、保守の劣化と狭量をまざまざと感じた。
与党か野党かですべてを判断する「石頭」の多さに絶望しながらだったが、この山田氏の農業に対する考えはまともな保守は理解した。山田氏を保守系のチャンネル桜が出演依頼したのも、歓迎する。いささか遅い判断であったが。
三宅博先生のブログで、最後の投稿はこの「食の安全」だった。
国を大切に思う人は「自民党」「野党」などでガチガチにならない。
まともな提案や論はきちっと判断する。
ミツバチが大量死したことも書いた。知れば知るほど恐ろしいことだった。
これを書けば「野党に与した」という石頭たちが安倍支持の為に冷ややかに対応したことを思い出す。
何も野党に与したことはない、日本を心配してきたことだけである。
こう書けば「野党に政権能力があるのか」とハンで押したように反撃をくらった日々を思いかえす。何という狭い了見であろうか・・・言論否定である。
山田氏は農業については自民党の誰よりもこのことに真剣に取り組んでいるエキスパートである。
その他のことで山田氏を支持したりはしていないが、農業の健全化や食の安全については第一人者と思うし一生懸命に農業・食の安全を思う説得は頭が下がる。