今度立候補するという石平氏にあきれています。「なんじゃ、これ???」って。
彼は自分が生まれ育った国の「文化・芸術」まで貶める・・・「天安門事件」を引き起こした中国共産党政権を批判するのは理解できる。しかし世界的な文化や芸術までをここまで叩くか???
これ以上、書く気がしませんので、著者の言葉などをUPしました。
以下はアマゾンからの本の宣伝です。
本の紹介
なんとあの孔子も嘘を奨励していた!
嘘ぬきには中国の歴史も社会も語ることはできない。「元中国人」の筆者だから書けた中国の恐ろしい真実。
「虚言」こそ中国人であることの本質だ。儒教の聖典ともいうべき論語では、「避諱」(恥となることを隠す)が美徳であり、そのため国家、偉人、トップの過失は決して暴いてはいけないこととされる。だから中国史は嘘だらけが当たり前。孔子の編纂した尚書自体が2000年前から偽書が作られ、清末には「厚黒学」まで著され、儒教が述べる成功法則は「腹黒さ」だと説いた。中国・韓国のような儒教国家で、なぜ嘘が氾濫し、約束が簡単に反故にされるのか? 日本人には理解できない彼らの虚言の歴史を解き明かす。
[本書の主な内容]
・中国共産党という史上最大の嘘集団
・中国の虚言史の根本にある「易姓革命」
・現在の中国まで続く「天命論」の欺瞞
・旧友を騙すのも中国の常套手段
・中国では愚か者は「騙されて当然」
・嘘には嘘で対抗するのが鉄則
・いちばん親しい者こそ最大の敵となる「人間不信社会」
・中国では建国も亡国も嘘から始まる
・ペテン師だけが英雄になれる
・「裏切り」「約束を守らない」は中華の宿痾
習近平と袁紹、トランプと曹操、劉備と日本人――生き残るのは誰だ?
「 トランプは現代の曹操 」「 習近平は袁紹と同じ敗北の道を歩むか? 」「 仁義を貫く劉備と日本人の共通点 」。
本書は魏・呉・蜀の盛衰を記した『三国志』を、リーダーシップに着目して読み解く一冊である。中国評論で名高い著者は、われわれが生きる二十一世紀を「 乱世 」と見る。傑物たちがしのぎを削り、死も惜しまないやりとりを重ねた時代、リーダーの感情や判断一つで多くの人が命を落とし、救われた。すべては指導者の大局観しだいであり、現代の民主主義国でリーダーを選ぶのは一般国民である。「 曹操や劉備、孫権や袁紹、司馬懿や司馬昭など、三国時代は英雄輩出の時代である。彼らの大いなる成功と失敗、難局や間一髪の危機に直面したときの判断と対応は、私たちにリーダー、リーダーシップとは何かについて教えている 」。さらにトランプ大統領や習近平主席、金正恩委員長を三国時代の英傑と重ねて論じた分析は、多くの読者を驚愕、納得させるだろう。
目次
序章 日本は地球規模の「 大乱世 」にある
第1章 曹操とトランプ──「 悪の論理 」が善になるとき
第2章 劉備と日本人──なぜ仁義を貫くのか
第3章 乱世にこそ求められる「 温情 」と「 度量 」
第4章 袁紹と習近平に見る「 失敗するリーダーシップ 」
目次
序章 日本は地球規模の「 大乱世 」にある
第1章 曹操とトランプ──「 悪の論理 」が善になるとき
第2章 劉備と日本人──なぜ仁義を貫くのか
第3章 乱世にこそ求められる「 温情 」と「 度量 」
第4章 袁紹と習近平に見る「 失敗するリーダーシップ 」
読者のレビューより・・・新解釈というだけあり、斬新なことが書いてあり面白いですが、従来の説の反対を言っているだけとも取れます。
(レビューを書いた人も驚いているようだ・・・)
最も面白いのは劉備の息子、劉禅について書いてあるところです。三国志の皇帝の中で40年間と圧倒的に長期政権を築き、孔明死後も長く国を平和に保ったことにより結果的にはですが、大変な名君だったとしています。「三国志演義」では最後に魏にあっさり降伏し、魏で豪勢な暮らしをしたことで批判されていますが、どうせ負けるのだから余力を残して降伏し、魏に恩を売ったほうが得というのは十分頷けます。実際彼だけでなく、彼の臣下と人民も利益を得ています。
え?あのできそこないの「劉禅」を「大変な名君」だって???
敵国に降伏した後の楽しい元君主「劉禅」は家来も悔し泣きをした。
ブログ主・・・私は吉川英治氏が戦時中も続けて書いた「三国志」の全集を持っている。
>三国志は、新聞連載小説として中外商業新報(現・日本経済新聞)などで昭和14年(1939年)8月26日付にスタートした。連載中、太平洋戦争(大東亜戦争)が勃発したが、連載は続けられ、吉川は連載中の昭和17年(1942年)には三度目の訪中で華南地方を旅行している。昭和18年(1943年)9月5日付で連載が終了した。
また、それまでは悪者として捉えられていた曹操を人間的な魅力を増して描き、単なる敵役ではない人物としての存在感を与えた[5]。本作における曹操は、関羽や趙雲など優れた才を持つ武将を思慕し、痛烈な敗戦に焦慮する一方、詩情鮮やかに賦を詠む、実に豊かな人間性を持った人物として描かれている。篇外余録でを下している。(WIKI)
それから、オペラに没頭していた私は、中国の歴史や物語・漢詩に夢中になった。
ローマの歴史と共通した古代の歴史の威容が感じられる。
「天安門事件」で祖国中国に別れを告げ、日本に帰化された石平氏だが、私個人は石平氏の考えに賛同できない。芸術を侮蔑しながら政治を主張する道具にするのは、違うんじゃないかと思う。
曹操とトランプが一線上に並ぶことはありえない。
英雄は英雄を知る。曹操はとらわれの政敵劉備を尊重する。
私が尊敬している友人から曹操の次の言葉が送られてきました。
ありうべき英雄とは
胸踊る大志を抱き
溢れんばかりの良策を持ち
森羅万象のすべてを知り
心に雄大な宇宙を持つ者
三国志(曹操と劉備)英雄を語る・・・これは新版です。
曹操は人材を求めて大変謙虚に振舞った。(下記の文はWIKIより)
「今、天下尚お未だ定まらず、此れ特に賢を求むるの急時なり」[8]「唯だ才あらば是れ挙げよ」[9]と述べて、家柄や品行に関係なく才能ある人材を抜擢するとした[10]「求賢令」(210年、赤壁の戦いの2年後)と同時期とみるのが有力である[8]。後漢末の動乱から三国鼎立へ向かう情勢のなか、劉備が三顧の礼をとってまでして諸葛亮を幕下へ迎えたように、曹操もまだまだ人材獲得に腐心せねばならない時期であった。
(身内を取り込むトランプとは違う)
ネットを見ているとトランプを持ち上げる人が多いが、三宅先生はかつてクリントン夫人とトランプとの大統領選を「最低と最悪の戦い」と言われた。どちらが最低でどちらが最悪が、それは読者の方々の受け取り方次第だ。
ブログのティールーム
本日はイタリアの偉大なヴェルディ歌手、カップッチッリの極めつけでヴェルディ「アッティラ」から<最後のローマ人>のくだりをお聴きください。
ヨーロッパを占領した超強敵の覇王アッティラを撃退し、ローマを護る決意をする名場面です。
熱狂したイタリアの聴衆の歓声と大拍手を!!
Piero Cappuccilli Attila b-flat
歌詞
すでに決まったことだ。戦いの準備は出来ている。
私は倒れることがあっても強者として倒れ、名は残ることだろう。
この愛する祖国が分割されるのを見ることはない。
イタリアのすべてが「最後のローマ人」として悲嘆にくれるであろう。
現在、ミラノスカラでヴェルディ「アッティラ」を上演した時、英雄エツイオの役のバリトンに満足せず、かつて1970年代から80年代に聴いたカップッチッリを忘れられず「カップッチッリを出せ!!」とブーイングが響いたという。もうカップッチッリは既に亡くなっているのに・・・。
南イタリアのオレンジサラダ