本日は国士・三宅博先生の4年目のご命日です。
今日、さらりんさまが大変美しいコメントを寄せてくださいました。
思わずハラハラと涙をこぼしてしまいました。
在りし日の三宅博先生のことを思い出しています。
ご命日に寄せて
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『桜』 杉山平一
毎日の仕事や悲しみから
救はれるよう
日曜日はみんなお花見に行く
やさしい風は
汽車のようにやってきて
みんな疲れた心を
運んでは過ぎる
みんなが心に握ってゐる
桃色の三等切符を
神様はしづかにお切りになる
ごらん はらはらと花びらが散る
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先日 漆黒のような夜の道で
立ち止まった信号でふと上を見上げると、
小さな街路灯に照らされた桜は、
既に盛りを過ぎ、
枝のあちこちに僅かに薄紅の花を残すのみでした。
あれほど美しい花を惜しまず散らす桜に、
不安や悲しみは無いのかと
尋ねてみたい思いになりました。
国難の今
三宅先生の言葉を伺いたいことの多さを
改めて思う今日という日です。
★ 前半が杉山平一氏の文、線で区切った後半がさらりんさまの文です。
桜色でお書きになったところは、もはや涙を抑えきれず・・・
さらりんさま、心がこもった美しいお言葉、私の宝物にします。
下記の写真の花は、三宅先生がお亡くなりになった年の前のお正月に神社にご一緒に参拝後、
私の家にお寄りになった三宅ご夫妻がくださったお花で、今日も元気に咲いています。
マジックチャームという名の花で、「永遠の約束」と登録番号書に書かれています。
三宅先生が日本の為に尽力されたことを「永遠」に忘れません。
毎年、この時期に3本の枝に大きな花を咲かせます。とてもよい香りです。
ガラケーで撮影したものですが、ご披露させていただきます。
そして本日、明るいニュースがありました。
コロナのワクチンのことです。
英オックスフォード大、新型コロナワクチンの治験開始
英オックスフォード大学の研究チームが23日、新型コロナウイルスのワクチン候補を使った臨床試験を開始した。ワクチンの有効性や副作用の有無を調べる。オックスフォードで2日撮影(2020年 ロイター/SEAN ELIAS)
(ロイター)
新型コロナワクチンを巡っては世界中で100種程度の候補が開発中で、少なくとも5例の治験が行われている。ドイツ当局は22日、バイオ医薬ベンチャーのビオンテック<22UAy.F>が開発する新型コロナワクチンの治験を認可した。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20200424000
★ 杉山平一氏・・・日本の詩人、映画評論家、帝塚山学院大学名誉教授。
福島県生まれ。北野中学、松江高校を経て東京帝国大学美学美術史学科卒業。在学中三好達治に認められ『四季』に参加、同人となる。卒業後織田作之助らと『大阪文学』を創刊。1941年第2回中原中也賞(現在の同名の賞とは異なる)、1943年『夜学生』で文芸汎論詩集賞受賞。1987年大阪芸術賞受賞、2003年『戦後関西詩壇回想』で小野十三郎賞特別賞受賞。2012年、詩集『希望』で第30回現代詩人賞受賞。その他大阪府知事賞、兵庫県文化賞など。
戦後は映画評論で活躍、『映画芸術』『映画評論』に多く寄稿。1966年帝塚山学院短期大学教授。1976年10月 大阪シナリオ学校 校長に就任。1985年定年、名誉教授。関西詩人協会の設立に関わる、関西詩人協会会長、四季派学会会長、現代詩人会会長を歴任した。
2012年5月19日に肺炎のため死去。97歳没[1]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%B1%B1%E5%B9%B3%E4%B8%80
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